2014年 04月 29日
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ワガハイは、同世代の中では比較的運動をしている方だが、それでも歳とともに体力の衰えは目立つ。かつて「柔らかくあるべき所」が硬くなり、「硬くあるべき所」が柔らかくなる。嘆かわしいことだ。整形外科医によると、骨を鍛えることはできないが、周りの筋肉を強くすることにより、かなりの部分がカバーできるそうだ。
ヒマに任せて数えたところでは、人間の体で曲がる部分が70カ所ある。小さい部分では、手足の指の関節だが、大きな箇所はクビや胴などだ。武術では、これらの関節の弱い所を攻めたり、逆に攻撃の道具にうまく使っている。
特に指の関節は、いろいろな利用価値がある。先日、久しぶりに「じゃんけん」をして決めたことがあった。「じゃんけん」の歴史はそう古くないようだが、日本で「発明」されたものだ。似て非なるものが、今では世界に普及している。
今の若い人には、人差し指を曲げた形が「ドロボー」を指すことを理解する人はほとんどいない。野球で「ツーアウト」の時、投手などが親指と小指を立てて、野手に徹底する。昔は「チョキ」で表現していたような気がする。
小指は女性で、親指はボスや男性を表すのは一般的だ。写真を写す時のボーズの「Vサイン」は、勝利やピースの意味だ。この「Vサイン」は、掌を相手の側に向けなければならない。数字の「二」を表す時も同様だ。逆の方向だと「今晩OK」の意味となることを外国で聞いたことがある。
親指と人差し指で「丸」をつくると、日本ではカネだが、米国ではビールだそうだ。同じ格好をある外国のご婦人にしたら、ほっぺたを殴られたという話もあった。所変わればサインも違うのだが、万国共通なものもあり、うっかりすると恥を掻くことになる。
ある国で、日本から来た客をアテンドした際、客が人差し指と中指の間に親指を入れて握る格好をして、「こっちの方もよろしく」と意味深長な笑みを示した。当人は、ワガハイにしか理解できないサインを送ったつもりだが、他国でも通用する卑猥な合図だったことを知らなかった。エレベーターの中でのことで、周りの目が嫌に気になった想い出がある。
手話の技術がなくても、簡単な手の表現で意思表示が可能なことが多々ある。将棋や囲碁、麻雀なども、「指す」「置く」「摘む」など動作の一部を示せば言葉は不要だ。酒やタバコも、飲むスタイルを手で表現すれば、相手の意図は明確となる。スマートフォンは人差し指、マウスは掌全体で操作する格好をすれば、何をしたいかは通じる。
生理的現象が訪れた時、人前でトイレや便所に行きたいと告げにくいケースがある。掌を広げ、親指と人差し指で、くっつかないようにして「丸」をつくり、掌を相手に向けて黙って示す。相手から見れば「WC」の形に見える。知人の発想によるもので、世間では広まっていないが、うまいことを考えたものだと感心している。
ボケて来ると、固有名詞ばかりではない、一般名詞も咄嗟に出て来ないことがある。「アレ、アレ」という言い方が増える。指を使えば、かなりの会話が補えるのではないか。しかも、指の活用はボケにも役立つとの説もあり一石二鳥だ。
ヒマに任せて数えたところでは、人間の体で曲がる部分が70カ所ある。小さい部分では、手足の指の関節だが、大きな箇所はクビや胴などだ。武術では、これらの関節の弱い所を攻めたり、逆に攻撃の道具にうまく使っている。
特に指の関節は、いろいろな利用価値がある。先日、久しぶりに「じゃんけん」をして決めたことがあった。「じゃんけん」の歴史はそう古くないようだが、日本で「発明」されたものだ。似て非なるものが、今では世界に普及している。
今の若い人には、人差し指を曲げた形が「ドロボー」を指すことを理解する人はほとんどいない。野球で「ツーアウト」の時、投手などが親指と小指を立てて、野手に徹底する。昔は「チョキ」で表現していたような気がする。
小指は女性で、親指はボスや男性を表すのは一般的だ。写真を写す時のボーズの「Vサイン」は、勝利やピースの意味だ。この「Vサイン」は、掌を相手の側に向けなければならない。数字の「二」を表す時も同様だ。逆の方向だと「今晩OK」の意味となることを外国で聞いたことがある。
親指と人差し指で「丸」をつくると、日本ではカネだが、米国ではビールだそうだ。同じ格好をある外国のご婦人にしたら、ほっぺたを殴られたという話もあった。所変わればサインも違うのだが、万国共通なものもあり、うっかりすると恥を掻くことになる。
ある国で、日本から来た客をアテンドした際、客が人差し指と中指の間に親指を入れて握る格好をして、「こっちの方もよろしく」と意味深長な笑みを示した。当人は、ワガハイにしか理解できないサインを送ったつもりだが、他国でも通用する卑猥な合図だったことを知らなかった。エレベーターの中でのことで、周りの目が嫌に気になった想い出がある。
手話の技術がなくても、簡単な手の表現で意思表示が可能なことが多々ある。将棋や囲碁、麻雀なども、「指す」「置く」「摘む」など動作の一部を示せば言葉は不要だ。酒やタバコも、飲むスタイルを手で表現すれば、相手の意図は明確となる。スマートフォンは人差し指、マウスは掌全体で操作する格好をすれば、何をしたいかは通じる。
生理的現象が訪れた時、人前でトイレや便所に行きたいと告げにくいケースがある。掌を広げ、親指と人差し指で、くっつかないようにして「丸」をつくり、掌を相手に向けて黙って示す。相手から見れば「WC」の形に見える。知人の発想によるもので、世間では広まっていないが、うまいことを考えたものだと感心している。
ボケて来ると、固有名詞ばかりではない、一般名詞も咄嗟に出て来ないことがある。「アレ、アレ」という言い方が増える。指を使えば、かなりの会話が補えるのではないか。しかも、指の活用はボケにも役立つとの説もあり一石二鳥だ。
by everyoung
| 2014-04-29 10:41
| 言いたい放題
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