2011年 09月 11日
早速の躓き |
鉢呂吉雄経産相が、軽率発言の責任を取って辞表を提出、受理された。とりあえずは藤村修官房長官が臨時代理を務める。野田佳彦内閣では「クビ」第一号となる。菅直人政権下で松本龍復興相が9日しかもたずに辞任したが、鉢路氏はこれと並ぶ「短期大臣」となった(7月「堂々4位」参照)。
軽卒発言の第1発目は、被災地を訪問した鉢路氏が「死のまち」と表現したことだ。これはすぐに謝罪して撤回した。舌の根も乾かないうちに、第2発目が飛び出した。記者団との懇談で「放射能付着」について不規則発言。これが物議を醸し、命取りとなった。
民主党に限らず、立場を弁えないで失言や放言をしてクビの飛んだ閣僚は過去に山ほどいる。鉢呂氏は、後で問題になるとは考えないで軽い気持ちで発言したであろう。私人ならともかく、公職にある者は、言葉に注意しないと想像した以上に反響が大きくなる。大臣として自覚が足りなかったと言える。
経産相としての能力は未知数であったが、民主党の国会対策委員長としての評価はそこそこであった。鉢呂氏は、旧社会党系の左巻き議員で「反小沢(一郎元代表)派」に属している。菅政権での尽力が認められて、今回大臣に抜擢された。
野田内閣は、支持率60%前後のまずまずでのスタートとなった。鳩山由紀夫内閣や菅内閣のように、途中で失速することはないだろうが、これがピークとなり、暫減する可能性が強い。新内閣が発足すれば、スキャンダルの一つや二つ、失言・放言の類いはないのがおかしい。今後、閣僚や党幹部がどれだけ足を引っ張るかによって、支持率に大きく影響する。
野党やマスコミは鵜の目鷹の目で、野田政権のチョンボ探しに奔走する。第一号として餌食になったのが鉢呂氏だが、これから続々と材料が飛び出すかもしれない。ワガハイは、スキャンダルはともかく、言葉尻だけを捉まえた追及には賛成ではない。
今後、野党は野田氏の任命責任などを厳しく責め立てるだろうが、あまり建設的ではない。国会では、もっと政策論議にエネルギーを費やすべきだ。今大事なのは、疲弊した日本をどう立て直すかである。与野党とも一時休戦し、一連の懸案事項に早急に取り組むことが国民の望むところだ。
軽卒発言の第1発目は、被災地を訪問した鉢路氏が「死のまち」と表現したことだ。これはすぐに謝罪して撤回した。舌の根も乾かないうちに、第2発目が飛び出した。記者団との懇談で「放射能付着」について不規則発言。これが物議を醸し、命取りとなった。
民主党に限らず、立場を弁えないで失言や放言をしてクビの飛んだ閣僚は過去に山ほどいる。鉢呂氏は、後で問題になるとは考えないで軽い気持ちで発言したであろう。私人ならともかく、公職にある者は、言葉に注意しないと想像した以上に反響が大きくなる。大臣として自覚が足りなかったと言える。
経産相としての能力は未知数であったが、民主党の国会対策委員長としての評価はそこそこであった。鉢呂氏は、旧社会党系の左巻き議員で「反小沢(一郎元代表)派」に属している。菅政権での尽力が認められて、今回大臣に抜擢された。
野田内閣は、支持率60%前後のまずまずでのスタートとなった。鳩山由紀夫内閣や菅内閣のように、途中で失速することはないだろうが、これがピークとなり、暫減する可能性が強い。新内閣が発足すれば、スキャンダルの一つや二つ、失言・放言の類いはないのがおかしい。今後、閣僚や党幹部がどれだけ足を引っ張るかによって、支持率に大きく影響する。
野党やマスコミは鵜の目鷹の目で、野田政権のチョンボ探しに奔走する。第一号として餌食になったのが鉢呂氏だが、これから続々と材料が飛び出すかもしれない。ワガハイは、スキャンダルはともかく、言葉尻だけを捉まえた追及には賛成ではない。
今後、野党は野田氏の任命責任などを厳しく責め立てるだろうが、あまり建設的ではない。国会では、もっと政策論議にエネルギーを費やすべきだ。今大事なのは、疲弊した日本をどう立て直すかである。与野党とも一時休戦し、一連の懸案事項に早急に取り組むことが国民の望むところだ。
by everyoung
| 2011-09-11 00:29
| 言いたい放題
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