2011年 06月 22日
末期的状態 |
すったもんだの末、漸く国会の70日間延長が決まった。もともとは自民党などが延長を求め、民主党が難色を示していたが、いつの間にか逆となり、本会議では自民党、公明党などが反対に回った。
大震災の国家非常時に、国会を会期が来たからといって閉じてしまうのは、そもそもおかしな話だ。先の第一次補正予算の際には、休日返上で審議した。これが当たり前だ。国会は通年開催で臨むべきだというのがワガハイの考えだ。
与野党の駆け引きは、菅直人首相のクビの時期だ。クビを急ぐ野党ばかりか与党内でも揉め、ぎりぎりまでバタバタした。結局、延長国会では特例公債法案と第二次補正を優先させ、第三次補正は「新たな体制」で臨むとした。この文言解釈で一悶着している。必ずしも「新たな体制」は、ポスト菅体制とは言い切れないからだ。
民主党には、往生際の悪い政治家が目立つ。小沢一郎元代表はいうまでもなく、鳩山由紀夫前首相も翻意の常習犯だ。菅氏も政権にいつまでも恋々。引け際を弁えていない。いったん辞めると言った政治家には当事者能力はない。ここまで来たら、タイミングをみてサッと身を引くのが男というものだ。
菅氏が拘っているのが再生可能エネルギー法案だ。ソフトバンクの孫正義氏の入知恵で、担当大臣も知らない内に海外で構想をぶち上げ、意欲を燃やしている。太陽熱などを利用して得た電力を全量買い上げるという発想だが、菅政権で急いでやらなければならない課題ではない。
再生可能エネルギー法案について、菅氏は異常なほどに入れ込んでいる。もしかしたら、小泉純一郎元首相が演じた郵政民営化を巡る「二者択一」の選挙手法を真似て、これをテーマに「やけくそ解散」に打って出るのではないかとの観測もある。
ワガハイは、菅氏の性格からしてその可能性を全く否定できないものの、無理だと見ている。状況が許されないからだ。すでに身内からも「辞めろコール」が強まっている。先ほどのニュースによると、衆院議院運営委員の与党筆頭理事である松野頼久氏が辞表を提出。菅氏への包囲網は一段を狭められているのが現状だ。
大震災の国家非常時に、国会を会期が来たからといって閉じてしまうのは、そもそもおかしな話だ。先の第一次補正予算の際には、休日返上で審議した。これが当たり前だ。国会は通年開催で臨むべきだというのがワガハイの考えだ。
与野党の駆け引きは、菅直人首相のクビの時期だ。クビを急ぐ野党ばかりか与党内でも揉め、ぎりぎりまでバタバタした。結局、延長国会では特例公債法案と第二次補正を優先させ、第三次補正は「新たな体制」で臨むとした。この文言解釈で一悶着している。必ずしも「新たな体制」は、ポスト菅体制とは言い切れないからだ。
民主党には、往生際の悪い政治家が目立つ。小沢一郎元代表はいうまでもなく、鳩山由紀夫前首相も翻意の常習犯だ。菅氏も政権にいつまでも恋々。引け際を弁えていない。いったん辞めると言った政治家には当事者能力はない。ここまで来たら、タイミングをみてサッと身を引くのが男というものだ。
菅氏が拘っているのが再生可能エネルギー法案だ。ソフトバンクの孫正義氏の入知恵で、担当大臣も知らない内に海外で構想をぶち上げ、意欲を燃やしている。太陽熱などを利用して得た電力を全量買い上げるという発想だが、菅政権で急いでやらなければならない課題ではない。
再生可能エネルギー法案について、菅氏は異常なほどに入れ込んでいる。もしかしたら、小泉純一郎元首相が演じた郵政民営化を巡る「二者択一」の選挙手法を真似て、これをテーマに「やけくそ解散」に打って出るのではないかとの観測もある。
ワガハイは、菅氏の性格からしてその可能性を全く否定できないものの、無理だと見ている。状況が許されないからだ。すでに身内からも「辞めろコール」が強まっている。先ほどのニュースによると、衆院議院運営委員の与党筆頭理事である松野頼久氏が辞表を提出。菅氏への包囲網は一段を狭められているのが現状だ。
by everyoung
| 2011-06-22 23:18
| 言いたい放題
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