2011年 03月 12日
咄嗟の判断 |
「地震、カミナリ・・」というが、特に地震は予測し難く、不気味だ。ワガハイは関西出身なので、比較的地震を経験しないで育った。関東に出て来て驚いた、余りにも多いからだ。最近では「地震慣れ」してきたが、それでも揺れだすと緊張する。
今回の東北関東大地震が発生した時は野外(千葉)にいた。地べたが揺れ始め、だんだん大きくなった。「いつまで続くだろう」「どこまで揺れるだろう」と不安になった。まるで天地がひっくり返ったような気がしたが、揺れ具合から直感的に「震源地は近くではない」と悟った。同時に、遠くの地震であれだけ揺れると、相当な規模ではないかと推測した。事実そうであった。
被害状況が、2日経ってもまだはっきりしない。震源地も多発で広範囲に及び、余震が続いている。最終的には、かなりの犠牲者が出るものと予想されている。自宅近くでも、地割れや液状化現象があちこちに生じている。さすがにこの辺りでは倒壊家屋はないが、交通や水道、ガスが一時的に止まるなど、日常生活に影響が出た。
東北の被害は、地震そのものよりは津波によるものの方が大きい。気象庁は発生数分後に警報を発している。津波は、早い所では地震発生後30分も掛からず襲って来ている。逃げる間もなく、押し寄せた津波に飲まれて溺れ死んだケースが多い。
津波警報が出されれば、自治体や警察、消防署が、防災無線などを使って住民への徹底を図る。マスメディアも呼びかけに協力する。それを受け、船舶は沖合に逃げ、人間は高台に走り込むことが肝要だ。家財道具を持ち出したり、車で逃げようとモタモタしていると命取りとなる。
住宅など建造物に対しては、耐震構造が進んでいる。かなり大きな地震でも、古い家屋などを除けば、それほど倒壊することはない。「地震先進国」としての強味だ。津波の防御手段は一早い情報しかない。スピードと判断力の勝負だ。
日本では、海岸にへばりついたように点在する漁村や住宅地が多い。これらは、津波には全く抵抗力がない。普段から訓練して「逃げ方」を研究しておかなければならない。津波が、メートルクラスになることはあまりないが、いったん大津波になると、忽ち脆弱生を露呈する。通常は、数十センチの場合がほとんどのため、潮位の変化程度の認識でしかない。大津波の本当の威力を甘く見ていたとしか言いようがない。
今回の東北関東大地震が発生した時は野外(千葉)にいた。地べたが揺れ始め、だんだん大きくなった。「いつまで続くだろう」「どこまで揺れるだろう」と不安になった。まるで天地がひっくり返ったような気がしたが、揺れ具合から直感的に「震源地は近くではない」と悟った。同時に、遠くの地震であれだけ揺れると、相当な規模ではないかと推測した。事実そうであった。
被害状況が、2日経ってもまだはっきりしない。震源地も多発で広範囲に及び、余震が続いている。最終的には、かなりの犠牲者が出るものと予想されている。自宅近くでも、地割れや液状化現象があちこちに生じている。さすがにこの辺りでは倒壊家屋はないが、交通や水道、ガスが一時的に止まるなど、日常生活に影響が出た。
東北の被害は、地震そのものよりは津波によるものの方が大きい。気象庁は発生数分後に警報を発している。津波は、早い所では地震発生後30分も掛からず襲って来ている。逃げる間もなく、押し寄せた津波に飲まれて溺れ死んだケースが多い。
津波警報が出されれば、自治体や警察、消防署が、防災無線などを使って住民への徹底を図る。マスメディアも呼びかけに協力する。それを受け、船舶は沖合に逃げ、人間は高台に走り込むことが肝要だ。家財道具を持ち出したり、車で逃げようとモタモタしていると命取りとなる。
住宅など建造物に対しては、耐震構造が進んでいる。かなり大きな地震でも、古い家屋などを除けば、それほど倒壊することはない。「地震先進国」としての強味だ。津波の防御手段は一早い情報しかない。スピードと判断力の勝負だ。
日本では、海岸にへばりついたように点在する漁村や住宅地が多い。これらは、津波には全く抵抗力がない。普段から訓練して「逃げ方」を研究しておかなければならない。津波が、メートルクラスになることはあまりないが、いったん大津波になると、忽ち脆弱生を露呈する。通常は、数十センチの場合がほとんどのため、潮位の変化程度の認識でしかない。大津波の本当の威力を甘く見ていたとしか言いようがない。
by everyoung
| 2011-03-12 23:29
| 言いたい放題
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