2009年 02月 20日
取り違え |
後輩がヨーロッパのある国に滞在していた頃、商社の駐在員の奥さんが突然「黒い赤ん坊」を生み、大騒ぎになったことがあった。この夫婦は日本人で、普通なら黒人や青目、金髪の子供が生まれることはない。奥さんが、ダンナに内緒で黒人が生まれるようなことをしたらしい。その後、事実が判明。夫婦は離婚した。
たまたまひと目でわかるような肌の色だったから、「怪しい」ということになった。もし、日本人のような肌や顔つきだったら、ダンナは自分の子として育てていたかもしれない。女は自分で腹を痛めて生むので、自分の子であることは確実だ。男の側は、何となく顔や性格が似ていることぐらいでしか判断できない。仮に子供が隣りのダンナに似ていても、それは「偶然」として受け入れるしかない。DNAを調べて、親子関係を確認するようなケースは希だ。
昔、西日本の地域では「夜ばい」の風習があった。一人の独身女に複数の男が通い、「試運転」の後に結婚相手を決める制度だ。子供が生まれれば、父親の任命権は母親側にある。本当の父親は違っていても、女は気に入った男をダンナとして決めることができた。社会もそれを認め、「村の子」として育てていたようだ。
香川県立病院で、受精卵を他人のモノと取り違える事件があった。不妊治療として女性から卵子を取り出し、男性の精子とシャーレーの中で「まぜまぜ」。受精した後、再び子宮に戻し、子を生むようにする方法だ。卵子は、外科的な処置で取り出すだろうが、精子はどうやって採取するだろうか。まさか検尿や検便のように一人で出すのではないだろう。
以前、これが仲間で話題になったことがある。看護師がケツの穴に手を入れ、「ツボ」を押さえると「ぴゅっ」と精液が飛び出し、これを試験管に採取するという方法をとっているとか。あるいは別な方法で、看護師が「お手伝い」してくれるのかもしれない。普通の出し方とは違うようだが、確認していないので、本当かどうかはわからない。
懐妊過程に第三者の手が加わると、女性であっても「自分の子」であるかどうか確かめるのが難しくなってきた。生むのは自分であっても「別物」の元が入り込む余地が生じるからだ。男性だって同じだ。「まぜまぜ」の作業中には、卵子だけでなく、精子も取り違える危険性が大いにあるのだ。機会の部品を取り違えるのとは訳が違う。科学の進歩で、ややこしい世の中になってきた。生まれる子供も大変だ。
たまたまひと目でわかるような肌の色だったから、「怪しい」ということになった。もし、日本人のような肌や顔つきだったら、ダンナは自分の子として育てていたかもしれない。女は自分で腹を痛めて生むので、自分の子であることは確実だ。男の側は、何となく顔や性格が似ていることぐらいでしか判断できない。仮に子供が隣りのダンナに似ていても、それは「偶然」として受け入れるしかない。DNAを調べて、親子関係を確認するようなケースは希だ。
昔、西日本の地域では「夜ばい」の風習があった。一人の独身女に複数の男が通い、「試運転」の後に結婚相手を決める制度だ。子供が生まれれば、父親の任命権は母親側にある。本当の父親は違っていても、女は気に入った男をダンナとして決めることができた。社会もそれを認め、「村の子」として育てていたようだ。
香川県立病院で、受精卵を他人のモノと取り違える事件があった。不妊治療として女性から卵子を取り出し、男性の精子とシャーレーの中で「まぜまぜ」。受精した後、再び子宮に戻し、子を生むようにする方法だ。卵子は、外科的な処置で取り出すだろうが、精子はどうやって採取するだろうか。まさか検尿や検便のように一人で出すのではないだろう。
以前、これが仲間で話題になったことがある。看護師がケツの穴に手を入れ、「ツボ」を押さえると「ぴゅっ」と精液が飛び出し、これを試験管に採取するという方法をとっているとか。あるいは別な方法で、看護師が「お手伝い」してくれるのかもしれない。普通の出し方とは違うようだが、確認していないので、本当かどうかはわからない。
懐妊過程に第三者の手が加わると、女性であっても「自分の子」であるかどうか確かめるのが難しくなってきた。生むのは自分であっても「別物」の元が入り込む余地が生じるからだ。男性だって同じだ。「まぜまぜ」の作業中には、卵子だけでなく、精子も取り違える危険性が大いにあるのだ。機会の部品を取り違えるのとは訳が違う。科学の進歩で、ややこしい世の中になってきた。生まれる子供も大変だ。
by everyoung
| 2009-02-20 12:01
| 言いたい放題
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