2014年 01月 25日
徹底してやれ |
安倍晋三首相の施政方針演説は、過去の実績や従来の方針を並べ立てたもので、内容的には特に目新しいものはなかった。敢えて言えば、「責任野党」「やればできる」「・・しようではありませんか」といったフレーズが目立ち、自民党が「暴走政党」ではないことを暗に訴え、「運命共同体」的意識を強調したのが特徴だ。
昨年秋の臨時国会は、そもそも「成長戦略」国会とする予定であったが、特定秘密保護法案などがあって、「成長戦略」的色彩が霞んでしまった。今国会では、一歩進めて「経済の好循環を実現する国会」と銘打った。「好循環」なくしてデフレ脱却はない。デフレを克服できなければ、財政再建も不可能である。当たり前の話だ。
先の民主党政権は、個人の消費に着目してカネをバラまいた。個人の懐が豊かになれば、消費が拡大。その結果、企業の業績が上向き、賃金が上昇。さらに消費が拡大に繋がるというシナリオだ。自民党の戦略は企業環境を調え、活動を活発化することで「好循環」を生み出そうとしている。
どこを突いて、経済を活性化するかの違いだが、ワガハイは自民党的発想を支持する。日本の人口は減少傾向にあり、内需の拡大には限界がある。国際市場で勝負しなければ先細りになる。企業の国際競争力を高め、企業を元気にすることが先である。
「好循環」を誘導する施策のいくつかは、すでに動き出している。これに弾みをつける必要がある。演説でも取り上げているが、法人実効税率の引き下げ、設備投資減税、研究開発減税の拡充などは不可欠だ。併せて様々な規制を順次緩和していくことも大事だ。
ワガハイが最も注目しているのは、技術開発力の強化だ。これに資金や人材を思い切って投入すべきである。日本が世界をリードできる分野である。その意味では、研究開発法人制度や医療分野での「日本版NIH」の創設などを大いに評価する。
国民が安倍政権に期待しているのは、経済の再生がダントツだ。経済力が付けば、外交や安全保障、社会福祉、財政などの面でも「好循環」が生じるであろう。ゼニがなければ何もできない。安倍政権にとって、予算を仕上げることが第一だが、年度を跨いだ向こう半年が正念場であろう。
(13年5月「経済で戦え」参照)
昨年秋の臨時国会は、そもそも「成長戦略」国会とする予定であったが、特定秘密保護法案などがあって、「成長戦略」的色彩が霞んでしまった。今国会では、一歩進めて「経済の好循環を実現する国会」と銘打った。「好循環」なくしてデフレ脱却はない。デフレを克服できなければ、財政再建も不可能である。当たり前の話だ。
先の民主党政権は、個人の消費に着目してカネをバラまいた。個人の懐が豊かになれば、消費が拡大。その結果、企業の業績が上向き、賃金が上昇。さらに消費が拡大に繋がるというシナリオだ。自民党の戦略は企業環境を調え、活動を活発化することで「好循環」を生み出そうとしている。
どこを突いて、経済を活性化するかの違いだが、ワガハイは自民党的発想を支持する。日本の人口は減少傾向にあり、内需の拡大には限界がある。国際市場で勝負しなければ先細りになる。企業の国際競争力を高め、企業を元気にすることが先である。
「好循環」を誘導する施策のいくつかは、すでに動き出している。これに弾みをつける必要がある。演説でも取り上げているが、法人実効税率の引き下げ、設備投資減税、研究開発減税の拡充などは不可欠だ。併せて様々な規制を順次緩和していくことも大事だ。
ワガハイが最も注目しているのは、技術開発力の強化だ。これに資金や人材を思い切って投入すべきである。日本が世界をリードできる分野である。その意味では、研究開発法人制度や医療分野での「日本版NIH」の創設などを大いに評価する。
国民が安倍政権に期待しているのは、経済の再生がダントツだ。経済力が付けば、外交や安全保障、社会福祉、財政などの面でも「好循環」が生じるであろう。ゼニがなければ何もできない。安倍政権にとって、予算を仕上げることが第一だが、年度を跨いだ向こう半年が正念場であろう。
(13年5月「経済で戦え」参照)
by everyoung
| 2014-01-25 09:45
| 言いたい放題
|
Comments(0)