2014年 03月 24日
決着は住民投票 |
大阪市長選は、予想通り橋下徹氏が2位以下を大きく引き離し「圧勝」、再選を果たした。投票率が過去最低の23、59%だったこともあり、「民意の反映とは言えない」との意見もあるが、選挙結果は、民主的な手段で得たもので文句は言えない。
地元での注目度が、どの程度だったかは分からないが、ワガハイは結果が報道されてはじめて、「そう言えば大阪市長選の日だったな」と気付いたぐらいだ。先の東京都知事選とは異なり、有力対抗馬がなかったことが、投票率の低さや関心度に現れたようだ。
今回の選挙は、橋下氏が独断で演出したもので、「空回り」が多かった。自民党や民主党など主な政党は、選挙に「大義なし」として、候補者を擁立しなかった。橋下氏のやり方に議会が批判的で、選挙自体をボイコット、「一人相撲」に追い込んだ。党利党略そのもので、堂々と対抗馬を立てて戦うべきであった。
橋下氏に対し、小物3人が対抗したが、いずれも「泡まつ」扱いで、合わせて5万4000票しかとれなかった。橋下氏は38万票近くを獲得、ダントツで勝利した。前回の市長選は、投票率自体も60、92%で、橋下氏も75万票を得ていた。それからすると、票数は半減したことになる。
選挙結果について橋下氏は、「信任を得られたとは言えない」としながらも、「大阪都」構想の設計図を夏までに作ることに意欲を表明。それを基に秋には住民投票を実施。そこで過半数を得たい考えだ。
いつものことだが、マスコミはこぞって自社の世論調査などを基に、「民意とかけ離れた結果」と評している。投票率が低かったことがその理由だ。逆に言うと、橋下氏が今回獲得した票数は、積極的に橋下構想を評価したものと受け止めることができる。
投票率の低さは、橋下構想には反対だが、反対票を入れる候補者がいなかったことが原因だ。ほとんどが棄権に回ってしまったのは、自民党など野党の責任でもある。橋下氏も選挙前に、「嫌なら選挙でクビにすればよい」旨を述べていた。
今回、橋下氏が獲得した票数は、前回よりは大きく減ったが、前回が異常であったと言える。さらに遡った市長選の結果を見ると、今回の橋下氏とあまり変わりはない票数で当選している。対抗馬に票が分散した結果であり、過去のデータは、当選ラインがほぼ一定であることを示している。
ワガハイは、橋下氏の構想や手法をあまり評価はしていない。政治家としては「凡人」に近いが、一人の人物として見れば、面白い男である。かなり言いたいコトをいっているが、内容的には、うなづけるものが多いからだ。橋下氏の次の手には、それなりに注目したい。(2月「ま、頑張れや」参照)
地元での注目度が、どの程度だったかは分からないが、ワガハイは結果が報道されてはじめて、「そう言えば大阪市長選の日だったな」と気付いたぐらいだ。先の東京都知事選とは異なり、有力対抗馬がなかったことが、投票率の低さや関心度に現れたようだ。
今回の選挙は、橋下氏が独断で演出したもので、「空回り」が多かった。自民党や民主党など主な政党は、選挙に「大義なし」として、候補者を擁立しなかった。橋下氏のやり方に議会が批判的で、選挙自体をボイコット、「一人相撲」に追い込んだ。党利党略そのもので、堂々と対抗馬を立てて戦うべきであった。
橋下氏に対し、小物3人が対抗したが、いずれも「泡まつ」扱いで、合わせて5万4000票しかとれなかった。橋下氏は38万票近くを獲得、ダントツで勝利した。前回の市長選は、投票率自体も60、92%で、橋下氏も75万票を得ていた。それからすると、票数は半減したことになる。
選挙結果について橋下氏は、「信任を得られたとは言えない」としながらも、「大阪都」構想の設計図を夏までに作ることに意欲を表明。それを基に秋には住民投票を実施。そこで過半数を得たい考えだ。
いつものことだが、マスコミはこぞって自社の世論調査などを基に、「民意とかけ離れた結果」と評している。投票率が低かったことがその理由だ。逆に言うと、橋下氏が今回獲得した票数は、積極的に橋下構想を評価したものと受け止めることができる。
投票率の低さは、橋下構想には反対だが、反対票を入れる候補者がいなかったことが原因だ。ほとんどが棄権に回ってしまったのは、自民党など野党の責任でもある。橋下氏も選挙前に、「嫌なら選挙でクビにすればよい」旨を述べていた。
今回、橋下氏が獲得した票数は、前回よりは大きく減ったが、前回が異常であったと言える。さらに遡った市長選の結果を見ると、今回の橋下氏とあまり変わりはない票数で当選している。対抗馬に票が分散した結果であり、過去のデータは、当選ラインがほぼ一定であることを示している。
ワガハイは、橋下氏の構想や手法をあまり評価はしていない。政治家としては「凡人」に近いが、一人の人物として見れば、面白い男である。かなり言いたいコトをいっているが、内容的には、うなづけるものが多いからだ。橋下氏の次の手には、それなりに注目したい。(2月「ま、頑張れや」参照)
by everyoung
| 2014-03-24 20:54
| 言いたい放題
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