2016年 02月 13日
軽率な行動 |
自民党京都選出の若手衆院議員、宮崎謙介氏の不倫疑惑が浮上。本人が事実を認めて謝罪し、議員も辞職することになった。同じ国会議員の夫人の出産を控え、「育児休暇」の取得を宣言して話題となった。週刊誌の私生活暴露で、言動に辻褄が合わなくなった結果だ。
世間に注目された議員でありながら、自らの行動に隙があり過ぎた。女性タレントを自宅に連れ込むなどは、週刊誌にとっては絶好の餌食だ。一挙手一投足を、鵜の目鷹の目で狙われていたはずで、全くの無防備と言わざるを得ない。やるなら、もっと慎重にバレないようにやれということだ。
宮崎氏は、釈明会見で「不適切な行為で、迷惑を掛けた」と述べ、頭を下げた。かつてクリントン米大統領(当時)が、女優のモニカ・ルインスキーとのスキャンダルが発覚。「不適切な関係」という言葉が一時流行った。何がどう「不適切」だったのかよくわからない。
男が、名誉とカネと並んで求めるのは女だ。歴史が証明している。以前、「歴女ブーム」(09年12月)でも一部紹介したことがある。日本では、江戸時代に掛けてキリスト教が弾圧された。もし同教が「一夫多妻」を認めていたら、布教も妨げられなかったかも知れないとの説もある。
その割には、欧米のキリスト教地域では、要人の艶聞が後を絶たない。制度的には「一夫一婦制」を堅持して、「不適切な関係」にはいたって寛容だ(10年1月「若いツバメ」など参照)。政治家に婚外交渉が発覚しても、自ら責任を取るような話はあまりない。
日本ではどうか。右代表として挙げられるのは、宇野宗佑元首相だ。芸者との愛人関係が取り沙汰されて、就任69日でクビになった。最近では、2013年に衆院議運委員長であった佐田玄一郎氏の「援助交際」問題。衆院内閣副大臣だった西村康念氏の「ベトナム買春」問題が話題となった。
宇野氏に限らず、歴代の宰相には愛人がいた。日が暮れると、別宅や料亭に入り浸りで、「性事」活動に勤しんでいた。公然の秘密であり、それほどスキャンダルにもならなかった。政治の世界に詳しい知人によると、熊本選出の某政治家などは、客を待たせたまま議員宿舎の奥の間で、愛人といちゃいちゃしていたのを目撃されている。
表向き、道徳や倫理、理性を叫んでも、所詮この世は男と女で成り立っている。男が男なら、女も女だ。双方が機を見て慇懃を交わすのは当然の成り行きだ。重要なのは、立場や場所を弁え、自己責任で完結させることだ。
世間に注目された議員でありながら、自らの行動に隙があり過ぎた。女性タレントを自宅に連れ込むなどは、週刊誌にとっては絶好の餌食だ。一挙手一投足を、鵜の目鷹の目で狙われていたはずで、全くの無防備と言わざるを得ない。やるなら、もっと慎重にバレないようにやれということだ。
宮崎氏は、釈明会見で「不適切な行為で、迷惑を掛けた」と述べ、頭を下げた。かつてクリントン米大統領(当時)が、女優のモニカ・ルインスキーとのスキャンダルが発覚。「不適切な関係」という言葉が一時流行った。何がどう「不適切」だったのかよくわからない。
男が、名誉とカネと並んで求めるのは女だ。歴史が証明している。以前、「歴女ブーム」(09年12月)でも一部紹介したことがある。日本では、江戸時代に掛けてキリスト教が弾圧された。もし同教が「一夫多妻」を認めていたら、布教も妨げられなかったかも知れないとの説もある。
その割には、欧米のキリスト教地域では、要人の艶聞が後を絶たない。制度的には「一夫一婦制」を堅持して、「不適切な関係」にはいたって寛容だ(10年1月「若いツバメ」など参照)。政治家に婚外交渉が発覚しても、自ら責任を取るような話はあまりない。
日本ではどうか。右代表として挙げられるのは、宇野宗佑元首相だ。芸者との愛人関係が取り沙汰されて、就任69日でクビになった。最近では、2013年に衆院議運委員長であった佐田玄一郎氏の「援助交際」問題。衆院内閣副大臣だった西村康念氏の「ベトナム買春」問題が話題となった。
宇野氏に限らず、歴代の宰相には愛人がいた。日が暮れると、別宅や料亭に入り浸りで、「性事」活動に勤しんでいた。公然の秘密であり、それほどスキャンダルにもならなかった。政治の世界に詳しい知人によると、熊本選出の某政治家などは、客を待たせたまま議員宿舎の奥の間で、愛人といちゃいちゃしていたのを目撃されている。
表向き、道徳や倫理、理性を叫んでも、所詮この世は男と女で成り立っている。男が男なら、女も女だ。双方が機を見て慇懃を交わすのは当然の成り行きだ。重要なのは、立場や場所を弁え、自己責任で完結させることだ。
by everyoung
| 2016-02-13 09:52
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