2012年 07月 17日
自己防衛の必要性 |
いじめは陰湿で、対処方法も厄介だ。何かあると、すぐに学校や教師など他人に責任を転嫁する傾向があるが、当てにしてはいけない。大事なことは、いじめられる本人と保護者が自ら身を護ることを考えなければならない。
小学生時代のことだ。クラスは二つだったが、ワガハイとは別のクラスに転校生が入って来た。性格的に親近感が持てない上に、体も小さく、頭も悪そうであった。早速、いじめに遭った。殴る蹴るといった乱暴ではない。陰口を言われたり、仲間外れにされる程度であった。
この転校生はある時から、ナイフをちらつかせるようになった。当時、小学生のほとんどは鞄にナイフか小刀を持っていた。鉛筆を削るためだ。それ以外の目的に使うことはない。転校生は、いじめる相手に刃物を向けるのではなく、へびやかえるを取って来て、皆の前で解剖して見せるようになった。暗黙の「脅し」だ。
同級生は、ますます近づかなくなり、いじめもなくなった。ナイフの脅しが効いたのかも知れない。中学に進む頃になると、転校生の存在感はなくなったが、不良グループとの付き合いが頻繁になったようだ。その後の消息は不明だが、風の便りでは、暴力団関係者に深入りし、刑務所に入ったり出たりの人生を送っているとか。
子どもの頃、近所に5つぐらい歳上の先輩がいた。これくらいの年齢差になると一緒に遊ぶことはないが、先輩の弟とは付き合いがあった。先輩は、肉体的、精神的に劣等感を持っていた。先輩グループの間では、疎外されていじめに遭っていた。家庭は比較的裕福で金回りは良かったが、先輩仲間と一緒に行動している風景にはお目に掛かったことがない。
ある時、先輩は空気銃を持って歩くようになった。目的は鳥を撃つためだが、いじめに対する護身用とも見られた。何かあった場合、空気銃で撃たれたら大変だ。周りは気持ち悪がって、これまで以上に敬遠するようになった。
いずれの場合も、いじめを避けるために「武器」を用意したことだ。周りは接触を避けることになり、本人は孤立はするが、少なくとも直接危害を与えられる心配はない。当時とは異なり、子どもが刃物を鞄に入れたり鉄砲を持ち歩くことは、今では不可能だ。では、どうすればよいか。
大津市の中学二年生が、いじめを理由に自殺した。はっきりした因果関係は今のところ不明だが、状況から判断すれば、そう結論づけざるを得ない。保護者も教師も他の生徒も、いじめを知っていたが、自殺を止められなかった。
「ドロボー」警官や、「痴漢」教師が多い中、彼らに手助けを求めるのは考え直した方がよい。武術を基本とした護身術を自ら学ぶべきだ。学校以外なら町道場でもどこでもよい。生半可な護身術が、実際のいじめにどの程度役立つかは疑問だが、いくつかの利点がある。
元プロボクシング世界チャンピオンの内藤大助氏は、少年時代にかなりのいじめを受けた。これが切っ掛けとなり、ボクシングを始めた。内藤氏は、「自信がついた」と述べている。相手への対処方法が身に付いたということだ。
学校以外の場所で仲間ができることは、安心感にも繋がる。場合によっては、いじめの仕返しで、道場仲間や先輩が応援してくれることも考えられる。無言の圧力を加害者に与えるメリットも大きい。先生や家族には相談できなくても、道場の先輩や師範には打ち明けることも可能となる。
武術では通常、先制攻撃はしない。受けてから攻撃する「後の先」が基本だ。いじめ対策では逆に、加害者の一人に狙いを付け、先制パンチを食らわせることだ。攻撃は最大の防御である。いじめを甘んじて受けていると、どんどんエスカレートする。早めに「事件」にしてしまうことだ。いったん怪我人でも出れば、騒ぎになる。死んでから、コトが表沙汰になっても取り返しようがない。
小学生時代のことだ。クラスは二つだったが、ワガハイとは別のクラスに転校生が入って来た。性格的に親近感が持てない上に、体も小さく、頭も悪そうであった。早速、いじめに遭った。殴る蹴るといった乱暴ではない。陰口を言われたり、仲間外れにされる程度であった。
この転校生はある時から、ナイフをちらつかせるようになった。当時、小学生のほとんどは鞄にナイフか小刀を持っていた。鉛筆を削るためだ。それ以外の目的に使うことはない。転校生は、いじめる相手に刃物を向けるのではなく、へびやかえるを取って来て、皆の前で解剖して見せるようになった。暗黙の「脅し」だ。
同級生は、ますます近づかなくなり、いじめもなくなった。ナイフの脅しが効いたのかも知れない。中学に進む頃になると、転校生の存在感はなくなったが、不良グループとの付き合いが頻繁になったようだ。その後の消息は不明だが、風の便りでは、暴力団関係者に深入りし、刑務所に入ったり出たりの人生を送っているとか。
子どもの頃、近所に5つぐらい歳上の先輩がいた。これくらいの年齢差になると一緒に遊ぶことはないが、先輩の弟とは付き合いがあった。先輩は、肉体的、精神的に劣等感を持っていた。先輩グループの間では、疎外されていじめに遭っていた。家庭は比較的裕福で金回りは良かったが、先輩仲間と一緒に行動している風景にはお目に掛かったことがない。
ある時、先輩は空気銃を持って歩くようになった。目的は鳥を撃つためだが、いじめに対する護身用とも見られた。何かあった場合、空気銃で撃たれたら大変だ。周りは気持ち悪がって、これまで以上に敬遠するようになった。
いずれの場合も、いじめを避けるために「武器」を用意したことだ。周りは接触を避けることになり、本人は孤立はするが、少なくとも直接危害を与えられる心配はない。当時とは異なり、子どもが刃物を鞄に入れたり鉄砲を持ち歩くことは、今では不可能だ。では、どうすればよいか。
大津市の中学二年生が、いじめを理由に自殺した。はっきりした因果関係は今のところ不明だが、状況から判断すれば、そう結論づけざるを得ない。保護者も教師も他の生徒も、いじめを知っていたが、自殺を止められなかった。
「ドロボー」警官や、「痴漢」教師が多い中、彼らに手助けを求めるのは考え直した方がよい。武術を基本とした護身術を自ら学ぶべきだ。学校以外なら町道場でもどこでもよい。生半可な護身術が、実際のいじめにどの程度役立つかは疑問だが、いくつかの利点がある。
元プロボクシング世界チャンピオンの内藤大助氏は、少年時代にかなりのいじめを受けた。これが切っ掛けとなり、ボクシングを始めた。内藤氏は、「自信がついた」と述べている。相手への対処方法が身に付いたということだ。
学校以外の場所で仲間ができることは、安心感にも繋がる。場合によっては、いじめの仕返しで、道場仲間や先輩が応援してくれることも考えられる。無言の圧力を加害者に与えるメリットも大きい。先生や家族には相談できなくても、道場の先輩や師範には打ち明けることも可能となる。
武術では通常、先制攻撃はしない。受けてから攻撃する「後の先」が基本だ。いじめ対策では逆に、加害者の一人に狙いを付け、先制パンチを食らわせることだ。攻撃は最大の防御である。いじめを甘んじて受けていると、どんどんエスカレートする。早めに「事件」にしてしまうことだ。いったん怪我人でも出れば、騒ぎになる。死んでから、コトが表沙汰になっても取り返しようがない。
by everyoung
| 2012-07-17 22:45
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