2011年 03月 30日
節電効果 |
東北関東大震災は大きな爪跡を残したが、漸く復興の動きが出始めた。被災者にとっては気の毒な話だが、災いが切っ掛けとなって、日本の経済は急角度で回復基調に戻るのではないかと見ている。ワガハイが最も心配しているのは電力不足だ。これがどの程度足を引っ張るかが不安要因だ。
来年度予算が成立、今後の焦点は関連法案の扱いと補正予算に移った。補正予算は何度かに分けて組まれるだろうが、その規模は10兆円は上回る見通しだ。本予算を減額して補正に回す分もあるだろうが、財源の多くは別途調達しなければならない。結果として来年度予算は相当膨れ上がり、その分だけ景気浮揚効果が期待できる。
ワガハイは、景気回復に弾みをつけるためには、思い切った財政出動をすべきだと何度か指摘して来た。はからずも、今回の大震災がそれを可能にした。民主党の政策に反して、公共事業を中心に「コンクリート」部門にかなりのカネが回ることになりそうだ。
被災地の工場は、津波で総なめされたが、それ以外の周辺地域での震災被害は限定的だ。資材の調達や物流にメドが立ち、工場の修復や安全確認が終わった企業から、順次操業を再開し始めた。大震災といえども、企業活動全体から見れば、経営に及ぼす影響は一過性だ。
復興資金が潤沢に市中に流れ、企業活動も正常化していけば、景気は徐々に弾みがついていく。その過程でもっとも気掛かりなのは電力供給だ。福島原発のトラブルは、世間を一層神経質にさせ、原発開発には相当なブレーキが掛かることが予想される。代替発電の検討を進めているが、そう簡単ではない。救いは、鉄鋼メーカーの火力発電能力に、かなりの供給期待が持てることぐらいだ。あとは節電で凌ぐしかない。
電気は、あって当然で、ない生活は考えられなくなっている。しかも日本人は、贅沢な使い方をしている。大震災ショックで、そこら中節電に努める所が多くなった。それが奏功、東京電力も停電回数を減らし気味だが、根本的解決にはなっていない。企業に対する電力供給に支障が出るとなると、経済活動全般に悪影響が及ぶ恐れがある。その懸念さえ払拭できれば、立ち直りは早い。
来年度予算が成立、今後の焦点は関連法案の扱いと補正予算に移った。補正予算は何度かに分けて組まれるだろうが、その規模は10兆円は上回る見通しだ。本予算を減額して補正に回す分もあるだろうが、財源の多くは別途調達しなければならない。結果として来年度予算は相当膨れ上がり、その分だけ景気浮揚効果が期待できる。
ワガハイは、景気回復に弾みをつけるためには、思い切った財政出動をすべきだと何度か指摘して来た。はからずも、今回の大震災がそれを可能にした。民主党の政策に反して、公共事業を中心に「コンクリート」部門にかなりのカネが回ることになりそうだ。
被災地の工場は、津波で総なめされたが、それ以外の周辺地域での震災被害は限定的だ。資材の調達や物流にメドが立ち、工場の修復や安全確認が終わった企業から、順次操業を再開し始めた。大震災といえども、企業活動全体から見れば、経営に及ぼす影響は一過性だ。
復興資金が潤沢に市中に流れ、企業活動も正常化していけば、景気は徐々に弾みがついていく。その過程でもっとも気掛かりなのは電力供給だ。福島原発のトラブルは、世間を一層神経質にさせ、原発開発には相当なブレーキが掛かることが予想される。代替発電の検討を進めているが、そう簡単ではない。救いは、鉄鋼メーカーの火力発電能力に、かなりの供給期待が持てることぐらいだ。あとは節電で凌ぐしかない。
電気は、あって当然で、ない生活は考えられなくなっている。しかも日本人は、贅沢な使い方をしている。大震災ショックで、そこら中節電に努める所が多くなった。それが奏功、東京電力も停電回数を減らし気味だが、根本的解決にはなっていない。企業に対する電力供給に支障が出るとなると、経済活動全般に悪影響が及ぶ恐れがある。その懸念さえ払拭できれば、立ち直りは早い。
by everyoung
| 2011-03-30 12:07
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