2015年 12月 03日
三つが良い |
ことしの新語・流行語大賞に、プロ野球の「トリプルスリー」と、外国人による「爆買」が決まった。どんな言葉が流行ろうがあまり関心はないが、「トリプルスリー」が、この賞に馴染むかどうか、議論が分かれているようだ。
「トリプルスリー」は、本塁打30本、打率3割、盗塁30以上のシーズン同時達成をいう。長いプロ野球の歴史でも、実現できたのは8度だけだ。第一号は1950年の別当薫だ。直近では2002年に松井稼頭央が達成している。あのイチローや、川上哲治、長嶋茂雄、王貞治らもできなかった。
今シーズンは、ソフトバンクの柳田悠岐とヤクルトの山田哲人の二人が揃って記録を樹立した。大したもんだ。3冠王は、本塁打王、打点王、首位打者(打率)の同時受賞者のことだ。本塁打と打点の数は、打順にもよるが、概ねワンセットで得ることが可能だ。打率までトップを維持するには、長打力だけではダメだ。「トリプルスリー」は、各部門の「王」でなくてもよいが、最低「3の数字」を残すことが不可欠な要件だ。いずれも価値のある記録だ。同じ3が付いても三振王は名誉なことではない。
日常生活を見ると、3という数字が結構使われているのに気付く。問題点や課題などを指摘する場合、三つに整理する方がわかり易い。二つでは少ない。四つでは多くて覚えきれない。安倍晋三首相の「三本の矢」は、数として丁度よいのかも知れない。
囲碁には、碁盤の隅に「3×3」という好点がある。縦の第3線と横の第3線が交わる点だ。タイミングを見てここに打ち込むと、回りの勢力にもよるが、大体一定の地が確保できる。「地に辛い打ち方」をする人は、この点に好んで入って来る。勝負事は「3番勝負」で決着することが多い。
庭木のモッコクなどの剪定には、「三つ葉透かし」という手法がある。余計な枝や葉を整理して、美しく仕上げることができる。少し高い所に鋏を入れるには、三脚を使う。二脚では立たないし、4脚では逆に危ない。三脚が一番安定している。
空手を長年やっているが、得意技の一つに「3点攻撃」というのがある。ワガハイが勝手にそう名付けているだけだ。双手突きと蹴りを同時に繰り出す方法だ。間合いにもよるが、防御しながら攻撃できるメリットがある。一瞬不安定な態勢になるが、うまく使えば効き目がある。
子どもの頃によく聞いたラジオ番組に「三つの歌」というのがあった。流れるメロディに合わせて3曲歌えれば合格だ。スポーツ大会のメダルは、金、銀、銅の三つだ。鉄やアルミなどのメダルも造って、入賞者みんなに渡せばいいのに。結婚などのお祝いには、二分できないように奇数が望ましいとか。1は少なく、5では多い、3が妥当だ。
良いことばかりではない。「売り家と唐様で書く三代目」。孫の代になると苦労を知らず、遊びほほうけて資産を食いつぶすということだ。「三日天下」、「三日坊主」、「三度目の正直」などの言葉もある。三角関係は男女間のもつれで屢々使われる。3は実に親しみのある数字ではないか。
「トリプルスリー」は、本塁打30本、打率3割、盗塁30以上のシーズン同時達成をいう。長いプロ野球の歴史でも、実現できたのは8度だけだ。第一号は1950年の別当薫だ。直近では2002年に松井稼頭央が達成している。あのイチローや、川上哲治、長嶋茂雄、王貞治らもできなかった。
今シーズンは、ソフトバンクの柳田悠岐とヤクルトの山田哲人の二人が揃って記録を樹立した。大したもんだ。3冠王は、本塁打王、打点王、首位打者(打率)の同時受賞者のことだ。本塁打と打点の数は、打順にもよるが、概ねワンセットで得ることが可能だ。打率までトップを維持するには、長打力だけではダメだ。「トリプルスリー」は、各部門の「王」でなくてもよいが、最低「3の数字」を残すことが不可欠な要件だ。いずれも価値のある記録だ。同じ3が付いても三振王は名誉なことではない。
日常生活を見ると、3という数字が結構使われているのに気付く。問題点や課題などを指摘する場合、三つに整理する方がわかり易い。二つでは少ない。四つでは多くて覚えきれない。安倍晋三首相の「三本の矢」は、数として丁度よいのかも知れない。
囲碁には、碁盤の隅に「3×3」という好点がある。縦の第3線と横の第3線が交わる点だ。タイミングを見てここに打ち込むと、回りの勢力にもよるが、大体一定の地が確保できる。「地に辛い打ち方」をする人は、この点に好んで入って来る。勝負事は「3番勝負」で決着することが多い。
庭木のモッコクなどの剪定には、「三つ葉透かし」という手法がある。余計な枝や葉を整理して、美しく仕上げることができる。少し高い所に鋏を入れるには、三脚を使う。二脚では立たないし、4脚では逆に危ない。三脚が一番安定している。
空手を長年やっているが、得意技の一つに「3点攻撃」というのがある。ワガハイが勝手にそう名付けているだけだ。双手突きと蹴りを同時に繰り出す方法だ。間合いにもよるが、防御しながら攻撃できるメリットがある。一瞬不安定な態勢になるが、うまく使えば効き目がある。
子どもの頃によく聞いたラジオ番組に「三つの歌」というのがあった。流れるメロディに合わせて3曲歌えれば合格だ。スポーツ大会のメダルは、金、銀、銅の三つだ。鉄やアルミなどのメダルも造って、入賞者みんなに渡せばいいのに。結婚などのお祝いには、二分できないように奇数が望ましいとか。1は少なく、5では多い、3が妥当だ。
良いことばかりではない。「売り家と唐様で書く三代目」。孫の代になると苦労を知らず、遊びほほうけて資産を食いつぶすということだ。「三日天下」、「三日坊主」、「三度目の正直」などの言葉もある。三角関係は男女間のもつれで屢々使われる。3は実に親しみのある数字ではないか。
by everyoung
| 2015-12-03 19:23
| 言いたい放題
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