2016年 09月 20日
二重国籍 |
民進党の新しい代表に蓮舫氏が選ばれた。直前に発覚した二重国籍問題で、どこまで影響するか注目されたが、党員はあまり気にしなかったようだ。二重国籍を保有することは違法に当たり、どちらかの選択が求められている。蓮舫氏は、これに反した言動があったことは事実だ。
報道によると、蓮舫氏は過去にいくつかの問題発言をしている。1992年の朝日新聞では、「わたしは二重国籍」と述べている。その翌年の93年にも、同紙で「在日の中国(台湾)籍」であることを明言している。
同年の週刊現代の対談記事の中で、「二重国籍」を認めている他、女性誌のCREAでは97年に「自分の国籍は台湾」であることを明確にしている。調べれば、それ以外にも自らの立場について語っているケースがあるのかも知れない。
国籍に関しては、国により制度が異なっている。国際結婚に限らず、誰の子としてどこで生まれたかによって扱いが違う。一般に属人主義、属地主義と言われている。前者は、血統主義で日本人の子は、どこで生まれようと日本人という考えだ。アジアやドイツ、イタリアなどではこの方式を採っている。後者は出生地主義で、米国、英国、フランスなどで、何人であろうと生まれた所の国民という発想だ。
娘は英国で生まれた。生まれ落ちただけで生活体験はほとんどない。日本人の両親から生まれているにも関らず、英国籍を取ることが可能だ。日本の国籍法により、娘は日本国籍を自動的に所有するが、21歳までに英国籍の手続きをすれば、英国籍が取得できる。その段階で日本国籍は失われる。
米国では放棄しない限り、権利は失われないようだが、いずれでも二重国籍とはならない仕組みだ。子どもが米国で生まれ米国籍を持っていれば、移民ビザが与えられ、両親の永住権も取り易い。これを利用して、多くの中国人富裕層が米国に拠点を築いているのが現状だ。
ややこしいのは、台湾だ。同国の国籍法では、放棄するには当局の許可が必要だ。蓮舫氏の場合、放棄手続きをしていなかったため、台湾籍も生きているということになる。中国の国籍法では、外国籍を取得すれば、その段階で自動的に中国籍の権利はなくなる。中国の国籍法で対応すれば、蓮舫氏は、日本国籍を取得した時点で、中国籍は消えているということになる。
国際的に台湾は国家ではなく中国の一地域であるということだ。どちらの国籍法に従うかで、対応が異なる。蓮舫氏の国籍問題は、日本、中国、台湾の複雑な関係の狭間に存在する。ワガハイの見解は、日本で生ま育ち、日本人としての常識を持って生活していれば、「日本人」である。蓮舫氏に関しても、単なる手続き上の不手際に過ぎない。
政治家であるなしに関らず、法律違反は許されるべきではない。国会で、与党などから厳しく追及を受けることになろうが、蓮舫以外にも山ほど似たような事例があるはずだ。国籍問題は、世間が騒ぐほどのことにはならないだろうと見ている。それよりも、蓮舫氏が代表としての器かどうかに疑問がある。
小池百合子東京都知事と同様に、蓮舫氏も「大年増の厚化粧」に変わりない。一見、美人げに見えて、歯に衣着せぬ発言などが注目されているが、政策論議となれば別だ。重要政策について、どの程度の知識と経験があり、ゴタゴタの政党を統率して巨大与党に対峙できるかが課題だ。
報道によると、蓮舫氏は過去にいくつかの問題発言をしている。1992年の朝日新聞では、「わたしは二重国籍」と述べている。その翌年の93年にも、同紙で「在日の中国(台湾)籍」であることを明言している。
同年の週刊現代の対談記事の中で、「二重国籍」を認めている他、女性誌のCREAでは97年に「自分の国籍は台湾」であることを明確にしている。調べれば、それ以外にも自らの立場について語っているケースがあるのかも知れない。
国籍に関しては、国により制度が異なっている。国際結婚に限らず、誰の子としてどこで生まれたかによって扱いが違う。一般に属人主義、属地主義と言われている。前者は、血統主義で日本人の子は、どこで生まれようと日本人という考えだ。アジアやドイツ、イタリアなどではこの方式を採っている。後者は出生地主義で、米国、英国、フランスなどで、何人であろうと生まれた所の国民という発想だ。
娘は英国で生まれた。生まれ落ちただけで生活体験はほとんどない。日本人の両親から生まれているにも関らず、英国籍を取ることが可能だ。日本の国籍法により、娘は日本国籍を自動的に所有するが、21歳までに英国籍の手続きをすれば、英国籍が取得できる。その段階で日本国籍は失われる。
米国では放棄しない限り、権利は失われないようだが、いずれでも二重国籍とはならない仕組みだ。子どもが米国で生まれ米国籍を持っていれば、移民ビザが与えられ、両親の永住権も取り易い。これを利用して、多くの中国人富裕層が米国に拠点を築いているのが現状だ。
ややこしいのは、台湾だ。同国の国籍法では、放棄するには当局の許可が必要だ。蓮舫氏の場合、放棄手続きをしていなかったため、台湾籍も生きているということになる。中国の国籍法では、外国籍を取得すれば、その段階で自動的に中国籍の権利はなくなる。中国の国籍法で対応すれば、蓮舫氏は、日本国籍を取得した時点で、中国籍は消えているということになる。
国際的に台湾は国家ではなく中国の一地域であるということだ。どちらの国籍法に従うかで、対応が異なる。蓮舫氏の国籍問題は、日本、中国、台湾の複雑な関係の狭間に存在する。ワガハイの見解は、日本で生ま育ち、日本人としての常識を持って生活していれば、「日本人」である。蓮舫氏に関しても、単なる手続き上の不手際に過ぎない。
政治家であるなしに関らず、法律違反は許されるべきではない。国会で、与党などから厳しく追及を受けることになろうが、蓮舫以外にも山ほど似たような事例があるはずだ。国籍問題は、世間が騒ぐほどのことにはならないだろうと見ている。それよりも、蓮舫氏が代表としての器かどうかに疑問がある。
小池百合子東京都知事と同様に、蓮舫氏も「大年増の厚化粧」に変わりない。一見、美人げに見えて、歯に衣着せぬ発言などが注目されているが、政策論議となれば別だ。重要政策について、どの程度の知識と経験があり、ゴタゴタの政党を統率して巨大与党に対峙できるかが課題だ。
by everyoung
| 2016-09-20 13:43
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