2009年 03月 28日
いっそタダに |
いよいよ明日から、高速道路に定額料金制が導入される。まだシステムに不備があるものの、初日の利用状況に関心が集まっている。景気対策としては一定の効果があるかもしれないが、高速道路の混雑や観光地の繁閑を加速する可能性もある。
恩恵を受けるのは、ETC搭載の乗用車やバイクで、休日の大都市部を除く高速道路に限定される。「どこまで行っても千円」が売り物だ。長距離を利用するほど得になる。前回もこのテーマを取り上げ、高速道路の更なる混雑を誘発する恐れがあることを指摘した。どうやら、それだけではなそさそうだ。
先日、町内の囲碁仲間と「合宿」と称して、温泉地に一泊し打ちまくってきた。年に3回程度、同じような企画をする。暇人がほとんどなので、いつもウィークデイに行くことにしている。今回はワガハイが幹事を務めた。電話で予約した時には、ホテル側はそこそこ込んでいるようなことを言っていた。実際に言ってみると、ガラガラ。気の毒なくらいだ。込むのは、週末と祭日ぐらいのようだ。
観光地はどこも同じような事情にある。週末や祭日は黙っていても客は来てくれる。ウィークデイをどう埋めるかが頭の痛いところだ。定額料金制の導入で、週末や祭日にはますます客が集中。ウィークデイは逆に一段と閑散になるかもしれない。特に遠方の観光地に行く場合、わざわざ高い高速料金を払う日を選ぶのはバカバカしくなるのではないか。
これは逆にすべきである。週末や祭日は現行通りとし、ウィークデイに安価な定額料金を適用する方がよい。今でさえ週末や祭日の高速道路は渋滞だらけだ。ウィークデイの利用者にインセンティブを与えれば、高速道路の利用は平準化される。観光地もそれを喜ぶであろう。
もう一つ気に食わないのは、なぜ地方の高速道路に限るのかだ。例えば、今回対象外となる首都高速は、すでに元をとっている。本来ならタダにしてもおかしくはない。それに比べて地方は採算性が非常に悪い。儲かっている所に先に還元するのが筋であろう。
今回の措置は、2年の時限付きだ。いったん値下げしたものを、元に戻すには相当の抵抗が予想される。条件を付けるぐらいなら、いっそ全てタダにした方がよい。これまでも何度か指摘したように、ガソリン税を財源にすれば実現可能である。一般財源化して勝手に目的を外すのは、そもそも論外なことだ。
恩恵を受けるのは、ETC搭載の乗用車やバイクで、休日の大都市部を除く高速道路に限定される。「どこまで行っても千円」が売り物だ。長距離を利用するほど得になる。前回もこのテーマを取り上げ、高速道路の更なる混雑を誘発する恐れがあることを指摘した。どうやら、それだけではなそさそうだ。
先日、町内の囲碁仲間と「合宿」と称して、温泉地に一泊し打ちまくってきた。年に3回程度、同じような企画をする。暇人がほとんどなので、いつもウィークデイに行くことにしている。今回はワガハイが幹事を務めた。電話で予約した時には、ホテル側はそこそこ込んでいるようなことを言っていた。実際に言ってみると、ガラガラ。気の毒なくらいだ。込むのは、週末と祭日ぐらいのようだ。
観光地はどこも同じような事情にある。週末や祭日は黙っていても客は来てくれる。ウィークデイをどう埋めるかが頭の痛いところだ。定額料金制の導入で、週末や祭日にはますます客が集中。ウィークデイは逆に一段と閑散になるかもしれない。特に遠方の観光地に行く場合、わざわざ高い高速料金を払う日を選ぶのはバカバカしくなるのではないか。
これは逆にすべきである。週末や祭日は現行通りとし、ウィークデイに安価な定額料金を適用する方がよい。今でさえ週末や祭日の高速道路は渋滞だらけだ。ウィークデイの利用者にインセンティブを与えれば、高速道路の利用は平準化される。観光地もそれを喜ぶであろう。
もう一つ気に食わないのは、なぜ地方の高速道路に限るのかだ。例えば、今回対象外となる首都高速は、すでに元をとっている。本来ならタダにしてもおかしくはない。それに比べて地方は採算性が非常に悪い。儲かっている所に先に還元するのが筋であろう。
今回の措置は、2年の時限付きだ。いったん値下げしたものを、元に戻すには相当の抵抗が予想される。条件を付けるぐらいなら、いっそ全てタダにした方がよい。これまでも何度か指摘したように、ガソリン税を財源にすれば実現可能である。一般財源化して勝手に目的を外すのは、そもそも論外なことだ。
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by everyoung
| 2009-03-28 00:02
| ハラ立ち日記
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Comments(1)