2008年 06月 20日
何がなんだか |
「いずれがアヤメ、カキツバタ」という言葉がある。見分けがつかないモノの例えだ。この種の花は並べて見ても、どれがどれだか分からない場合が多い。混乱の原因は、花の名前の使い方がいい加減だからだ。
アヤメもカキツバタも、6月を代表する花だ。同じようなモノに、ハナショウブやアイリスがある。アヤメは、「菖蒲」あるいは「文目」という漢字で表す。「菖蒲」を「ショウブ」と読んではいけない。ホンモノの「ショウブ」は、アヤメ科ではなく、サトイモ科の単子葉植物だ。花とは言いにくい。
ハナショウブとカキツバタは似ている。同じアヤメ科だが、アヤメとは異なる。アヤメが野山の乾いた所に生息するのに対し、ハナショウブやカキツバタは湿地帯に育つ。アヤメの花は網目があってやや小さい。ハナショウブやカキツバタには網目はない。
この種の花を英語でいうとアイリスとなる。ハナショウブはジャパニーズ・アイリスだ。他にダッチ(オランダ)・アイリスやジャーマン・アイリスというのもあるらしい。区別がつけにくいが、アヤメ科の花は日本や北東アジア、アイリスは地中海沿岸が原産地である。似て非なるものである。
アヤメとカキツバタは、見分けが比較的簡単な方だ。それに比べ、ハナショウブとカキツバタの違いは素人目には判別できない。冒頭の言葉は、「いずれがハナショウブ、カキツバタ」でなければならない。ハナショウブがなぜアヤメになったのか。
花の観光名所に「菖蒲園」なるものがある。これはおかしい。「菖蒲園」にはショウブがほとんどない。ハナショウブとカキツバタだけが咲いている。ショウブとハナショウブは全く異なる植物だ。「アヤメ園」というのもある。アヤメが全くなく、やはりハナショウブとカキツバタのオンパレードだ。同様にアヤメのない「アヤメ祭り」というのもある。
古くから、ハナショウブをアヤメと呼んでいる地域があるようだ。これが混乱の元となっている。多分「菖蒲」(ショウブ)も、ハナショウブやカキツバタと混同して使っているのかもしれない。ワガハイは、知ったかぶりしているだけだ。本当はどうか分からない。花は、美しければ何でもよいのだ。名前なんて、人間の都合で勝手につけたものにすぎないからだ。
アヤメもカキツバタも、6月を代表する花だ。同じようなモノに、ハナショウブやアイリスがある。アヤメは、「菖蒲」あるいは「文目」という漢字で表す。「菖蒲」を「ショウブ」と読んではいけない。ホンモノの「ショウブ」は、アヤメ科ではなく、サトイモ科の単子葉植物だ。花とは言いにくい。
ハナショウブとカキツバタは似ている。同じアヤメ科だが、アヤメとは異なる。アヤメが野山の乾いた所に生息するのに対し、ハナショウブやカキツバタは湿地帯に育つ。アヤメの花は網目があってやや小さい。ハナショウブやカキツバタには網目はない。
この種の花を英語でいうとアイリスとなる。ハナショウブはジャパニーズ・アイリスだ。他にダッチ(オランダ)・アイリスやジャーマン・アイリスというのもあるらしい。区別がつけにくいが、アヤメ科の花は日本や北東アジア、アイリスは地中海沿岸が原産地である。似て非なるものである。
アヤメとカキツバタは、見分けが比較的簡単な方だ。それに比べ、ハナショウブとカキツバタの違いは素人目には判別できない。冒頭の言葉は、「いずれがハナショウブ、カキツバタ」でなければならない。ハナショウブがなぜアヤメになったのか。
花の観光名所に「菖蒲園」なるものがある。これはおかしい。「菖蒲園」にはショウブがほとんどない。ハナショウブとカキツバタだけが咲いている。ショウブとハナショウブは全く異なる植物だ。「アヤメ園」というのもある。アヤメが全くなく、やはりハナショウブとカキツバタのオンパレードだ。同様にアヤメのない「アヤメ祭り」というのもある。
古くから、ハナショウブをアヤメと呼んでいる地域があるようだ。これが混乱の元となっている。多分「菖蒲」(ショウブ)も、ハナショウブやカキツバタと混同して使っているのかもしれない。ワガハイは、知ったかぶりしているだけだ。本当はどうか分からない。花は、美しければ何でもよいのだ。名前なんて、人間の都合で勝手につけたものにすぎないからだ。
by everyoung
| 2008-06-20 17:54
| 言いたい放題
|
Comments(0)