2008年 11月 01日
幸か不幸か |
「経済危機最優先」ということで、総選挙の見通しが分からなくなってきた。福田康夫首相が政権を放り出した段階では、臨時国会冒頭の可能性が強かった。思惑が外れ、自民党が期待した「ベストシナリオ」(9月の「捨身作戦」参照)は崩れ去ってしまった。
計算が狂ったのは、一つには麻生太郎政権発足時の支持率が想定したより伸びなかったことが挙げられる。もう一つは、リーマンブラザーズ破綻の余波が余りにも大きかったことだ。麻生首相はこれを逆手に取って総選挙の実施時期の先延ばしを決めた。
これまでも何度も指摘したように、自民党にとっては総選挙は失うものばかりだ。単独過半数が確保できれば上出来で、一つ間違えば政権を失う。票読みに余程自身がなければ、解散に打って出ることはできない。
ワガハイは、来年度予算が成立した後になるのではないかと推測している。その段階では、新経済対策の効果が多少なりとも現れて、与党に対する風向きも少しは変わって来るのではないかと見ているためだ。
総選挙の時期が延びたことで、野党は対決姿勢を鮮明にしてきている。来年度予算の審議過程でも何が起こるか分からない。ハップニング解散の可能性も否定できない。麻生首相が早めの総選挙を決断するとすれば、民主党が予算審議や政策論議に激しく抵抗してきたタイミングを捉えることになろう。
与党は、経済危機を「人質」に世論に政策の正当性を訴えて、支持率の上昇を図らなければならない。支持率は、メディアの調査では当てにならない。自民党独自の調査で勝てる確信が得られなければ、敢えて解散に踏み切ることはしない。次の焦点は、通常国会の予算委員会のやり取りに移ったようだ。
計算が狂ったのは、一つには麻生太郎政権発足時の支持率が想定したより伸びなかったことが挙げられる。もう一つは、リーマンブラザーズ破綻の余波が余りにも大きかったことだ。麻生首相はこれを逆手に取って総選挙の実施時期の先延ばしを決めた。
これまでも何度も指摘したように、自民党にとっては総選挙は失うものばかりだ。単独過半数が確保できれば上出来で、一つ間違えば政権を失う。票読みに余程自身がなければ、解散に打って出ることはできない。
ワガハイは、来年度予算が成立した後になるのではないかと推測している。その段階では、新経済対策の効果が多少なりとも現れて、与党に対する風向きも少しは変わって来るのではないかと見ているためだ。
総選挙の時期が延びたことで、野党は対決姿勢を鮮明にしてきている。来年度予算の審議過程でも何が起こるか分からない。ハップニング解散の可能性も否定できない。麻生首相が早めの総選挙を決断するとすれば、民主党が予算審議や政策論議に激しく抵抗してきたタイミングを捉えることになろう。
与党は、経済危機を「人質」に世論に政策の正当性を訴えて、支持率の上昇を図らなければならない。支持率は、メディアの調査では当てにならない。自民党独自の調査で勝てる確信が得られなければ、敢えて解散に踏み切ることはしない。次の焦点は、通常国会の予算委員会のやり取りに移ったようだ。
by everyoung
| 2008-11-01 22:22
| 言いたい放題
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