2016年 05月 04日
動物は賢い |
連休と言えば、高速道路の渋滞が付き物だ。5月だけではない。暮れから正月にかけてや、盆前後も同様だ。サラリーマン時代は、休みの関係で仕方なくこの時期に出掛けるケースが多かったが、今では動く気がしない。車などに乗らず、そこらを散歩する程度がちょうどよい。
日本人は、もともと集団で行動する習性があるが、この時期にはどっと人が出掛ける。車の利用では、ETC割引が効くなどのメリットがある。商用車を除けば、数%程度の車が移動するに過ぎないが、高速道路は満杯だ。
以前、あるテレビの番組に出た外国人が、連休中の高速道路の風景について、「日本には長い駐車場が目立ちますね〜」と皮肉っていたことがある。周りから高速道路の渋滞を眺めれば、車がほとんど停止状態。正に「駐車場化」していると言っても過言ではない。
渋滞の原因にはいろいろある。事故で一部の車線が封鎖される場合はやむを得ないが、それを見物する車もあって、さらに渋滞に輪を掛ける。坂や車線変更で一部の車がブレーキを掛けると、後続の車に次々に影響。後ろの方が詰まって大渋滞となるケースもある。
バイクで走っていると、渋滞をすり抜けることが可能だ。渋滞の「先頭」付近に近づいても、原因となるものが見当たらないことがある。なぜ渋滞が発生したのかは、走っていて全く分からない。いつの間にか、渋滞が解けて通常状態になっている。不思議な現象だ。
「渋滞学」という学問分野があるそうだ。東京大学先端科学技術センターの西成活裕教授は、渋滞が発生するメカニズムや回避方法を研究している。必ずしも車に限ったことではない。渋滞は物流だけでなく、動物の世界や意思決定など様々な分野で起こっている。
西成先生によると、人間の歴史は400万年程度だが、蟻は2億年だ。長く生きていた動物には知恵がある。蟻の行列には渋滞がない。体から出る化学物質を感知して行動しているためだ。イワシの大群も、渋滞なく海洋を移動している。メダカや金魚も、込み合って泳いでいてもぶつかることはない。人間が動物から学ぶべきものが多くありそうだ。
日本人は、もともと集団で行動する習性があるが、この時期にはどっと人が出掛ける。車の利用では、ETC割引が効くなどのメリットがある。商用車を除けば、数%程度の車が移動するに過ぎないが、高速道路は満杯だ。
以前、あるテレビの番組に出た外国人が、連休中の高速道路の風景について、「日本には長い駐車場が目立ちますね〜」と皮肉っていたことがある。周りから高速道路の渋滞を眺めれば、車がほとんど停止状態。正に「駐車場化」していると言っても過言ではない。
渋滞の原因にはいろいろある。事故で一部の車線が封鎖される場合はやむを得ないが、それを見物する車もあって、さらに渋滞に輪を掛ける。坂や車線変更で一部の車がブレーキを掛けると、後続の車に次々に影響。後ろの方が詰まって大渋滞となるケースもある。
バイクで走っていると、渋滞をすり抜けることが可能だ。渋滞の「先頭」付近に近づいても、原因となるものが見当たらないことがある。なぜ渋滞が発生したのかは、走っていて全く分からない。いつの間にか、渋滞が解けて通常状態になっている。不思議な現象だ。
「渋滞学」という学問分野があるそうだ。東京大学先端科学技術センターの西成活裕教授は、渋滞が発生するメカニズムや回避方法を研究している。必ずしも車に限ったことではない。渋滞は物流だけでなく、動物の世界や意思決定など様々な分野で起こっている。
西成先生によると、人間の歴史は400万年程度だが、蟻は2億年だ。長く生きていた動物には知恵がある。蟻の行列には渋滞がない。体から出る化学物質を感知して行動しているためだ。イワシの大群も、渋滞なく海洋を移動している。メダカや金魚も、込み合って泳いでいてもぶつかることはない。人間が動物から学ぶべきものが多くありそうだ。
by everyoung
| 2016-05-04 19:24
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