2010年 06月 08日
若返り歓迎 |
民主党は、党役員人事に続き新閣僚を確定。きょう、正式に菅直人体制がスタートする。党の中枢に若手を登用したのが特徴。内閣では「選挙管理」的性格が強いため、大部分は再任か昇格に留めた。注目したいのは、仙谷由人官房長官だ。前任者が「凡人」だったこともあり、今後どう新内閣を仕切っていくかが焦点となる。
党の要の幹事長には枝野幸男氏が最終的に決まった。内部で異論もあったが、菅氏が押し切ったようだ。復活する政調会長には、玄葉光一郎氏を起用。両氏とも46歳の若手で、民主党の将来を担う人材だ。国会対策委員長には、代表選に出馬した樽床伸二氏(50歳)、幹事長代理には細野豪志氏(38歳)、選挙対策委員長には安住淳(48歳)が就いた。一部に「化石」のような人種もいるが、概ね新鮮味を感じる陣容だ。
内閣の調整役となる仙谷由人氏は、菅氏とは長年徒党を組んだ中で、決まってみれば「なるほど」と頷ける。官房長官は政府のスポークスマンであり、この機能が内閣運営の決め手となる。仙谷氏は、若手ではないが、言動は比較的真っ当で、手腕には評価するものがある。仙谷氏は、元全共闘の活動家で、弁護士、社会党を経て今日に至った。弁護士時代には社民党の福島瑞穂氏を机を並べた仲だ。仙谷氏の過去は「左巻き」人生だが、どこかで、「改心」したのかもしれない。
菅新内閣に対するメディアの直近の世論調査では、支持率が大幅に回復したことを示している。菅氏自身の評価というより、小沢体制との決別を評価したものだ。これがいつまで続くかは、菅氏が難問山積の課題にどう取り組むかに掛かっている。体制が変わっても、政策環境は以前と同様だからだ。
次の焦点は、国会の会期を延長するかどうかだ。民主党内部でも、参院改選組を中心に延長反対の動きがある。先延ばしになれば、国会運営でマイナス面が助長されるほか、せっかくの新内閣に対する「ご祝儀」人気も、色褪せる可能性もある。ゼニの問題も大変だ。延びれば選挙活動費が持たないという懐事情もある。
菅氏は、早々と連立パートナーの国民新党と郵政法案の成立を約束した。先の衆院では、わずか1日、6時間にも満たない審議で強硬採決した。残された会期では、参院でもかなり荒っぽい対応をしなければならない。仮に会期を延長すれば、野党は予算委員会を要求。再び「政治とカネ」「普天間」に火が点きかねない。管氏にとって最初の試金石となろう。
党の要の幹事長には枝野幸男氏が最終的に決まった。内部で異論もあったが、菅氏が押し切ったようだ。復活する政調会長には、玄葉光一郎氏を起用。両氏とも46歳の若手で、民主党の将来を担う人材だ。国会対策委員長には、代表選に出馬した樽床伸二氏(50歳)、幹事長代理には細野豪志氏(38歳)、選挙対策委員長には安住淳(48歳)が就いた。一部に「化石」のような人種もいるが、概ね新鮮味を感じる陣容だ。
内閣の調整役となる仙谷由人氏は、菅氏とは長年徒党を組んだ中で、決まってみれば「なるほど」と頷ける。官房長官は政府のスポークスマンであり、この機能が内閣運営の決め手となる。仙谷氏は、若手ではないが、言動は比較的真っ当で、手腕には評価するものがある。仙谷氏は、元全共闘の活動家で、弁護士、社会党を経て今日に至った。弁護士時代には社民党の福島瑞穂氏を机を並べた仲だ。仙谷氏の過去は「左巻き」人生だが、どこかで、「改心」したのかもしれない。
菅新内閣に対するメディアの直近の世論調査では、支持率が大幅に回復したことを示している。菅氏自身の評価というより、小沢体制との決別を評価したものだ。これがいつまで続くかは、菅氏が難問山積の課題にどう取り組むかに掛かっている。体制が変わっても、政策環境は以前と同様だからだ。
次の焦点は、国会の会期を延長するかどうかだ。民主党内部でも、参院改選組を中心に延長反対の動きがある。先延ばしになれば、国会運営でマイナス面が助長されるほか、せっかくの新内閣に対する「ご祝儀」人気も、色褪せる可能性もある。ゼニの問題も大変だ。延びれば選挙活動費が持たないという懐事情もある。
菅氏は、早々と連立パートナーの国民新党と郵政法案の成立を約束した。先の衆院では、わずか1日、6時間にも満たない審議で強硬採決した。残された会期では、参院でもかなり荒っぽい対応をしなければならない。仮に会期を延長すれば、野党は予算委員会を要求。再び「政治とカネ」「普天間」に火が点きかねない。管氏にとって最初の試金石となろう。
by everyoung
| 2010-06-08 11:24
| 言いたい放題
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