2010年 12月 04日
W杯落選 |
国際サッカー連盟(FIFA)理事会は、2022年W杯開催地にカタールを選んだ。日本は、三次元映像を駆使した「次世代W杯」をアピールしたが、及ばず敗退した。18年大会は、ロシアで開催することも併せて決まった。両国とも初開催となる。
日本は単独開催を狙ったが、韓国との共同開催から間もないとの印象が強かった。初開催組が選ばれたのは、常識的には当然だ。オリンピックについても同様だが、経済力や政治力とは関係なく、持ち回りで開催地を決めた方がよい。(09年10月「東京招致」参照)
最近のスポーツ大会は、コマーシャリズムに毒され、カネまみれになるケースが目立つ。今回のW杯開催地投票を前に、FIFA理事の2人が、英紙「サンデイタイムズ」の囮捜査に引っかかり金銭要求。理事の資格を剥奪された。投票直前には、英BBCが別の理事3人について不正疑惑を報道した。3人の中には、次期開催地のブラジルの大物理事も含まれている。
オリンピックやサッカーに限らず、国際スポーツ界のレベルはその程度であるということだ。ワガハイは、国際的スポーツ大会を日本に招致すること自体には反対ではないが、国民がこぞって血道を上げるほどのものではないと考えている。むしろ、スポーツ連盟などを含めた国際機関の誘致にもっと力を入れるべきだろう。
ワガハイの知る範囲では、日本には国際機関の本部はない。地域事務所や東京事務所、駐日事務所といった類いが存在する程度だ。ほとんどの本部は、ワシントン、ニューヨーク、パリ、ジュネーブ、ロンドン、ローマ辺りに集中している。
国際機関のトップに就任する日本人は、最近では何人かいるが、その舞台で活躍できる日本人全体の数は限られている。かつて国際機関は、インドやパキスタンなど途上国のインテリの受け皿と言われた時代があった。国は貧しくても国際的人材には事欠かない。日本にはそれが少ない。
武器輸出三原則や非核三原則などを掲げ、「平和国家」を詠っている。世界の中では、人種差別や宗派抗争がなく、紛争の少ない安全国家である。国際機関の誘致には条件は揃っている。後は人材の育成である。スポーツを高揚するのも結構だが、もっと「国際人」の養成にエネルギーを注ぐべきだ。
日本は単独開催を狙ったが、韓国との共同開催から間もないとの印象が強かった。初開催組が選ばれたのは、常識的には当然だ。オリンピックについても同様だが、経済力や政治力とは関係なく、持ち回りで開催地を決めた方がよい。(09年10月「東京招致」参照)
最近のスポーツ大会は、コマーシャリズムに毒され、カネまみれになるケースが目立つ。今回のW杯開催地投票を前に、FIFA理事の2人が、英紙「サンデイタイムズ」の囮捜査に引っかかり金銭要求。理事の資格を剥奪された。投票直前には、英BBCが別の理事3人について不正疑惑を報道した。3人の中には、次期開催地のブラジルの大物理事も含まれている。
オリンピックやサッカーに限らず、国際スポーツ界のレベルはその程度であるということだ。ワガハイは、国際的スポーツ大会を日本に招致すること自体には反対ではないが、国民がこぞって血道を上げるほどのものではないと考えている。むしろ、スポーツ連盟などを含めた国際機関の誘致にもっと力を入れるべきだろう。
ワガハイの知る範囲では、日本には国際機関の本部はない。地域事務所や東京事務所、駐日事務所といった類いが存在する程度だ。ほとんどの本部は、ワシントン、ニューヨーク、パリ、ジュネーブ、ロンドン、ローマ辺りに集中している。
国際機関のトップに就任する日本人は、最近では何人かいるが、その舞台で活躍できる日本人全体の数は限られている。かつて国際機関は、インドやパキスタンなど途上国のインテリの受け皿と言われた時代があった。国は貧しくても国際的人材には事欠かない。日本にはそれが少ない。
武器輸出三原則や非核三原則などを掲げ、「平和国家」を詠っている。世界の中では、人種差別や宗派抗争がなく、紛争の少ない安全国家である。国際機関の誘致には条件は揃っている。後は人材の育成である。スポーツを高揚するのも結構だが、もっと「国際人」の養成にエネルギーを注ぐべきだ。
by everyoung
| 2010-12-04 13:04
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