2010年 06月 01日
遅きに失す |
民主党が、この場に及んで総理のクビをすげ替えるかどうかでモメている。今さら入れ替えても、あまり意味がない。このまま参院選に突入して惨敗した方がよい。過去何度も指摘してきたが、民主党にとって、鳩山氏だけでなく、小沢一郎幹事長や菅直人副首相・財務相も不要な人材だ。行く所まで行けばすっきりする。敗北を機会に一気に若返りを図り、出直した方がよいだろう。
今回の騒ぎの発端は、社民党の福島瑞穂党首だ。「左巻き」の一つ覚えで「辺野古」にこだわった。党としては政権に恋々とする向きもあったが、福島氏は自説を曲げず、大臣を罷免された。党首のクビが飛んだため、結局連立も離脱せざるを得なかった。
福島氏は、自民党などが検討している首相に対する不信任決議案について、「反対できない」と述べている。政府の方針に逆らってクビになったものが、不信任の否決に回るのはおかしな話だ。提出されれば、賛成するのは当たり前だ。
社民党は政権政党にいながら、その責任を果たして来なかった。福島氏が「辺野古」に反対するなら、後はどうするのかの答えを用意して、閣内で論議すべできある。それもしないで、外野で騒いだだけであった。社民党が「国外」を望むなら、グアムでもテニアンでも党首自らが出向き、地元住民や米国政府を説得しなければならない。対案もないまま、ただ「反対」を叫ぶだけでは、政権の一角にいる資格がない。
社民党の国家安全保障についての考え方は、書生論の域を出ない。民主党は内部がバラバラで、国家安全保障についての基本的な考え方が明確でない。外交も国防も、行き当たりばったりで対応している。沖縄の基地負担は深刻な問題である。如何に軟着陸させながら軽減を図って行くかが課題だ。前政権案は、沖縄や米国との長い交渉の末決まったものだ。これを短期間で変えるのは至難の技だ。思い入れや、情感だけで決めることはできない。
外交や国防について、民主党と社民党の考え方には、もともと相容れないものがある。水と油を混ぜたような政権をつくるから挫折するのだ。始めから分かっていたことだ。鳩山首相は、土壇場で漸く社民党と決別したが、遅きに失した感がある。
今回の騒ぎの発端は、社民党の福島瑞穂党首だ。「左巻き」の一つ覚えで「辺野古」にこだわった。党としては政権に恋々とする向きもあったが、福島氏は自説を曲げず、大臣を罷免された。党首のクビが飛んだため、結局連立も離脱せざるを得なかった。
福島氏は、自民党などが検討している首相に対する不信任決議案について、「反対できない」と述べている。政府の方針に逆らってクビになったものが、不信任の否決に回るのはおかしな話だ。提出されれば、賛成するのは当たり前だ。
社民党は政権政党にいながら、その責任を果たして来なかった。福島氏が「辺野古」に反対するなら、後はどうするのかの答えを用意して、閣内で論議すべできある。それもしないで、外野で騒いだだけであった。社民党が「国外」を望むなら、グアムでもテニアンでも党首自らが出向き、地元住民や米国政府を説得しなければならない。対案もないまま、ただ「反対」を叫ぶだけでは、政権の一角にいる資格がない。
社民党の国家安全保障についての考え方は、書生論の域を出ない。民主党は内部がバラバラで、国家安全保障についての基本的な考え方が明確でない。外交も国防も、行き当たりばったりで対応している。沖縄の基地負担は深刻な問題である。如何に軟着陸させながら軽減を図って行くかが課題だ。前政権案は、沖縄や米国との長い交渉の末決まったものだ。これを短期間で変えるのは至難の技だ。思い入れや、情感だけで決めることはできない。
外交や国防について、民主党と社民党の考え方には、もともと相容れないものがある。水と油を混ぜたような政権をつくるから挫折するのだ。始めから分かっていたことだ。鳩山首相は、土壇場で漸く社民党と決別したが、遅きに失した感がある。
by everyoung
| 2010-06-01 22:26
| 言いたい放題
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