2005年 12月 20日
国家予算 |
毎年この時期になると、与党を中心にバタバタとものごとが決まって、予算案が出来上がる。各省庁に内示された来年度の財務省原案では、一般歳出を減額して一般会計の規模を押さえ込んだ。税収は増加したが新規国債発行を抑制、なんとか「小さな政府」へ向けての体裁を整えた。
復活折衝を経て政府案が決まり、年明けからの予算委員会審議に入る。同委員会は、国会の中ではもっとも注目される委員会で、テレビ中継もある。質問する議員は、予算の内容より選挙区向けのパフォーマンスを重視する傾向がある。予算と関係ないとは言わないが、不祥事や時の話題に議論が集中し、本質論がろくに議論されないまま成立となるケースが多い。
他の委員会や分科会でもそうだ。すべての予算の内容を取り上げて吟味し、その妥当性を評価することはない。量的にも時間的にも不可能である。野党にしても与党攻撃の材料探しに終始し、バランスのとれた議論はとても期待できない。
国家予算を兆や億の数字を並べ立ててもみても、中身がさっぱり分からない。新聞報道では、特徴的なものしか取り上げないからだ。予算内容を本当に理解するなら、各省庁の予算書を熟読するしかない。熟読しても問題点が分かるとは限らない。実態と見比べてみないと是非の判断はつきにくい。
予算の詳細を、関係者以外の人は何も知らないまま執行されていく。特に継続事業などは、何の疑問もなく予算が付いていく。一応、財務省の主計局で査定する仕組みになっているが限界がある。本気で構造改革をするなら、予算の編成段階で「納税者」が直接評価する仕組みも考えるべきだ。利権の絡む政治家だけに任せておくわけにはいかない。
復活折衝を経て政府案が決まり、年明けからの予算委員会審議に入る。同委員会は、国会の中ではもっとも注目される委員会で、テレビ中継もある。質問する議員は、予算の内容より選挙区向けのパフォーマンスを重視する傾向がある。予算と関係ないとは言わないが、不祥事や時の話題に議論が集中し、本質論がろくに議論されないまま成立となるケースが多い。
他の委員会や分科会でもそうだ。すべての予算の内容を取り上げて吟味し、その妥当性を評価することはない。量的にも時間的にも不可能である。野党にしても与党攻撃の材料探しに終始し、バランスのとれた議論はとても期待できない。
国家予算を兆や億の数字を並べ立ててもみても、中身がさっぱり分からない。新聞報道では、特徴的なものしか取り上げないからだ。予算内容を本当に理解するなら、各省庁の予算書を熟読するしかない。熟読しても問題点が分かるとは限らない。実態と見比べてみないと是非の判断はつきにくい。
予算の詳細を、関係者以外の人は何も知らないまま執行されていく。特に継続事業などは、何の疑問もなく予算が付いていく。一応、財務省の主計局で査定する仕組みになっているが限界がある。本気で構造改革をするなら、予算の編成段階で「納税者」が直接評価する仕組みも考えるべきだ。利権の絡む政治家だけに任せておくわけにはいかない。
by everyoung
| 2005-12-20 18:19
| ハラ立ち日記
|
Comments(0)