2011年 11月 19日
盗難防止策 |
先日、地元の千葉市でひき逃げ事件があったが、暫くして犯人が出頭して逮捕された。事故は乗用車同士の衝突で、ひき逃げした方もされた方も少年で、しかも双方とも盗難車であった。最初は、「盗難車同士の事故」として極めて珍しいケースとの印象を受けたが、どうやら「仲間」だったらしい。
ぶつかられた方の車に乗っていたのは、無職の19歳で、こちらが死亡。ぶつかって逃げた方の車には、同じく無職の18歳と15歳の中学生が乗っていた。事故を起こした車が、盗んだものだというのがバレるのが怖くて逃げたとのことだ。
逮捕後の取り調べの詳細が明らかでないので、何とも言えないが、窃盗集団の単なる手先として犯罪に関わったというよりは、少年たちが独自の判断で自動車盗難をした可能性の方が強いような気がする。そうだとすれば、自動車を盗むのは、素人でも簡単にできるということだ。昨今、少年犯罪は日常茶飯事だが、自動車盗難も「遊び」や「ゲーム」の一種になって来たのかも知れない。
自動車の盗難防止策はいろいろ講じられているが、一向に盗難は減らない。犯罪者と、メーカーや利用者との知恵比べが続いている状況だ。車を丸ごと運んで行くには重機が必要で、そう簡単ではない。鍵や防止装置を突破してエンジンを掛けて、運転していくケースがほとんどだ。
素人が「遊び」や「ゲーム感覚」で盗む場合は、最終的には持て余して放置される。こうした例は、まだそれほど多くはない。問題は、これを商売とする業者だ。組織的に犯罪を繰り返し、解体か改造して主に後進国向けに輸出するのが主な目的だ。
いくら防止策を講じても、盗難を完全に避けるのは無理だ。高度な電子仕掛けであっても自己満足に過ぎない。ドロボーから見れば無防備同然だ。盗難が割に合わない商売にするしかない。以前にも指摘したことがあるが、そのためには自動車の主要部品に製品番号を打ち込み、これの履歴を管理する仕組みを考えることだ。
エンジンにはエンジンナンバーがあるが、それさえ車検や輸出の際にこの履歴の確認をほとんどしていない。エンジンだけでなく、シャーシーやミッション系、その他の主要部品に製品番号を埋め込み、この履歴と盗難届けとの照合を義務付けることだ。
自動車メーカーや販売業者、車検、解体、修理業者など関係業界や通関、警察で、製品番号照合のデータベースを作っておくべきだ。盗難自動車や主要部品を転売する場合に、どこかの過程で引っ掛かるはずだ。そうでもしなければ、盗難はなくならない。
製品番号の義務付けは、コスト増に繋がるとしてメーカーは抵抗を示しているようだが、これは盗難を奨励しているのに等しい。メーカーはむしろ車が盗まれて、新車が売れる方が有り難い、その上、役にも立たない防止装置で一儲けもできる。車が盗まれて損をするのは、ユーザーだけだ。
ぶつかられた方の車に乗っていたのは、無職の19歳で、こちらが死亡。ぶつかって逃げた方の車には、同じく無職の18歳と15歳の中学生が乗っていた。事故を起こした車が、盗んだものだというのがバレるのが怖くて逃げたとのことだ。
逮捕後の取り調べの詳細が明らかでないので、何とも言えないが、窃盗集団の単なる手先として犯罪に関わったというよりは、少年たちが独自の判断で自動車盗難をした可能性の方が強いような気がする。そうだとすれば、自動車を盗むのは、素人でも簡単にできるということだ。昨今、少年犯罪は日常茶飯事だが、自動車盗難も「遊び」や「ゲーム」の一種になって来たのかも知れない。
自動車の盗難防止策はいろいろ講じられているが、一向に盗難は減らない。犯罪者と、メーカーや利用者との知恵比べが続いている状況だ。車を丸ごと運んで行くには重機が必要で、そう簡単ではない。鍵や防止装置を突破してエンジンを掛けて、運転していくケースがほとんどだ。
素人が「遊び」や「ゲーム感覚」で盗む場合は、最終的には持て余して放置される。こうした例は、まだそれほど多くはない。問題は、これを商売とする業者だ。組織的に犯罪を繰り返し、解体か改造して主に後進国向けに輸出するのが主な目的だ。
いくら防止策を講じても、盗難を完全に避けるのは無理だ。高度な電子仕掛けであっても自己満足に過ぎない。ドロボーから見れば無防備同然だ。盗難が割に合わない商売にするしかない。以前にも指摘したことがあるが、そのためには自動車の主要部品に製品番号を打ち込み、これの履歴を管理する仕組みを考えることだ。
エンジンにはエンジンナンバーがあるが、それさえ車検や輸出の際にこの履歴の確認をほとんどしていない。エンジンだけでなく、シャーシーやミッション系、その他の主要部品に製品番号を埋め込み、この履歴と盗難届けとの照合を義務付けることだ。
自動車メーカーや販売業者、車検、解体、修理業者など関係業界や通関、警察で、製品番号照合のデータベースを作っておくべきだ。盗難自動車や主要部品を転売する場合に、どこかの過程で引っ掛かるはずだ。そうでもしなければ、盗難はなくならない。
製品番号の義務付けは、コスト増に繋がるとしてメーカーは抵抗を示しているようだが、これは盗難を奨励しているのに等しい。メーカーはむしろ車が盗まれて、新車が売れる方が有り難い、その上、役にも立たない防止装置で一儲けもできる。車が盗まれて損をするのは、ユーザーだけだ。
by everyoung
| 2011-11-19 11:39
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