2011年 12月 17日
ユーザーは怒れ |
自動車ユーザーの公的負担が巨額なことは、これまで何度か指摘して来たが、来年度の税制改革でも自動車取得税や自動車重量税の廃止が見送られた。財源不足というのは理由にならない。人様からゼニを取るには、それなりの理屈がなければならない。
問題とすべき点はいくつかある。その一つは暫定利率を実質恒久化したこと。二つ目は二重課税。三つは本来特定財源であるべきを、ロクな議論もしないまま一般財源化してしまったことだ。今回の税制改正では、自動車メーカーの救済策の色彩が強いが、ユーザーにとってはけしからん話だ。
ガソリン税の暫定税率については、これまでも何度か取り上げたことがある。これを実質継続したのは鳩山由紀夫元首相だが、その背後には小沢一郎元代表の指図があった。小沢氏は、民主党の公約違反第一号だ。野党とともに執行部の「マニフェスト違反」を騒いでいるが、滑稽極まりない。
自動車取得税は消費税、自動車重量税は自動車税と主旨が同じような税だ。名目だけを変えて二重に取っている。ガソリン税はもっと酷い。払った税金に対しても消費税が掛けられる仕組みだ。消費税段階では、ガソリン税が製造コストと見なしているからだ。酒やたばこと同様だ。
元々は道路建設や整備のための特定財源であったが、自公政権下で一般財源化されて他の目的に使われるようになった。ガソリン税、自動車取得税、自動車重量税は、すでに「受益者負担」の原則を外れている。即刻、元に戻すのが筋だ。
来年度税制改正で焦点となったもののうち、自動車取得税は見送られた。自動車重量税は廃止ではなく、減額にとどまった。自動車重量税は10年度の税制改正で、暫定の上乗せ分が減額されたが、期限付きの「暫定」が「当分の間」となり、実質恒久化となった。
今回の改正では、燃費の基準を満たしている車は本則税率の適用となったが、それ以外は「当分の間」の税率を引き下げただけであった。税が安くなることは基本的には歓迎だが、廃止するのが当然であろう。
ワガハイがもう一つ問題視したいのは、車の経歴により減額幅が違うことだ。10年度の改正では製造18年を超える車への適用はなかった。今回は13年で打ち止めだ。排気ガスを多く出すかどうかは、排気量と走行距離によって決まる。ガソリン税の世界で考えるべきテーマであり、自動車の重量とは直接は関係ないはずだ。
問題とすべき点はいくつかある。その一つは暫定利率を実質恒久化したこと。二つ目は二重課税。三つは本来特定財源であるべきを、ロクな議論もしないまま一般財源化してしまったことだ。今回の税制改正では、自動車メーカーの救済策の色彩が強いが、ユーザーにとってはけしからん話だ。
ガソリン税の暫定税率については、これまでも何度か取り上げたことがある。これを実質継続したのは鳩山由紀夫元首相だが、その背後には小沢一郎元代表の指図があった。小沢氏は、民主党の公約違反第一号だ。野党とともに執行部の「マニフェスト違反」を騒いでいるが、滑稽極まりない。
自動車取得税は消費税、自動車重量税は自動車税と主旨が同じような税だ。名目だけを変えて二重に取っている。ガソリン税はもっと酷い。払った税金に対しても消費税が掛けられる仕組みだ。消費税段階では、ガソリン税が製造コストと見なしているからだ。酒やたばこと同様だ。
元々は道路建設や整備のための特定財源であったが、自公政権下で一般財源化されて他の目的に使われるようになった。ガソリン税、自動車取得税、自動車重量税は、すでに「受益者負担」の原則を外れている。即刻、元に戻すのが筋だ。
来年度税制改正で焦点となったもののうち、自動車取得税は見送られた。自動車重量税は廃止ではなく、減額にとどまった。自動車重量税は10年度の税制改正で、暫定の上乗せ分が減額されたが、期限付きの「暫定」が「当分の間」となり、実質恒久化となった。
今回の改正では、燃費の基準を満たしている車は本則税率の適用となったが、それ以外は「当分の間」の税率を引き下げただけであった。税が安くなることは基本的には歓迎だが、廃止するのが当然であろう。
ワガハイがもう一つ問題視したいのは、車の経歴により減額幅が違うことだ。10年度の改正では製造18年を超える車への適用はなかった。今回は13年で打ち止めだ。排気ガスを多く出すかどうかは、排気量と走行距離によって決まる。ガソリン税の世界で考えるべきテーマであり、自動車の重量とは直接は関係ないはずだ。
by everyoung
| 2011-12-17 21:38
| ハラ立ち日記
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