2009年 12月 20日
ビデオ派 |
10年ぐらい前に、長年愛用していた35ミリの一眼レフカメラが壊れた。これを機に撮影は動画にしようと決め、当時出たてのデジタルビデオを買った。その後、訳あって再びカメラを買った。現在手元にあるのは、このビデオのほか、中判カメラ2台と一眼レフのデジタルカメラだ。遊びに行く時は、これらを使い分けしている。
ビデオとカメラは、それぞれ一長一短がある。動くものはビデオの方がよい。風景などは中判のフィルムカメラの方が味が出る。デジカメは経済的で後処理が簡単だ。いずれも捨て難いが、最近のモデルでは、ビデオからの静止画切り出しもかなりの画質できるようになった。
先日、ボクシングのバンタム級WBC世界戦で、長谷川穂積がアルバロ・ベレスを4回TKOで下し、チャンピオンを防衛した。ワガハイはテレビ中継を見ていたが、アッという間にペレスが倒れていた。後でスローモーションで再放映していたが、長谷川は、左カウンターからさらに左を連打して仕留めていた。打たれた瞬間のペレスの歪んだ顔の表情までよく映っていた。さすがビデオだ。
翌日の新聞のスポーツ欄やネット画面には、ロクな写真が載っていなかった。朝日や毎日、産経などは倒れた4回ではなく、別の回の写真で誤摩化していた。試合の後援をしている読売でさえ、打った瞬間は捉えていなかった。新聞を全部見た分けではないので、中にはいいショットもあったかもしれないが、総じてお粗末過ぎる。こんな写真しか撮れないようでは、カメラマンはクビだ。
シャッターチャンスを逃したら、スポーツカメラマンとはいえない。連写モードで撮っているだろうが、追いついていない。写真は、どこでどういうタイミングで何をどういう風に撮るかが勝負どころである。カメラマンの腕は、それで評価されると言っても過言ではない。
ワガハイは、どんな名人が写真を撮っても、瞬間を捉える技はビデオに叶わないとみている。ビデオは秒30コマを撮影する。カメラ連写スピードとは桁違いである。たまたまカメラマンが瞬間を捉えたとしても、ビデオの1コマに過ぎない。スポーツのような動きの激しい被写体に対しては、カメラよりはビデオの方が圧倒的に威力がある。
一般にカメラマンはそれを是としないが、愚かなことだ。長谷川のTKO場面を見るまでもない。問題は画質だ。一昔前は、動画から静止画を切り出しした場合は、ブレたりボケたりして「商品」にはなりしくいものが大半だった。今では、200〜300万画素は普通で、ビデオによっては600〜700万画素の高品質の画像を切り出すことも可能だ。ビデオは常時連続撮影しているので、気にいったショットを選びだせばよい。新聞やネットに使う程度の写真としては十分過ぎるぐらいの品質である。
リングの場合は、四つのコーナーにビデオを配置して動きを追えば万全だ。実際には、一社が何台ものビデオを現場に据え置くのは困難だ。指定された場所で構えているのが普通だ。運悪く場面が逆方向になっても、カメラよりはマシだ。肝心のノックダウンのパンチが映せないないようでは、スポーツ取材においては、カメラをビデオに持ち替えた方がよい。
ビデオとカメラは、それぞれ一長一短がある。動くものはビデオの方がよい。風景などは中判のフィルムカメラの方が味が出る。デジカメは経済的で後処理が簡単だ。いずれも捨て難いが、最近のモデルでは、ビデオからの静止画切り出しもかなりの画質できるようになった。
先日、ボクシングのバンタム級WBC世界戦で、長谷川穂積がアルバロ・ベレスを4回TKOで下し、チャンピオンを防衛した。ワガハイはテレビ中継を見ていたが、アッという間にペレスが倒れていた。後でスローモーションで再放映していたが、長谷川は、左カウンターからさらに左を連打して仕留めていた。打たれた瞬間のペレスの歪んだ顔の表情までよく映っていた。さすがビデオだ。
翌日の新聞のスポーツ欄やネット画面には、ロクな写真が載っていなかった。朝日や毎日、産経などは倒れた4回ではなく、別の回の写真で誤摩化していた。試合の後援をしている読売でさえ、打った瞬間は捉えていなかった。新聞を全部見た分けではないので、中にはいいショットもあったかもしれないが、総じてお粗末過ぎる。こんな写真しか撮れないようでは、カメラマンはクビだ。
シャッターチャンスを逃したら、スポーツカメラマンとはいえない。連写モードで撮っているだろうが、追いついていない。写真は、どこでどういうタイミングで何をどういう風に撮るかが勝負どころである。カメラマンの腕は、それで評価されると言っても過言ではない。
ワガハイは、どんな名人が写真を撮っても、瞬間を捉える技はビデオに叶わないとみている。ビデオは秒30コマを撮影する。カメラ連写スピードとは桁違いである。たまたまカメラマンが瞬間を捉えたとしても、ビデオの1コマに過ぎない。スポーツのような動きの激しい被写体に対しては、カメラよりはビデオの方が圧倒的に威力がある。
一般にカメラマンはそれを是としないが、愚かなことだ。長谷川のTKO場面を見るまでもない。問題は画質だ。一昔前は、動画から静止画を切り出しした場合は、ブレたりボケたりして「商品」にはなりしくいものが大半だった。今では、200〜300万画素は普通で、ビデオによっては600〜700万画素の高品質の画像を切り出すことも可能だ。ビデオは常時連続撮影しているので、気にいったショットを選びだせばよい。新聞やネットに使う程度の写真としては十分過ぎるぐらいの品質である。
リングの場合は、四つのコーナーにビデオを配置して動きを追えば万全だ。実際には、一社が何台ものビデオを現場に据え置くのは困難だ。指定された場所で構えているのが普通だ。運悪く場面が逆方向になっても、カメラよりはマシだ。肝心のノックダウンのパンチが映せないないようでは、スポーツ取材においては、カメラをビデオに持ち替えた方がよい。
by everyoung
| 2009-12-20 19:27
| 言いたい放題
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