2016年 06月 01日
参院選で信問う |
通常国会閉会に伴い、安倍晋三首相が先ほど記者会見し、消費税の引き上げを2019年10月まで延期。新しい判断を国勢選挙である参院選を通じて国民の信を問うとの考えを示した。参院選は22日に公示。来月10日投票が確定した。
会見で首相は、「公約違反は真摯に受け止めるが、このままではデフレに後戻りする。アベノミックスを加速させるか後戻りさせるかが参院選の争点だ」とし、与党で改選議席の過半数を獲得することだと力説した。
これまでの実績について首相は、「前回の総選挙の際、消費税再引き上げに必要な状況つくると約束してアベノミックスを進めて来た。その成果は、中小企業を含めた雇用環境の改善や賃上げなどに現れている」と述べ、道半ばながら結果が出ていることを強調した。
その上で首相は、先の主要7カ国(G7)首脳会議で、「中国などの新興国に陰りが出て、投資も落ちている。世界経済に不透明感増している」との共通認識があったことを紹介。財政、構造改革などあらゆる政策を総動員することで合意したと述べた。
現状では、「リーマンショック級の事態は発生していないが、リスクには備えなければならない」とし、「内需を腰折れさせかねない消費税の引き上げは延期する」との考えに至ったことを説明した。首相は、「財政再建の旗は降ろさない。20年度のプライマリーバランスの黒字化は目指す」と断言した。
質疑応答で首相は、「アベノミックスを加速させて、その果実で社会保障の充実を図りたい」とし、民進党や共産党に対しては、批判するなら「対案を出せ」と迫った。首相はまた、「解散・総選挙がよぎったことは否定しないが、今は「か」の字もない」と語った。
消費税を予定通り上げることが出来ない理由について、首相は縷々述べているが、肝心の国民生活にどう影響を与えるかは不透明だ。延期により、何がプラスになり、何がマイナスかを国民の前にもっと明確にすべきではないか。
会見で首相は、「公約違反は真摯に受け止めるが、このままではデフレに後戻りする。アベノミックスを加速させるか後戻りさせるかが参院選の争点だ」とし、与党で改選議席の過半数を獲得することだと力説した。
これまでの実績について首相は、「前回の総選挙の際、消費税再引き上げに必要な状況つくると約束してアベノミックスを進めて来た。その成果は、中小企業を含めた雇用環境の改善や賃上げなどに現れている」と述べ、道半ばながら結果が出ていることを強調した。
その上で首相は、先の主要7カ国(G7)首脳会議で、「中国などの新興国に陰りが出て、投資も落ちている。世界経済に不透明感増している」との共通認識があったことを紹介。財政、構造改革などあらゆる政策を総動員することで合意したと述べた。
現状では、「リーマンショック級の事態は発生していないが、リスクには備えなければならない」とし、「内需を腰折れさせかねない消費税の引き上げは延期する」との考えに至ったことを説明した。首相は、「財政再建の旗は降ろさない。20年度のプライマリーバランスの黒字化は目指す」と断言した。
質疑応答で首相は、「アベノミックスを加速させて、その果実で社会保障の充実を図りたい」とし、民進党や共産党に対しては、批判するなら「対案を出せ」と迫った。首相はまた、「解散・総選挙がよぎったことは否定しないが、今は「か」の字もない」と語った。
消費税を予定通り上げることが出来ない理由について、首相は縷々述べているが、肝心の国民生活にどう影響を与えるかは不透明だ。延期により、何がプラスになり、何がマイナスかを国民の前にもっと明確にすべきではないか。
by everyoung
| 2016-06-01 19:45
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