2011年 07月 30日
三流国家 |
民主党の蓮舫氏が仕分け作業で、「一位でなければだめですか」と発言、これが一時話題となった。中国は常に「一流」を目指しているが、未だ三流国家だ。中国が世界に「一流」と誇れるのは、人間の数と賄賂、それにモノマネと人権無視ぐらいだ。独自技術は皆無に近い。
日本や欧米では、隠蔽や汚職が発覚するとニュースになる。中国では当たり前で、何の驚きもない。中国の高速鉄道の衝突事故の始末を見れば歴然だ。さすがの中国も、事態の深刻化を懸念しているが、鉄道省に全ての責任を転嫁。騒ぎを収めようと一生懸命だ。
中国の鉄道省は、かなりの権限を持っている「独立王国」だ。国家安全保障や軍事機密に直結する分野だからだ。それ故に、「ソデの下」は盛んだ。プロジェクトをやる度に、幹部には巨額の賄賂が転がり込む。その分だけ工事も手抜きとなり、これが後の事故に繋がる。今回もその例だ。
共産党の一党独裁国家では、党の意向で何でも思いのままだ。都合が悪ければ隠せばよい。国民が気付いて下手に追及すれば、命まで失いかねない。消されないまでも、気違い扱いとなり精神病院に送られるか、僻地で強制労働に科せられる運命にある。事故で犠牲になっても、家族は泣き寝入りするのが普通だ。
今回のケースでは、事故そのものは隠しきれない。中国政府は当初、事故を矮小化しようとした。雷原因説を唱えたり、安全確認もロクにしないで、1日半で運行を再開したのもその現れだ。事故原因も諸説取り沙汰されているが、真実は分からない。今後、どの程度の調査報告が出るのか注目されるが、あまり内容は信頼できないだろう。
中国政府は事態の収拾に躍起だが、コトは簡単に収まりそうにない。メディアに対し、独自取材を禁止する通達を出すなど、「真実」が漏れ伝わるのを極度に警戒しているが、これは無理だ。中国の言論統制には、すでに綻びが出始めているのがその理由だ。
「世論形成」の原動力は、中国版のツイッター「微博」(WEIBO)であると言われている。中国政府は、「風説の流布」として厳しい措置で臨むであろうが、燎原の火のごとくだ。中国政府にとって一番恐ろしいのは、体制批判に繋がることだ。
仮に今回は押さえ込んだとしても、そこら中に火種はある。何らかの機会に再び燃え上がることは必至だ。もっとも、中国が内部に問題を抱えていてくれた方が、他国には安心だ。中国が、自由で民主的な国家に変身するようなことがあれば、その時にこそ「一流」を心配しなければならない。
日本や欧米では、隠蔽や汚職が発覚するとニュースになる。中国では当たり前で、何の驚きもない。中国の高速鉄道の衝突事故の始末を見れば歴然だ。さすがの中国も、事態の深刻化を懸念しているが、鉄道省に全ての責任を転嫁。騒ぎを収めようと一生懸命だ。
中国の鉄道省は、かなりの権限を持っている「独立王国」だ。国家安全保障や軍事機密に直結する分野だからだ。それ故に、「ソデの下」は盛んだ。プロジェクトをやる度に、幹部には巨額の賄賂が転がり込む。その分だけ工事も手抜きとなり、これが後の事故に繋がる。今回もその例だ。
共産党の一党独裁国家では、党の意向で何でも思いのままだ。都合が悪ければ隠せばよい。国民が気付いて下手に追及すれば、命まで失いかねない。消されないまでも、気違い扱いとなり精神病院に送られるか、僻地で強制労働に科せられる運命にある。事故で犠牲になっても、家族は泣き寝入りするのが普通だ。
今回のケースでは、事故そのものは隠しきれない。中国政府は当初、事故を矮小化しようとした。雷原因説を唱えたり、安全確認もロクにしないで、1日半で運行を再開したのもその現れだ。事故原因も諸説取り沙汰されているが、真実は分からない。今後、どの程度の調査報告が出るのか注目されるが、あまり内容は信頼できないだろう。
中国政府は事態の収拾に躍起だが、コトは簡単に収まりそうにない。メディアに対し、独自取材を禁止する通達を出すなど、「真実」が漏れ伝わるのを極度に警戒しているが、これは無理だ。中国の言論統制には、すでに綻びが出始めているのがその理由だ。
「世論形成」の原動力は、中国版のツイッター「微博」(WEIBO)であると言われている。中国政府は、「風説の流布」として厳しい措置で臨むであろうが、燎原の火のごとくだ。中国政府にとって一番恐ろしいのは、体制批判に繋がることだ。
仮に今回は押さえ込んだとしても、そこら中に火種はある。何らかの機会に再び燃え上がることは必至だ。もっとも、中国が内部に問題を抱えていてくれた方が、他国には安心だ。中国が、自由で民主的な国家に変身するようなことがあれば、その時にこそ「一流」を心配しなければならない。
by everyoung
| 2011-07-30 23:43
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