2010年 11月 14日
昼飯の値段 |
サラリーマンを辞めたいまでも、昼飯を外で食う機会が結構ある。コンビニやスーパーの弁当を買う場合が多いが、定食屋や外食レストランを利用する時もある。前者のケースでは、昼飯代はほとんどワンコインで済む。つまり五百円玉ひとつでコト足りるということだ。
よく行くメシ屋がある。夜は「赤ちょうちん」になるような雰囲気の店だ。裏通りにあり、家族で経営している。一見、汚そうだが、味はそこそこだ。近くの勤め人が結構利用しており、タイミングが悪いと席がないほどだ。ここの定食は全部500円だ。ご飯、みそ汁、お新香の3点セットに加え、煮物の小皿も付く。メインは、魚か肉、あるいは揚げ物などで、10種類程度から選択できる。
この店の近くにショッピングセンターがあり、ここのメシ屋にも時々行く。一つはマクドナルドだ。ここでは照り焼きバーガーしか食わない。昼の時間帯には、これがセットで490円に値引きしている。その反対側には、ビビンバの店がある。よく食うカルビー丼の値段は500円だ。裏にはうどん屋がある。一番安いうどんを注文。天ぷらなどの総菜を別に買う。合わせて500円でおつりが来る。うどんの代わりに、おにぎりを三つぐらい買う時もある。同じような値段だ。これで結構腹一杯になる。
最近、凄いスーパーを発見した。食料品を中心に何でも売っている。ここの弁当は300円以下だ。カツ丼弁当や牛肉弁当が298円だ。ペットボトルのお茶を買っても、全部で昼飯代は500円もしない。ものすごい得した気分になる。味も量もそこそこで、他のコンビニなどで買った弁当と比べ遜色はしない。
一般のスーパーの地下でも弁当や総菜を売っており、閉店間際になると大幅に値引きする。それでも半額がいいところだ。300円以下の弁当は、昼飯時の値段としては異例であろう。弁当だけでなく、何でも安い。例えば、自動販売機でよく買う缶コーヒーは120円が普通だが、ここでは98円だ。今度、車でまとめ買いに来ようと考えている。
店は特別の場合を除き、「出血サービス」はしない。この値段でも儲かっているのだ。製品価格は、工場の出荷段階では、概ね小売り価格の半分程度と言われている。その後の流通や販売過程でマージンが上乗せされ、最終的に価格は倍に膨れ上がる仕組みだ。流通や販売コストを節減すれば、最終価格を圧縮できることになる。食料品であっても、製造過程を相当合理化すれば、この値段が達成できるということだ。
以前、勤務していた会社が銀座にあった。この近くで昼飯を食っても500円で足りる所がいくつかある。大半は1000円以下で食える。中には、ワインまで付けて付加価値を上げ、値段を維持している店もある。もちろん、上を見たら切りがない。
知人に食い物にうるさいのがいる。ある時、自分の誕生日を祝して昼飯に2万5000円の寿司を銀座で食ったそうだ。仲間に、「一人で食って楽しいか」などとからかわれていたが、本人は一度食って見たかったとか。ワガハイは、いわくありげなご婦人を伴っても、昼飯にこれだけの散財をする気にはならない。
弁当とて料理である。それを工場製品と見るのか、手作りの「食文化」と見るかで違いが出る。ワガハイは、朝や昼は、腹さえ満たせば何でもよいという考え方だ。夜は、多少なりともましな物が食えれば、この上ない幸せを感じる。美味いものを食べたいとは思うが、敢えて苦労して探すことはしない。これは少数意見かもしれない。(05年7月「生命が維持できれば」参照)
よく行くメシ屋がある。夜は「赤ちょうちん」になるような雰囲気の店だ。裏通りにあり、家族で経営している。一見、汚そうだが、味はそこそこだ。近くの勤め人が結構利用しており、タイミングが悪いと席がないほどだ。ここの定食は全部500円だ。ご飯、みそ汁、お新香の3点セットに加え、煮物の小皿も付く。メインは、魚か肉、あるいは揚げ物などで、10種類程度から選択できる。
この店の近くにショッピングセンターがあり、ここのメシ屋にも時々行く。一つはマクドナルドだ。ここでは照り焼きバーガーしか食わない。昼の時間帯には、これがセットで490円に値引きしている。その反対側には、ビビンバの店がある。よく食うカルビー丼の値段は500円だ。裏にはうどん屋がある。一番安いうどんを注文。天ぷらなどの総菜を別に買う。合わせて500円でおつりが来る。うどんの代わりに、おにぎりを三つぐらい買う時もある。同じような値段だ。これで結構腹一杯になる。
最近、凄いスーパーを発見した。食料品を中心に何でも売っている。ここの弁当は300円以下だ。カツ丼弁当や牛肉弁当が298円だ。ペットボトルのお茶を買っても、全部で昼飯代は500円もしない。ものすごい得した気分になる。味も量もそこそこで、他のコンビニなどで買った弁当と比べ遜色はしない。
一般のスーパーの地下でも弁当や総菜を売っており、閉店間際になると大幅に値引きする。それでも半額がいいところだ。300円以下の弁当は、昼飯時の値段としては異例であろう。弁当だけでなく、何でも安い。例えば、自動販売機でよく買う缶コーヒーは120円が普通だが、ここでは98円だ。今度、車でまとめ買いに来ようと考えている。
店は特別の場合を除き、「出血サービス」はしない。この値段でも儲かっているのだ。製品価格は、工場の出荷段階では、概ね小売り価格の半分程度と言われている。その後の流通や販売過程でマージンが上乗せされ、最終的に価格は倍に膨れ上がる仕組みだ。流通や販売コストを節減すれば、最終価格を圧縮できることになる。食料品であっても、製造過程を相当合理化すれば、この値段が達成できるということだ。
以前、勤務していた会社が銀座にあった。この近くで昼飯を食っても500円で足りる所がいくつかある。大半は1000円以下で食える。中には、ワインまで付けて付加価値を上げ、値段を維持している店もある。もちろん、上を見たら切りがない。
知人に食い物にうるさいのがいる。ある時、自分の誕生日を祝して昼飯に2万5000円の寿司を銀座で食ったそうだ。仲間に、「一人で食って楽しいか」などとからかわれていたが、本人は一度食って見たかったとか。ワガハイは、いわくありげなご婦人を伴っても、昼飯にこれだけの散財をする気にはならない。
弁当とて料理である。それを工場製品と見るのか、手作りの「食文化」と見るかで違いが出る。ワガハイは、朝や昼は、腹さえ満たせば何でもよいという考え方だ。夜は、多少なりともましな物が食えれば、この上ない幸せを感じる。美味いものを食べたいとは思うが、敢えて苦労して探すことはしない。これは少数意見かもしれない。(05年7月「生命が維持できれば」参照)
by everyoung
| 2010-11-14 19:26
| 言いたい放題
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