2006年 07月 18日
ガス中毒 |
このところ不可解な事件が多い。パロマ工業のガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒死もその一例だ。10年以上も経って今頃になって大騒ぎしている。
事件の犠牲者の家族が、司法解剖の結果について疑問を持ち、再調査したのが切っ掛けのようだが、どうして何年も真相解明が放置されていたのか不思議だ。
犠牲者の家族は当初、「心不全」で死亡したと知らせられていたようだ。事件ではなく病死としての扱いになっていた。人が死ぬ時は心臓が止まるので「心不全」に間違いない。有名人などが死亡原因を「心不全」とするケースがあるが、これは実際の死因を公表したくないためだ。「心不全」という死因はそもそもおかしいのだ。
せっかく司法解剖しながら警察はどうして事件として調べなかったのか。調査してすぐに原因を突き止めていれば、その後の犠牲者は出さずに済んだ。家族には司法解剖の結果がすぐに伝えられていなかったのか。疑問が多い事件だ。
製造メーカーであるパロマ工業は、製品そのものには不具合がなく、勝手に改造したのが原因だと言っている。仮にそうだとすると、誰の責任になるのか。この事件にはメーカー以外にも関係者が多い。改造を手掛けた業者だけではない。問題があった製品を買い替えるのではなく、安直に改造で対応させた住宅のオーナー。報告を受けた当時の通産省。犠牲者を司法解剖しながら原因の突き止めを怠った警察などなどだ。
ガス器具は、ナベカマとは違い、ひとつ間違うと命取りになる。製品そのものの安全性は当然だが、使用中のメンテナンスも極めて重要である。器具である限り寿命がある。使用する過程で、経年変化や劣化現象が生ずる。これにきちっと対応しないから犠牲者が出るのだ。ましてや安全を無視して勝手に改造するなどもってのほかだ。
メーカーによると、これまでに27件、20人の犠牲者が出ている。これだけ問題が発生していながら関係者は何をしていたのか。もし犠牲者の家族が疑問を呈さなければ、ヤミに葬られていたかもしれない。恐ろしい話である。メーカーだけでなく、関係者の怠慢を厳しく指弾すべきである。
事件の犠牲者の家族が、司法解剖の結果について疑問を持ち、再調査したのが切っ掛けのようだが、どうして何年も真相解明が放置されていたのか不思議だ。
犠牲者の家族は当初、「心不全」で死亡したと知らせられていたようだ。事件ではなく病死としての扱いになっていた。人が死ぬ時は心臓が止まるので「心不全」に間違いない。有名人などが死亡原因を「心不全」とするケースがあるが、これは実際の死因を公表したくないためだ。「心不全」という死因はそもそもおかしいのだ。
せっかく司法解剖しながら警察はどうして事件として調べなかったのか。調査してすぐに原因を突き止めていれば、その後の犠牲者は出さずに済んだ。家族には司法解剖の結果がすぐに伝えられていなかったのか。疑問が多い事件だ。
製造メーカーであるパロマ工業は、製品そのものには不具合がなく、勝手に改造したのが原因だと言っている。仮にそうだとすると、誰の責任になるのか。この事件にはメーカー以外にも関係者が多い。改造を手掛けた業者だけではない。問題があった製品を買い替えるのではなく、安直に改造で対応させた住宅のオーナー。報告を受けた当時の通産省。犠牲者を司法解剖しながら原因の突き止めを怠った警察などなどだ。
ガス器具は、ナベカマとは違い、ひとつ間違うと命取りになる。製品そのものの安全性は当然だが、使用中のメンテナンスも極めて重要である。器具である限り寿命がある。使用する過程で、経年変化や劣化現象が生ずる。これにきちっと対応しないから犠牲者が出るのだ。ましてや安全を無視して勝手に改造するなどもってのほかだ。
メーカーによると、これまでに27件、20人の犠牲者が出ている。これだけ問題が発生していながら関係者は何をしていたのか。もし犠牲者の家族が疑問を呈さなければ、ヤミに葬られていたかもしれない。恐ろしい話である。メーカーだけでなく、関係者の怠慢を厳しく指弾すべきである。
by everyoung
| 2006-07-18 19:25
| ハラ立ち日記
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