2007年 04月 05日
議員宿舎 |
東京・赤坂に新築した衆院議員宿舎の入居者が少ないことが話題になっている。議員が「世間の批判」を気にして入居を渋っているからだ。新宿舎は、3LDKの家族向けで都内23区に家がなければ入居できる。地方議員の国会活動に便宜を図るのが目的だ。
やり玉に上がっているのが家賃だ。月9万2000円で、この地域でこのクラスの民間マンションに比べれば格段に安い。差額分は実質、国が家賃負担していることになる。議員には、歳費(ヒラ議員で月130万円)の他に「文書通信交通滞在費」(同100万円)なるものも支給されている。仮に家賃が民間相場並の水準であっても、本来ならこの経費で賄えるはずだ。一方で滞在費を受け取りながら格安家賃で入居し、差額を国が補助していることになる。二重の議員特権と言われても仕方がない。
衆院議員宿舎は他にもある。その一つの九段宿舎には、ワガハイも何度か行ったことがある。ここの住環境は赤坂とそう変わらない。部屋の大きさも同じだ。しかし設備は赤坂に比べ見劣りするほか、築年数も経っている。従って家賃は月5万円強だ。赤坂で「世間」を気にするなら、ここはどうなのだ。たまたま赤坂が、新築で設備が豪華であるだけの違いで議員特権としては同じことではないか。
ワガハイは、国政を担う国会議員の活動に、ある程度の特権を与えることには異論はない。もちろん、歳費や他の必要経費の明細を明らかにしておくことが前提だ。その上で堂々と特権を行使すればよい。その代わり議員としての任務をきちっと果たすべきである。
昨今の国会議員を見ていると、政策論議もロクにできないボンクラ議員が目立つ。国会審議でも居眠りや欠伸したり、党利党略だけを目的としてスキャンダルの応酬に現を抜かしているのが多い。
そもそも立法府に「立法能力」がない(05年9月参照)。国会提出の法案のほとんどは政府提案である。議員立法は申し訳程度にすぎない。日本の立法機能は官に「おんぶにだっこ」なのである。これこそ全くの税金の無駄遣いである。新宿舎に入る入らないは、大した問題ではない。国会議員としての本来の役割をもっと自覚すべきだろう。
やり玉に上がっているのが家賃だ。月9万2000円で、この地域でこのクラスの民間マンションに比べれば格段に安い。差額分は実質、国が家賃負担していることになる。議員には、歳費(ヒラ議員で月130万円)の他に「文書通信交通滞在費」(同100万円)なるものも支給されている。仮に家賃が民間相場並の水準であっても、本来ならこの経費で賄えるはずだ。一方で滞在費を受け取りながら格安家賃で入居し、差額を国が補助していることになる。二重の議員特権と言われても仕方がない。
衆院議員宿舎は他にもある。その一つの九段宿舎には、ワガハイも何度か行ったことがある。ここの住環境は赤坂とそう変わらない。部屋の大きさも同じだ。しかし設備は赤坂に比べ見劣りするほか、築年数も経っている。従って家賃は月5万円強だ。赤坂で「世間」を気にするなら、ここはどうなのだ。たまたま赤坂が、新築で設備が豪華であるだけの違いで議員特権としては同じことではないか。
ワガハイは、国政を担う国会議員の活動に、ある程度の特権を与えることには異論はない。もちろん、歳費や他の必要経費の明細を明らかにしておくことが前提だ。その上で堂々と特権を行使すればよい。その代わり議員としての任務をきちっと果たすべきである。
昨今の国会議員を見ていると、政策論議もロクにできないボンクラ議員が目立つ。国会審議でも居眠りや欠伸したり、党利党略だけを目的としてスキャンダルの応酬に現を抜かしているのが多い。
そもそも立法府に「立法能力」がない(05年9月参照)。国会提出の法案のほとんどは政府提案である。議員立法は申し訳程度にすぎない。日本の立法機能は官に「おんぶにだっこ」なのである。これこそ全くの税金の無駄遣いである。新宿舎に入る入らないは、大した問題ではない。国会議員としての本来の役割をもっと自覚すべきだろう。
by everyoung
| 2007-04-05 11:26
| ハラ立ち日記
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