2015年 09月 05日
同病相哀れむ |
「抗日戦勝利70周年」と銘打った中国の軍事パレードには、首脳としてロシアのプーチン大統領と韓国のパククネ大統領の二人だけが参加した。日米をはじめ、主要国首脳のほとんどは欠席。中国の軍事力の誇示に、冷たい反応で応えた。
中国の軍事パレードは、10年に1度の行事だが、今回は4年も前倒しで実施された。軍事面での影響力を強調。習近平政権の力を内外に見せつけようとするのが狙いだ。中国、ロシア、韓国とも、経済はメタメタの状況にある。国内不安を外に向けようとするのは野蛮国の常套手段だが、単なる「カラ元気」を示したに過ぎない。
二言目には、中国や韓国は「歴史認識」と喚くが、歴史を捏造、偏重教育をしてきたのは、両国に他ならない。中国は、第二次大戦中には奥地でのゲリラ戦に終始して、逃げ回っていただけだ。日本軍と戦ったのは、蒋介石の国民党軍だ。ポツダム宣言もサンフランシスコ講話条約もカヤの外で、「抗日勝利」とは全く関係ない国だ。
韓国は、大戦中は日本に併合されていた。国も人民も「日本」と一体であった。併合は、当時の国際法上問題はなく、各国も了承していたものだ。パクチョンヒ元大統領は、日本軍の幹部まで務め、日本軍に協力した。韓国は「戦勝国」ではなく「敗戦国」である。せいぜい独立を祝う程度の立場である。
ロシア(旧ソ連)は、日ソ中立条約を一方的に破棄してドサクサに紛れて参戦。国際法を無視、軍人だけでなく、非戦闘員までも無差別で殺戮、蹂躙した。手口はドロボーと同じで、労少なくして分け前に預かったとんでもない国だ。とても「戦勝国」として威張れる根拠はない。
3国とも、経済苦境に面している。ロシアは、ウクライナ問題で国際的な厳しい制裁を受け、ルーブルは暴落。輸出入など物流面にも影響が出ている。追い打ちを掛けるように国際エネルギー価格も下落。経済の活路が見いだせない状況にある。
中国は、過去の大盤振る舞いが祟り、供給過剰で倒産企業が続出している。公害、汚職、格差、人権など何一つとっても四面楚歌だ。すでに凋落の兆しが濃厚だが、早晩経済的に行き詰まることは間違いない。韓国も財閥企業中心に業績が急激に悪化。国際競争力も低下の一途だ。
中韓ともに、自国ブランドによる製品開発は皆無に近い。ほとんどは、日米をはじめとする先進国のパクリ技術で成り立っている。所詮、「砂上の楼閣」だ。おかしかったのは、軍事パレードで習近平国家主席が「人民服」(中山装)を着ていたことだ。
孫中山(孫文)に因んで名付けられた制服で、毛沢東が好んで着ていた。これは、孫文が日本留学時代に学生服を見て発想。孫文の軍事顧問であった陸軍の佐々木倒一氏がデザインしたものだ。つまり日本製の軍服ということだ。80年代頃までは流行ったが、最近ではあまり着られていない。
いくらテッポウを振りかざしても、メシが食えなくなればそれまでだ。3国とも、経済不安がこのまま続けば、いずれもそう遠くない将来に転ける可能性が大だ。今の時期に軍事力を増強するのは、世論や時代に逆らうことだ。中国は30万人の兵力削減を打ち出した。何のことはない。陸軍の余剰人員を整理して、その分ハード面の充実に向けようとしただけだ。この3国に対しては、日本は今後も動向を注意しておく必要がある。(10年11月「国後訪問」、13年5月「経済で戦え」など参照)
中国の軍事パレードは、10年に1度の行事だが、今回は4年も前倒しで実施された。軍事面での影響力を強調。習近平政権の力を内外に見せつけようとするのが狙いだ。中国、ロシア、韓国とも、経済はメタメタの状況にある。国内不安を外に向けようとするのは野蛮国の常套手段だが、単なる「カラ元気」を示したに過ぎない。
二言目には、中国や韓国は「歴史認識」と喚くが、歴史を捏造、偏重教育をしてきたのは、両国に他ならない。中国は、第二次大戦中には奥地でのゲリラ戦に終始して、逃げ回っていただけだ。日本軍と戦ったのは、蒋介石の国民党軍だ。ポツダム宣言もサンフランシスコ講話条約もカヤの外で、「抗日勝利」とは全く関係ない国だ。
韓国は、大戦中は日本に併合されていた。国も人民も「日本」と一体であった。併合は、当時の国際法上問題はなく、各国も了承していたものだ。パクチョンヒ元大統領は、日本軍の幹部まで務め、日本軍に協力した。韓国は「戦勝国」ではなく「敗戦国」である。せいぜい独立を祝う程度の立場である。
ロシア(旧ソ連)は、日ソ中立条約を一方的に破棄してドサクサに紛れて参戦。国際法を無視、軍人だけでなく、非戦闘員までも無差別で殺戮、蹂躙した。手口はドロボーと同じで、労少なくして分け前に預かったとんでもない国だ。とても「戦勝国」として威張れる根拠はない。
3国とも、経済苦境に面している。ロシアは、ウクライナ問題で国際的な厳しい制裁を受け、ルーブルは暴落。輸出入など物流面にも影響が出ている。追い打ちを掛けるように国際エネルギー価格も下落。経済の活路が見いだせない状況にある。
中国は、過去の大盤振る舞いが祟り、供給過剰で倒産企業が続出している。公害、汚職、格差、人権など何一つとっても四面楚歌だ。すでに凋落の兆しが濃厚だが、早晩経済的に行き詰まることは間違いない。韓国も財閥企業中心に業績が急激に悪化。国際競争力も低下の一途だ。
中韓ともに、自国ブランドによる製品開発は皆無に近い。ほとんどは、日米をはじめとする先進国のパクリ技術で成り立っている。所詮、「砂上の楼閣」だ。おかしかったのは、軍事パレードで習近平国家主席が「人民服」(中山装)を着ていたことだ。
孫中山(孫文)に因んで名付けられた制服で、毛沢東が好んで着ていた。これは、孫文が日本留学時代に学生服を見て発想。孫文の軍事顧問であった陸軍の佐々木倒一氏がデザインしたものだ。つまり日本製の軍服ということだ。80年代頃までは流行ったが、最近ではあまり着られていない。
いくらテッポウを振りかざしても、メシが食えなくなればそれまでだ。3国とも、経済不安がこのまま続けば、いずれもそう遠くない将来に転ける可能性が大だ。今の時期に軍事力を増強するのは、世論や時代に逆らうことだ。中国は30万人の兵力削減を打ち出した。何のことはない。陸軍の余剰人員を整理して、その分ハード面の充実に向けようとしただけだ。この3国に対しては、日本は今後も動向を注意しておく必要がある。(10年11月「国後訪問」、13年5月「経済で戦え」など参照)
by everyoung
| 2015-09-05 10:06
| 言いたい放題
|
Comments(0)