2010年 06月 24日
顔見世興行 |
参院選を前にして先日、日本記者クラブ主宰の党首討論会があった。後の報道で内容を知った程度で、現場で実際に聞いたわけではない。9人の党首を雛壇に並べて、各党の意見を開陳するだけで「討論」にはなっていないとの印象を受けた。こうした儀式を止める必要はないが、やり方を考えるべきだ。
以前、国会での党首討論について触れたことがある「09年5月「捌き役が必要」参照)。討論は、聞いている側に判断材料を提供しなければならない。そのためには、政策や考え方の違いについて、深みのある突っ込んだやり取りが不可欠だ。
党首討論は、基本的には1対1でやるべきだ。9人もの党首を呼んで、公平に扱うのは無理だ。限られた時間で、各党の言いたいことを十分に聞くことはできない。質問する側にも限界がある。敢えてやるなら、消費税だけに限定して論議した方がましだ。議論が総花的で拡散するだけでは意味がない。
ワガハイは、健全なる二大政党が日本にもできることを望んでいる。一時、民主党が躍進し、その気配が見えたが、政策面で転けた。これからどう立ち直っていくかだ。野に下った自民党も、党内改革どころか内部分裂や老齢化で低落傾向にある。その隙間に少数政党が続々誕生。政党は乱立状態に至っているのが現状だ。
そもそも民主党政権が、参院での国会運営上の都合とはいえ、端数政党と連立を組むこと自体がおかしい。端数政党に対し、国民が政権政党として是認したわけではない。民主党と自民党の二大政党化が進まなければ、今後も少数政党がキャスティングボートを握り、不自然な国会運営が継続することになる。
民主主義国家では、少数政党とはいえ、一家を構えておればメディアとして差をつけることはできない。これからの選挙戦でも、同じような扱いをしていかなければならない。ワガハイが「政党」として認知できるのは、現段階では、民主党、自民党、公明党ぐらいだ。共産党や社民党は論外で、みんなの党などは、これからの活躍次第だ。少数意見は尊重しなければならないが、少数政党によって国家全体が振り回されるようでは政治は成熟しない。
以前、国会での党首討論について触れたことがある「09年5月「捌き役が必要」参照)。討論は、聞いている側に判断材料を提供しなければならない。そのためには、政策や考え方の違いについて、深みのある突っ込んだやり取りが不可欠だ。
党首討論は、基本的には1対1でやるべきだ。9人もの党首を呼んで、公平に扱うのは無理だ。限られた時間で、各党の言いたいことを十分に聞くことはできない。質問する側にも限界がある。敢えてやるなら、消費税だけに限定して論議した方がましだ。議論が総花的で拡散するだけでは意味がない。
ワガハイは、健全なる二大政党が日本にもできることを望んでいる。一時、民主党が躍進し、その気配が見えたが、政策面で転けた。これからどう立ち直っていくかだ。野に下った自民党も、党内改革どころか内部分裂や老齢化で低落傾向にある。その隙間に少数政党が続々誕生。政党は乱立状態に至っているのが現状だ。
そもそも民主党政権が、参院での国会運営上の都合とはいえ、端数政党と連立を組むこと自体がおかしい。端数政党に対し、国民が政権政党として是認したわけではない。民主党と自民党の二大政党化が進まなければ、今後も少数政党がキャスティングボートを握り、不自然な国会運営が継続することになる。
民主主義国家では、少数政党とはいえ、一家を構えておればメディアとして差をつけることはできない。これからの選挙戦でも、同じような扱いをしていかなければならない。ワガハイが「政党」として認知できるのは、現段階では、民主党、自民党、公明党ぐらいだ。共産党や社民党は論外で、みんなの党などは、これからの活躍次第だ。少数意見は尊重しなければならないが、少数政党によって国家全体が振り回されるようでは政治は成熟しない。
by everyoung
| 2010-06-24 10:12
| 言いたい放題
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