2016年 09月 29日
深入りするな |
臨時国会が始まり、安倍晋三首相の所信表明演説に続き、各党の代表質問に入った。この場面では、双方「言い放し」で、すれ違いが多いのはいつものことだ。本格論戦はこれからだ。焦点は、補正予算と環太平洋経済連携協定(TPP)、安全保障などだが、つまらぬ足の引っ張り合いではなく、政策論議を期待したいものだ。
安全保障問題に関連して、志位和夫共産党委員長が、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に疑問を呈した。志位氏は、現地の情勢について、「7月に首都ジュバでの大規模な内戦が勃発、深刻な状態にある」と指摘。「駆けつけ警護」の条件が「総崩れ」にあると懸念を表明した。
内戦激化により、国連安全保障理事会はPKOの増派を決定。日本は、派遣部隊を11月に交代することになっており、「駆けつけ警護」の新任務が付与される。そのため、陸上自衛隊は訓練を開始し、交代に備えている。
「駆けつけ警護」には、「紛争当事者間の停戦合意成立」などの5つの条件が調っていることが必要である。志位氏は、内戦の悪化で参加条件に合致していないと追及したものだ。これに対し、安倍首相は、「7月の戦闘は武力紛争とは考えていない。情勢は比較的落ち着いており、5原則は維持されている」と反論。派遣には「慎重に見極めて、総合的に検討する」とだけ述べた。
国連PKOとして現在、南スーダンでは1万7000人の部隊が活動している。日本は、民主党時代の12年に派遣を決め、道路建設などのインフラ整備として370人の自衛隊員が活動している。PKOには、中国、韓国、インドなどの国の部隊が参加しているが、主要7カ国(G7)では、日本以外の派遣はゼロだ。
PKOの活動部隊のほとんどは、カネ目当ての「傭い兵」のようなものだ。どこにあるかも分からないようなアフリカの国に自衛隊を派遣。インフラ整備といいながら、かなりの危険に晒されているのが実態だ。新任務として「駆けつけ警護」が付与されれば、さらなる危険が高まるのは必死だ。
万が一、派遣自衛隊に死傷者が出れば、喜ぶのは野党などの「安保反対」の左巻きグループだ。余計な関わりは最小限にすべきだ。事前に訓練をしておくことまでは反対ではないが、実戦対応には慎重にすべきだ。南スーダンに、これ以上深入りしても、あまり得になることはなさそうだ。
安全保障問題に関連して、志位和夫共産党委員長が、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に疑問を呈した。志位氏は、現地の情勢について、「7月に首都ジュバでの大規模な内戦が勃発、深刻な状態にある」と指摘。「駆けつけ警護」の条件が「総崩れ」にあると懸念を表明した。
内戦激化により、国連安全保障理事会はPKOの増派を決定。日本は、派遣部隊を11月に交代することになっており、「駆けつけ警護」の新任務が付与される。そのため、陸上自衛隊は訓練を開始し、交代に備えている。
「駆けつけ警護」には、「紛争当事者間の停戦合意成立」などの5つの条件が調っていることが必要である。志位氏は、内戦の悪化で参加条件に合致していないと追及したものだ。これに対し、安倍首相は、「7月の戦闘は武力紛争とは考えていない。情勢は比較的落ち着いており、5原則は維持されている」と反論。派遣には「慎重に見極めて、総合的に検討する」とだけ述べた。
国連PKOとして現在、南スーダンでは1万7000人の部隊が活動している。日本は、民主党時代の12年に派遣を決め、道路建設などのインフラ整備として370人の自衛隊員が活動している。PKOには、中国、韓国、インドなどの国の部隊が参加しているが、主要7カ国(G7)では、日本以外の派遣はゼロだ。
PKOの活動部隊のほとんどは、カネ目当ての「傭い兵」のようなものだ。どこにあるかも分からないようなアフリカの国に自衛隊を派遣。インフラ整備といいながら、かなりの危険に晒されているのが実態だ。新任務として「駆けつけ警護」が付与されれば、さらなる危険が高まるのは必死だ。
万が一、派遣自衛隊に死傷者が出れば、喜ぶのは野党などの「安保反対」の左巻きグループだ。余計な関わりは最小限にすべきだ。事前に訓練をしておくことまでは反対ではないが、実戦対応には慎重にすべきだ。南スーダンに、これ以上深入りしても、あまり得になることはなさそうだ。
by everyoung
| 2016-09-29 10:37
| 言いたい放題
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