2009年 05月 02日
省エネ対応 |
数日前、路上で初めてホンダのハイブリッドカーである「インサイト」が走っているのを見た。発表したのが記憶に新しいので、「もう、乗っている人がいるのか」、とびっくりした。後ろから見ただけだが、トヨタの「プリウス」に感じが似ていた。
最近、「プリウス」をよく見掛ける。急に増えたような気がする。「プリウス」も新型車を発表、「インサイト」と市場獲得競争を展開している。高速道路でETCを搭載してないとバカらしくて乗れないのと同様に、これからは、ハイブリッドが乗用車の主流になるような気がする。
「プリウスが」目立って来たのは、ガソリン価格の影響が大きい。今、路上を走っているのは、恐らくガソリンが高騰した時期に手に入れた人たちではないか、と推測する。幸いにも、昨年秋からガソリンの値段は急速に低下。現時点では、レギュラーがリッター当たり110円前後だ。この値段が今後も続くようなら燃料費の負担は軽減され、ハイブリッドの恩恵は限定的になるかもしれない。
ガソリン価格は今、低位安定状態にあるが、景気が回復すれば反騰する可能性はある。日本の経済構造は石油に依存している割合が極めて高い。一時的な現象で価格が下げても、根本的に「脱石油」社会を目指さなければ、いつまでも産油国に振り回される運命にある。
かつて、ドルの対円相場が急騰した時期に、輸出企業は徹底的な構造改善を図った。その結果、多少の「円高」でも耐えうる体質が出来上がった。今回の「円高」局面でも学習効果を発揮し、ある程度の為替変動なら吸収可能な計画が策定できるようになった。
同様に、ガソリン価格が跳ね上がったのを、世間は一度見てしまった。再びそうなるかもしれない恐れがある。ガソリン価格の高留りを前提に、対応を考えざるを得なくなった。ガソリン離れや省エネ製品の開発の流れは、今後も変わることはないだろう。社会は、激変がないと真剣になれないのだ。
米国のクライスラーは、最終的に自主再建を断念した。破産法の適用を申請、政府の援助を受けながら生き残りの方策を探ることになる。ガソリンをバラまくような車ばかり造っているからそうなるのだ。イタリアのフィアットと提携して小型車などにも乗り出すようだが、いばらの道だ。(09−4月「タナボタ」参照)
最近、「プリウス」をよく見掛ける。急に増えたような気がする。「プリウス」も新型車を発表、「インサイト」と市場獲得競争を展開している。高速道路でETCを搭載してないとバカらしくて乗れないのと同様に、これからは、ハイブリッドが乗用車の主流になるような気がする。
「プリウスが」目立って来たのは、ガソリン価格の影響が大きい。今、路上を走っているのは、恐らくガソリンが高騰した時期に手に入れた人たちではないか、と推測する。幸いにも、昨年秋からガソリンの値段は急速に低下。現時点では、レギュラーがリッター当たり110円前後だ。この値段が今後も続くようなら燃料費の負担は軽減され、ハイブリッドの恩恵は限定的になるかもしれない。
ガソリン価格は今、低位安定状態にあるが、景気が回復すれば反騰する可能性はある。日本の経済構造は石油に依存している割合が極めて高い。一時的な現象で価格が下げても、根本的に「脱石油」社会を目指さなければ、いつまでも産油国に振り回される運命にある。
かつて、ドルの対円相場が急騰した時期に、輸出企業は徹底的な構造改善を図った。その結果、多少の「円高」でも耐えうる体質が出来上がった。今回の「円高」局面でも学習効果を発揮し、ある程度の為替変動なら吸収可能な計画が策定できるようになった。
同様に、ガソリン価格が跳ね上がったのを、世間は一度見てしまった。再びそうなるかもしれない恐れがある。ガソリン価格の高留りを前提に、対応を考えざるを得なくなった。ガソリン離れや省エネ製品の開発の流れは、今後も変わることはないだろう。社会は、激変がないと真剣になれないのだ。
米国のクライスラーは、最終的に自主再建を断念した。破産法の適用を申請、政府の援助を受けながら生き残りの方策を探ることになる。ガソリンをバラまくような車ばかり造っているからそうなるのだ。イタリアのフィアットと提携して小型車などにも乗り出すようだが、いばらの道だ。(09−4月「タナボタ」参照)
by everyoung
| 2009-05-02 20:33
| 言いたい放題
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