2012年 09月 25日
二極化現象 |
新聞の広告を見ていると、経済や社会の動きがよく分かる。かつては、メーカーの製品広告が多かったが、最近は少なくなった。目立つのは旅行案内だ。べらぼうに安い貧乏人向けのツアーがある一方、カネ持ちを相手にした旅案内も多くなってきている。
旅行代金がどんどん安くなり、海外向けのパックでは1〜2万円台で2〜3泊もできるものもある。もちろん近場だが、それにしても「儲けがあるのか」と疑問が湧くほどだ。航空機や旅館・ホテルは空きがあるのが一番無駄だ。安くても客がいて回転させることが大事だ。
デフレ下で、庶民の財布のヒモが固いことが背景にある。安売り競争は、業者にとってたまったものではない。忙しいだけで利が出ない。貧乏人相手の客集めは必要だが、生存競争を生き抜くには、儲けのある贅沢な旅にも呼び込まなければならない。
鉄道はグリーン車で、高級旅館や一流ホテルに泊まるケース。飛行機なら、ファーストクラスまでいかないまでも、ビジネスを用意する。ゆったりと優雅に旅を楽しもうとする富裕層が狙いだ。旅行単価が高ければ、その分利ざやも増大する。広告が目に付くということは、そこそこの需要があるという証左だ。
ワガハイは、高級旅館や一流ホテル、ファーストクラスには縁がない。ビジネスには何度か乗ったことがある。いずれの場合も、ビジネスのチケットを持っていたのではない。空港のカウンターで搭乗手続きをしていたら、「ビジネスが空いているから、利用しますか」と声が掛かった。
きれいげなおねーちゃんが、にこにこしながら問いかけるので、「もしや、ワガハイに気があるのでは」と、はじめは錯覚したが、そうではなかった。当たり前だ。仕事での一人旅で、手続きを早めにした場合、空いているとタダで変更してくれることを、この時に知った。パック旅行者は対象ではない。何年か前の話なので、現在はこのような配慮をしてくれるかどうかは確認していない。
狭いエコノミー席で長時間の飛行は疲れる。若い頃はそうでもなかったが、歳をとると3時間ぐらいが限界だ。ビジネスなら何とか我慢できる。先のロンドン五輪の際、女子サッカーの「なでしこジャパン」のチームは、往路はエコノミーだったが、成績が良かったため、帰路はビジネスに格上げされたそうだ。スポンサーの意向次第で待遇も変わる。
鉄道でも航空機でも、ワガハイはパック旅行を利用したことがない。気の向くまま勝手に旅をする方が楽しいからだ。その代わり、足や宿を別々に手配することになるので、全体の経費は高く付く。最近では、パックでも「フリープラン」を多く用意。旅の自由度を上げる工夫も凝らされているものもある。それでも、お仕着せには変わりはない。
新聞の広告料は、同じ場所で同じ扱いなら記載内容には関係ない。高価な案内ほど、広告料の回収は楽だが、そうでないものは、広告料の負担はバカにならないだろう。全国紙クラスとなると広告料はかなり高い。いくら安い旅行プランでも、広告料を織り込んでいるはずだ。
貧乏人を相手にしていただけの商売では、相当な数をこなさなければ割に合わない。今後も、カネ持ちにターゲットを絞った様々なサービスがお目見えするだろう。ワガハイには関係ないことだが、高付加価値市場は、今後ますます膨らむ可能性がある。
旅行代金がどんどん安くなり、海外向けのパックでは1〜2万円台で2〜3泊もできるものもある。もちろん近場だが、それにしても「儲けがあるのか」と疑問が湧くほどだ。航空機や旅館・ホテルは空きがあるのが一番無駄だ。安くても客がいて回転させることが大事だ。
デフレ下で、庶民の財布のヒモが固いことが背景にある。安売り競争は、業者にとってたまったものではない。忙しいだけで利が出ない。貧乏人相手の客集めは必要だが、生存競争を生き抜くには、儲けのある贅沢な旅にも呼び込まなければならない。
鉄道はグリーン車で、高級旅館や一流ホテルに泊まるケース。飛行機なら、ファーストクラスまでいかないまでも、ビジネスを用意する。ゆったりと優雅に旅を楽しもうとする富裕層が狙いだ。旅行単価が高ければ、その分利ざやも増大する。広告が目に付くということは、そこそこの需要があるという証左だ。
ワガハイは、高級旅館や一流ホテル、ファーストクラスには縁がない。ビジネスには何度か乗ったことがある。いずれの場合も、ビジネスのチケットを持っていたのではない。空港のカウンターで搭乗手続きをしていたら、「ビジネスが空いているから、利用しますか」と声が掛かった。
きれいげなおねーちゃんが、にこにこしながら問いかけるので、「もしや、ワガハイに気があるのでは」と、はじめは錯覚したが、そうではなかった。当たり前だ。仕事での一人旅で、手続きを早めにした場合、空いているとタダで変更してくれることを、この時に知った。パック旅行者は対象ではない。何年か前の話なので、現在はこのような配慮をしてくれるかどうかは確認していない。
狭いエコノミー席で長時間の飛行は疲れる。若い頃はそうでもなかったが、歳をとると3時間ぐらいが限界だ。ビジネスなら何とか我慢できる。先のロンドン五輪の際、女子サッカーの「なでしこジャパン」のチームは、往路はエコノミーだったが、成績が良かったため、帰路はビジネスに格上げされたそうだ。スポンサーの意向次第で待遇も変わる。
鉄道でも航空機でも、ワガハイはパック旅行を利用したことがない。気の向くまま勝手に旅をする方が楽しいからだ。その代わり、足や宿を別々に手配することになるので、全体の経費は高く付く。最近では、パックでも「フリープラン」を多く用意。旅の自由度を上げる工夫も凝らされているものもある。それでも、お仕着せには変わりはない。
新聞の広告料は、同じ場所で同じ扱いなら記載内容には関係ない。高価な案内ほど、広告料の回収は楽だが、そうでないものは、広告料の負担はバカにならないだろう。全国紙クラスとなると広告料はかなり高い。いくら安い旅行プランでも、広告料を織り込んでいるはずだ。
貧乏人を相手にしていただけの商売では、相当な数をこなさなければ割に合わない。今後も、カネ持ちにターゲットを絞った様々なサービスがお目見えするだろう。ワガハイには関係ないことだが、高付加価値市場は、今後ますます膨らむ可能性がある。
by everyoung
| 2012-09-25 19:38
| 言いたい放題
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