2009年 08月 18日
理由不明 |
世論調査というものについては、傾向をある程度判断するには役立つかもしれないが、あまり当てにはならないような気がする。メディアは、政党の政策や支持に関し、繰り返しこの種の調査を実施し、公表している。気になるのは、「評価する」「評価しない」などの答えの中で、「なぜ」かまでは問うていない点だ。
調査を受ける方は、はっきり言って面倒くさい。ワガハイの家にも電話が来た経験があるが、「イエス」「「ノー」の単純回答を求められるのは比較的楽だ。適当に答えておけばよい。理由まで問われると構えてしまう。ほとんどの調査対象者はそうではないかと推測する。
直近にメディアが実施した調査では、思いのほか民主党の「高速道路無料化」についての評判が悪い。調査では、その理由は不明だが、一般には「自動車ユーザーでない人に税負担を強いる」「低炭素化に逆行する」などと言われている。実際に民主党が天下をとり、これが実現された場合の反応とは異なるかもしれない。かつての「定額給付金」のようなケースもある。
ワガハイは「高速道路の無料化」は当然だと考えている。ガソリン税の暫定税率廃止もしかりだ。これまでにも何度か指摘したことだが、自動車ユーザーには、取得から所持、使用に至まで多くの段階で様々な税金が掛かっている。自動車社会がほぼ成熟過程に入っている状況下で、受益者負担としては余りにも多額である。必要がなくなればユーザーに還元するのが当たり前だ。
「高速道路の無料化」は、ガソリン税を充当すればコト足りる話だ。ガソリン税を勝手に一般財源化して、目的外に使っておきながら、無料化財源を別に求めるのはおかしな理屈だ。ガソリン税のやりくりで完結する政策であり、自動車を利用しない人の税金で賄う話ではない。
欧米では、高速道路ははじめから無料のところがほとんどだ。これが「低炭素化に逆行する」という議論はあまり聞いたことがない。高速道路が無料化となれば、下道を走っていた産業用車両などの利用率も上がる。高速道路の燃費は、下道に比べれば圧倒的に良い。むしろトラックなどは高速を走る方が、はるかに低炭素化に貢献することになる。高速道路がタダになったために産業用車両の絶対数が増えるとは限らない。
問題は、レジャー用の乗用車などだ。今の制度に比べれば、曜日や時間の集中が避けられ、平準化されるだろうが、利用者が増える可能性は大だ。ワガハイは、増えた乗用車の吐き出す二酸化炭素の量に比較すれば、産業施設の方がはるかに深刻だと考えている。
化石燃料に関しては、そう遠くない将来に限界に達する(06年4月「資源の限界」参照)。高速道路の無料化で二酸化炭素の増えた分は、省エネやエコカーで対応すべきだ。事実、世間はその方向にすでに動いている。物流を効率化してインフラの有効活用を図るには、高速道路の無料化は避けて通れない。これに反対するのは筋違いである。温暖化対策は産業全体で取り組むべき課題である。
調査を受ける方は、はっきり言って面倒くさい。ワガハイの家にも電話が来た経験があるが、「イエス」「「ノー」の単純回答を求められるのは比較的楽だ。適当に答えておけばよい。理由まで問われると構えてしまう。ほとんどの調査対象者はそうではないかと推測する。
直近にメディアが実施した調査では、思いのほか民主党の「高速道路無料化」についての評判が悪い。調査では、その理由は不明だが、一般には「自動車ユーザーでない人に税負担を強いる」「低炭素化に逆行する」などと言われている。実際に民主党が天下をとり、これが実現された場合の反応とは異なるかもしれない。かつての「定額給付金」のようなケースもある。
ワガハイは「高速道路の無料化」は当然だと考えている。ガソリン税の暫定税率廃止もしかりだ。これまでにも何度か指摘したことだが、自動車ユーザーには、取得から所持、使用に至まで多くの段階で様々な税金が掛かっている。自動車社会がほぼ成熟過程に入っている状況下で、受益者負担としては余りにも多額である。必要がなくなればユーザーに還元するのが当たり前だ。
「高速道路の無料化」は、ガソリン税を充当すればコト足りる話だ。ガソリン税を勝手に一般財源化して、目的外に使っておきながら、無料化財源を別に求めるのはおかしな理屈だ。ガソリン税のやりくりで完結する政策であり、自動車を利用しない人の税金で賄う話ではない。
欧米では、高速道路ははじめから無料のところがほとんどだ。これが「低炭素化に逆行する」という議論はあまり聞いたことがない。高速道路が無料化となれば、下道を走っていた産業用車両などの利用率も上がる。高速道路の燃費は、下道に比べれば圧倒的に良い。むしろトラックなどは高速を走る方が、はるかに低炭素化に貢献することになる。高速道路がタダになったために産業用車両の絶対数が増えるとは限らない。
問題は、レジャー用の乗用車などだ。今の制度に比べれば、曜日や時間の集中が避けられ、平準化されるだろうが、利用者が増える可能性は大だ。ワガハイは、増えた乗用車の吐き出す二酸化炭素の量に比較すれば、産業施設の方がはるかに深刻だと考えている。
化石燃料に関しては、そう遠くない将来に限界に達する(06年4月「資源の限界」参照)。高速道路の無料化で二酸化炭素の増えた分は、省エネやエコカーで対応すべきだ。事実、世間はその方向にすでに動いている。物流を効率化してインフラの有効活用を図るには、高速道路の無料化は避けて通れない。これに反対するのは筋違いである。温暖化対策は産業全体で取り組むべき課題である。
by everyoung
| 2009-08-18 10:38
| 言いたい放題
|
Comments(0)