2010年 06月 29日
公的負担 |
毎年この時期になると、国民健康保険料の請求書が送られて来る。サラリーマン時代には、保険料は給与から自動的に天引きされ、会社も半額を負担しているため、それほどの痛みは感じなかった。会社勤めを辞めた途端に、ズシンと乗りかかってくる。
国民健康保険料は、基本的に住民税をベースに計算される。所得が多ければ、それだけ住民税も増え、負担額も増大する。実際には大した収入もないのに、毎年の支払額はかなりの水準に達しているのが現状だ。公的負担は、源泉税以外にも、固定資産税や自動車税など山ほどある。公的負担を支払うために働くと、収入が増え、また公的負担増にはね返る。何のために仕事をしているのかわからない。
参院選の最中だが、各メディアの政権に対する世論調査では、社会保障の充実を求める声が一番多い。安心した生活が送られるのは結構なことだが、受益者側の論理だけでは成り立たない。誰が、それをどれだけ負担するかが問題だ。
会社勤めの頃は、1年間健康保険証を使わなかったら、健康保険組合から何がしかの「褒美」が頂けた。ワガハイは、あまり医者には掛からない。たまに歯医者には世話になる程度だ。そのために、何度か「褒美」に預かった。自動車保険の場合、年間で1度も事故らなければ、次回の更新時、割引率が高くなる。
国民健康保険では、こうした割引や「褒美」は何もない。住民税の多寡だけで、冷酷に計算されて請求書が送られて来る。もっとも、医者の世話にならないということは一番幸せなことだ。元を取ろうという発想がそもそもおかしいが、払いっぱなしだけで釈然としない面がある。
後期高齢者に対する医療費負担に対し、世間の反発は強かった。たった1割の負担さえ拒否する風潮が強い。この制度をどうするかは、今のところ宙ぶらりんの状態にある。高齢者ほど医療費が掛かっているのが現実だ。かつて何度も指摘したが、本来は応分の受益者負担をするのは当然であろう。社会保障の名の下で、タダで高額治療を受けるという発想が、若年層への負担と医療費の増大を招いている。
ワガハイは、「元気老人」の国民健康保険料は軽減すべきであると考えている。逆に医者通いが多いほど、負担割合を増やした方がよい。1割が妥当かどうかは別だが、診療窓口の負担と併せて、保険料自体の仕組みを見直さなければならない。本当の弱者に対しては、別の政策で対応する手段がいくらでもある。
国民健康保険料は、基本的に住民税をベースに計算される。所得が多ければ、それだけ住民税も増え、負担額も増大する。実際には大した収入もないのに、毎年の支払額はかなりの水準に達しているのが現状だ。公的負担は、源泉税以外にも、固定資産税や自動車税など山ほどある。公的負担を支払うために働くと、収入が増え、また公的負担増にはね返る。何のために仕事をしているのかわからない。
参院選の最中だが、各メディアの政権に対する世論調査では、社会保障の充実を求める声が一番多い。安心した生活が送られるのは結構なことだが、受益者側の論理だけでは成り立たない。誰が、それをどれだけ負担するかが問題だ。
会社勤めの頃は、1年間健康保険証を使わなかったら、健康保険組合から何がしかの「褒美」が頂けた。ワガハイは、あまり医者には掛からない。たまに歯医者には世話になる程度だ。そのために、何度か「褒美」に預かった。自動車保険の場合、年間で1度も事故らなければ、次回の更新時、割引率が高くなる。
国民健康保険では、こうした割引や「褒美」は何もない。住民税の多寡だけで、冷酷に計算されて請求書が送られて来る。もっとも、医者の世話にならないということは一番幸せなことだ。元を取ろうという発想がそもそもおかしいが、払いっぱなしだけで釈然としない面がある。
後期高齢者に対する医療費負担に対し、世間の反発は強かった。たった1割の負担さえ拒否する風潮が強い。この制度をどうするかは、今のところ宙ぶらりんの状態にある。高齢者ほど医療費が掛かっているのが現実だ。かつて何度も指摘したが、本来は応分の受益者負担をするのは当然であろう。社会保障の名の下で、タダで高額治療を受けるという発想が、若年層への負担と医療費の増大を招いている。
ワガハイは、「元気老人」の国民健康保険料は軽減すべきであると考えている。逆に医者通いが多いほど、負担割合を増やした方がよい。1割が妥当かどうかは別だが、診療窓口の負担と併せて、保険料自体の仕組みを見直さなければならない。本当の弱者に対しては、別の政策で対応する手段がいくらでもある。
by everyoung
| 2010-06-29 10:37
| ハラ立ち日記
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