2013年 07月 22日
政治意識希薄 |
参院選は予想通り自民党の圧勝に終わり、公明党と合わせて与党が参院でも過半数を上回る議席を獲得。ねじれが解消することになった。安倍晋三首相にとっては6年ぶりのリベンジを果たしたことになる。これにより、少なくとも向こう3年間は選挙はないと見てよい。その間に安倍政権がどれほどのことができるかだ。
かねてワガハイは、健全なる二大政党が存在することが望ましいことを主張して来た。政権まで取った民主党が、今回の選挙でも大敗。解党さえ危ぶまれる危機に晒されることになった。元々内部がバラバラで、政権担当能力もないまま天下を取ったのが誤りだったかも知れない。
民主党は、政権下にあってやることなすことがデタラメであった。それに拍車を掛けたのが4人組の「活躍」だった(11年8月「不要なカルテット」、12年11月「お荷物去る」など参照)。どれほど当時の野党に「敵失」を献上したかわからない。これまでの「負の遺産」が、依然尾を引いているということだ。
半面、自民党や公明党の支持も、議席の数と比例したほどあるとは思えない。アベノミックスに対する期待感は強いが、実感として景気回復の兆しは地方や中小企業にまではまだ浸透していない。これからが正念場だ。それでも票を集めたのは、選択肢が少なかったからだ。
反民主票は行き場がなくなった。先の東京都議選の時と同様に、ほとんどが仕方なく自民党や共産党へ流れたものと推定される。共産党は、政権政党との対立軸を鮮明にして「何でも反対党」としての立ち位置を明確にしたことが奏功。反自民、反民主の多くの票を取り込んだ模様だ。
ワガハイが気になるのは投票率の低さだ。有権者の半分ちょっと(52%強)しか投票していない。投票率が低ければ、組織票を持つ党が強みを発揮する。自民党、公明党、共産党がそれに相当する。仮に投票率が高かったとすれば、多くの浮動票は日本維新の会やみんなの党に流れた可能性が強い。
両党は、協調も取れないままに選挙に突入。その結果、票が伸び悩み、反民主票の受け皿にはなれなかった。共産党は「躍進」したが、3党ともそれぞれ8議席を占めたに過ぎない。いずれも「端数政党」であることに変わりはなく、国を動かすほどの勢力ではない。
国民は、巷で政党や政治家に文句を言う割には、政治への参加には無関心であることを表している。政治的には成熟していない証左とも言える。政治家を選ぶための与えられた権利を、国民のほとんどが放棄しているのだ。
自民党は独り勝ちをバックに、今後大胆な政策を打ち出していくことが予想される。経済ばかりではない。社会保障や外交・防衛・安保、エネルギー、財政健全化、TPP、憲法改定など難問山積だ。もっと国民も政治に関心を持つべきだ。
かねてワガハイは、健全なる二大政党が存在することが望ましいことを主張して来た。政権まで取った民主党が、今回の選挙でも大敗。解党さえ危ぶまれる危機に晒されることになった。元々内部がバラバラで、政権担当能力もないまま天下を取ったのが誤りだったかも知れない。
民主党は、政権下にあってやることなすことがデタラメであった。それに拍車を掛けたのが4人組の「活躍」だった(11年8月「不要なカルテット」、12年11月「お荷物去る」など参照)。どれほど当時の野党に「敵失」を献上したかわからない。これまでの「負の遺産」が、依然尾を引いているということだ。
半面、自民党や公明党の支持も、議席の数と比例したほどあるとは思えない。アベノミックスに対する期待感は強いが、実感として景気回復の兆しは地方や中小企業にまではまだ浸透していない。これからが正念場だ。それでも票を集めたのは、選択肢が少なかったからだ。
反民主票は行き場がなくなった。先の東京都議選の時と同様に、ほとんどが仕方なく自民党や共産党へ流れたものと推定される。共産党は、政権政党との対立軸を鮮明にして「何でも反対党」としての立ち位置を明確にしたことが奏功。反自民、反民主の多くの票を取り込んだ模様だ。
ワガハイが気になるのは投票率の低さだ。有権者の半分ちょっと(52%強)しか投票していない。投票率が低ければ、組織票を持つ党が強みを発揮する。自民党、公明党、共産党がそれに相当する。仮に投票率が高かったとすれば、多くの浮動票は日本維新の会やみんなの党に流れた可能性が強い。
両党は、協調も取れないままに選挙に突入。その結果、票が伸び悩み、反民主票の受け皿にはなれなかった。共産党は「躍進」したが、3党ともそれぞれ8議席を占めたに過ぎない。いずれも「端数政党」であることに変わりはなく、国を動かすほどの勢力ではない。
国民は、巷で政党や政治家に文句を言う割には、政治への参加には無関心であることを表している。政治的には成熟していない証左とも言える。政治家を選ぶための与えられた権利を、国民のほとんどが放棄しているのだ。
自民党は独り勝ちをバックに、今後大胆な政策を打ち出していくことが予想される。経済ばかりではない。社会保障や外交・防衛・安保、エネルギー、財政健全化、TPP、憲法改定など難問山積だ。もっと国民も政治に関心を持つべきだ。
by everyoung
| 2013-07-22 10:01
| 言いたい放題
|
Comments(0)