2009年 11月 06日
好き嫌い |
CSテレビの経済番組でキャスターが、「ヤンキースが勝つとニューヨークの株価が上がる」と述べていた。実際、ヤンキースのワールドシリーズ制覇を受けて、ダウは200ドル以上跳ね上がった。野球と株価に因果関係があるわけではないが、それだけ試合結果が市民に注目されていたということだ。
シリーズを通して活躍したのは松井秀喜だ。優勝を決めた4日もホームランを含む6打点を挙げ、最優秀選手(MVP)に選ばれた。日本人としては初の栄誉であり、同朋として喜ばしいことだ。松井は、手首の骨折に続き、膝の手術で苦しんだが、よくぞここまで頑張ったものだ。
少し前には、イチローが注目された。数々の記録を樹立、大リーガーとして不動の地位を確立したからだ。イチローは、所属チームが弱小で、ワールドシリーズでの活躍場面はないが、個人としての記録は大したものだ。歴史に名を残すような選手は、「ここぞ」という場面で強烈な印象を与える素質がある。
イチローは、WBC戦の土壇場で決勝ヒットを放った。この1発で、それまでの不振を帳消しにした。松井は、シーズン中の成績にはやや不満が残るが、最後に存在感を示した。いずれもヒーローとしての素質を備えている証であろう。
ワガハイは、イチローがあまり好きではない。野球選手としては一流だ。これは何人も否定はできない。好きではない主な理由は、オリックス時代にファンやメディアに対する不遜な態度を示したことを何度も目撃したからだ。プロの選手は、プレーヤーとしての能力が高いばかりではダメだ。プレーヤーとメディアとファンは、持ちつ持たれるの関係にある。三者はバランスが取れていなければならない。単独では存在し得ないことを承知しておくべきだ。
松井を評価するのは、三者の関係をよく理解していることだ。選手には好不調がある。調子の悪い時や怪我で苦しんでいる時などは、不機嫌になる傾向がある。松井にはそれがない。いつでも、メディアやファンにきちっと対応している。これがプロの本来の姿であろう。
もう一つは、イチローがコツコツ当てるミート中心の打撃に対し、松井は豪快なスイングが売り物のスラッガーであることだ。イチローの打撃方法を、大リーガーがマネすることができない。松井の打撃は、大リーガーでは普通だ。普通の中で目立った活躍ができることに偉大さがある。松井の活躍が、ことさら嬉しいのはそのためだ。これは単に好きか嫌いかの問題だ。
シリーズを通して活躍したのは松井秀喜だ。優勝を決めた4日もホームランを含む6打点を挙げ、最優秀選手(MVP)に選ばれた。日本人としては初の栄誉であり、同朋として喜ばしいことだ。松井は、手首の骨折に続き、膝の手術で苦しんだが、よくぞここまで頑張ったものだ。
少し前には、イチローが注目された。数々の記録を樹立、大リーガーとして不動の地位を確立したからだ。イチローは、所属チームが弱小で、ワールドシリーズでの活躍場面はないが、個人としての記録は大したものだ。歴史に名を残すような選手は、「ここぞ」という場面で強烈な印象を与える素質がある。
イチローは、WBC戦の土壇場で決勝ヒットを放った。この1発で、それまでの不振を帳消しにした。松井は、シーズン中の成績にはやや不満が残るが、最後に存在感を示した。いずれもヒーローとしての素質を備えている証であろう。
ワガハイは、イチローがあまり好きではない。野球選手としては一流だ。これは何人も否定はできない。好きではない主な理由は、オリックス時代にファンやメディアに対する不遜な態度を示したことを何度も目撃したからだ。プロの選手は、プレーヤーとしての能力が高いばかりではダメだ。プレーヤーとメディアとファンは、持ちつ持たれるの関係にある。三者はバランスが取れていなければならない。単独では存在し得ないことを承知しておくべきだ。
松井を評価するのは、三者の関係をよく理解していることだ。選手には好不調がある。調子の悪い時や怪我で苦しんでいる時などは、不機嫌になる傾向がある。松井にはそれがない。いつでも、メディアやファンにきちっと対応している。これがプロの本来の姿であろう。
もう一つは、イチローがコツコツ当てるミート中心の打撃に対し、松井は豪快なスイングが売り物のスラッガーであることだ。イチローの打撃方法を、大リーガーがマネすることができない。松井の打撃は、大リーガーでは普通だ。普通の中で目立った活躍ができることに偉大さがある。松井の活躍が、ことさら嬉しいのはそのためだ。これは単に好きか嫌いかの問題だ。
by everyoung
| 2009-11-06 19:14
| 言いたい放題
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