2014年 08月 06日
本質問われる |
朝日新聞は5日付けの紙面で、「従軍慰安婦」に関した過去の報道について検証する特集記事を掲載した。誤報や誤認があったとする一方、言い訳や居直り、すり替えが目立ち、基本的に自らの立場を弁護する内容だった。
ウソはいったんつくと、それを正当化するためにまたウソをつくハメになる。朝日は32年間もインチキをベースに公害を撒き散らしてきた。矛盾の累積で、これ以上身動きができなくなる所まで追い込まれたということだ。言論人として恥じを知るべきだ。
巻頭で杉浦信之編集担当は、「慰安婦問題の本質 直視を」と題して、その趣旨を述べている。本質を直視すべきは朝日の方ではないか。本質を歪曲して、都合の良い方向にまだ導こうとしている。杉浦氏は、過去の先輩の尻拭いをさせられた立場で、むしろ哀れみさえ感じた。
ワガハイは、コトあるごとにこの問題を取り上げて来た。売春婦としての強制連行があったかどうかが最大のポイントだ。朝日は、その過ちを漸く認めたが、「女性の尊厳が傷つけられたのが本質」と別の問題にすり替えようとしている。
従軍慰安婦が世間で注目され始めた切っ掛けは、吉田清治なる者の「証言」だ。その事実関係はずっと前に検証され、インチキであることはすでに世間の常識だった。朝日も当然、それは分かっていたはずだが、自らの報道に対し、お詫びも訂正もしていなかった。
「同罪」と朝日に指摘された読売新聞や産經新聞は、早くから疑問を呈し、慰安婦問題では朝日と一線を画していた。6日付けの紙面では、両紙とも多くのスペースを割いて、朝日の検証を検証する記事を掲載していた。両紙は「同罪」どころか、朝日の報道の間違いを指弾する役割を演じてきた。(13年6月「事実と評価」など参照)
毎日新聞は一面で、石破茂自民党幹事長が朝日の報道に関し、「議会で検証する必要があるかも知れない」と発言したことを捉えて、「報道の自由が懸念」などと別の観点からの受け止め方をしていた。朝日が頒布した誤報や誤認報道の罪は大で、これをまともに信じた左巻き文化人や人権屋も多い。
かつて売春行為は、軍隊と関係なくても一般的であった。売春行為自体は女性の尊厳に関るが、時代背景が違う。ハンブルグの「レーパーバーン」やアムステルダムの「飾り窓」などは、今でも健在だが、ほとんどの国は売春を禁止している。
公にはそうだが、実態は異なる。売春は人類最古の商売である。時代がどう変わろうとも、男女間で避けて通れない分野だ。「違法行為」を穿りだしたら切りがない。これに深入りすることは、そもそもやめた方が賢明だ。橋下徹大阪市長発言などの際に、何度も指摘したテーマだ。これほど建前と本音の違う世界はないのだ。
(13年5月「触れたくない分野」、14年3月「裏を取る」、同6月「これで収まるか」、同7月「ブーメラン効果」など参照)
ウソはいったんつくと、それを正当化するためにまたウソをつくハメになる。朝日は32年間もインチキをベースに公害を撒き散らしてきた。矛盾の累積で、これ以上身動きができなくなる所まで追い込まれたということだ。言論人として恥じを知るべきだ。
巻頭で杉浦信之編集担当は、「慰安婦問題の本質 直視を」と題して、その趣旨を述べている。本質を直視すべきは朝日の方ではないか。本質を歪曲して、都合の良い方向にまだ導こうとしている。杉浦氏は、過去の先輩の尻拭いをさせられた立場で、むしろ哀れみさえ感じた。
ワガハイは、コトあるごとにこの問題を取り上げて来た。売春婦としての強制連行があったかどうかが最大のポイントだ。朝日は、その過ちを漸く認めたが、「女性の尊厳が傷つけられたのが本質」と別の問題にすり替えようとしている。
従軍慰安婦が世間で注目され始めた切っ掛けは、吉田清治なる者の「証言」だ。その事実関係はずっと前に検証され、インチキであることはすでに世間の常識だった。朝日も当然、それは分かっていたはずだが、自らの報道に対し、お詫びも訂正もしていなかった。
「同罪」と朝日に指摘された読売新聞や産經新聞は、早くから疑問を呈し、慰安婦問題では朝日と一線を画していた。6日付けの紙面では、両紙とも多くのスペースを割いて、朝日の検証を検証する記事を掲載していた。両紙は「同罪」どころか、朝日の報道の間違いを指弾する役割を演じてきた。(13年6月「事実と評価」など参照)
毎日新聞は一面で、石破茂自民党幹事長が朝日の報道に関し、「議会で検証する必要があるかも知れない」と発言したことを捉えて、「報道の自由が懸念」などと別の観点からの受け止め方をしていた。朝日が頒布した誤報や誤認報道の罪は大で、これをまともに信じた左巻き文化人や人権屋も多い。
かつて売春行為は、軍隊と関係なくても一般的であった。売春行為自体は女性の尊厳に関るが、時代背景が違う。ハンブルグの「レーパーバーン」やアムステルダムの「飾り窓」などは、今でも健在だが、ほとんどの国は売春を禁止している。
公にはそうだが、実態は異なる。売春は人類最古の商売である。時代がどう変わろうとも、男女間で避けて通れない分野だ。「違法行為」を穿りだしたら切りがない。これに深入りすることは、そもそもやめた方が賢明だ。橋下徹大阪市長発言などの際に、何度も指摘したテーマだ。これほど建前と本音の違う世界はないのだ。
(13年5月「触れたくない分野」、14年3月「裏を取る」、同6月「これで収まるか」、同7月「ブーメラン効果」など参照)
by everyoung
| 2014-08-06 19:19
| 言いたい放題
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