2006年 11月 03日
黒豆と虫 |
「動いても黒豆」という話を先輩に聞いたことがある。強情な人間同士が言い争いをしている。何か黒いものがあるが、あれは何か。片方が虫だと言うと、もう一方は黒豆だと主張して譲らない。そのうちに黒いものが動いた。黒豆派は、それでも虫だとは認めない。黒豆が風でひとりでに動いたということか。北朝鮮の動向をみていると、こんな話が頭に浮かんだ。
北朝鮮は、類い希に見る国際犯罪国家である。常識では考えられないことを何度もしてきた。未だに大韓航空の爆破事件すらも自らの犯罪とは認めていない国だ。徹底的に証拠を突きつけて、逃げ場がなくなって漸く渋々認めるのがこのような国の常套手段である。
日本人拉致について、金正日主席がよくも認めて謝ったものだ。初めてこのニュースを聞いた時は耳を疑った。余程の事情が背後になったのではないかと推測する。ドル紙幣の偽造についても、国家の関わりは否定しながらも、偽造の事実だけはどうやら認めざるを得なくなってきたようだ。
4月のコメント「金融制裁」でも触れたが、徐々に制裁の効果が出て来ている。北朝鮮が、ことあるごとに制裁解除を求めて来ているのは、それだけ追い込まれて来た証左である。国連決議に基づいて各国は新たな経済制裁に着手したが、これは核実験に対する制裁措置である。北朝鮮が「核」を武器に、従来の金融制裁の解除を求めるのは筋違いである。
米国が頑に拒否するのは当然で、北朝鮮も偽造紙幣の証拠を突きつけられて苦しい対応が迫られてきたようだ。今後の焦点は6者会議に移ってきているが、北朝鮮は条件を出す立場にはない。当初のスタートラインに戻り、これまでの合意事項を遵守、実行するのが先決であろう。
北朝鮮は、類い希に見る国際犯罪国家である。常識では考えられないことを何度もしてきた。未だに大韓航空の爆破事件すらも自らの犯罪とは認めていない国だ。徹底的に証拠を突きつけて、逃げ場がなくなって漸く渋々認めるのがこのような国の常套手段である。
日本人拉致について、金正日主席がよくも認めて謝ったものだ。初めてこのニュースを聞いた時は耳を疑った。余程の事情が背後になったのではないかと推測する。ドル紙幣の偽造についても、国家の関わりは否定しながらも、偽造の事実だけはどうやら認めざるを得なくなってきたようだ。
4月のコメント「金融制裁」でも触れたが、徐々に制裁の効果が出て来ている。北朝鮮が、ことあるごとに制裁解除を求めて来ているのは、それだけ追い込まれて来た証左である。国連決議に基づいて各国は新たな経済制裁に着手したが、これは核実験に対する制裁措置である。北朝鮮が「核」を武器に、従来の金融制裁の解除を求めるのは筋違いである。
米国が頑に拒否するのは当然で、北朝鮮も偽造紙幣の証拠を突きつけられて苦しい対応が迫られてきたようだ。今後の焦点は6者会議に移ってきているが、北朝鮮は条件を出す立場にはない。当初のスタートラインに戻り、これまでの合意事項を遵守、実行するのが先決であろう。
by everyoung
| 2006-11-03 23:51
| ハラ立ち日記
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