2016年 10月 12日
判断の材料に |
食品加工品についての原産国表示が、来年にも原則的に義務づけられることになった。国内で製造された全ての食品が対象となる。環太平洋経済連携協定(TPP)対策を話し合う自民党のプロジェクトチームが提言。先に閣議決定されていたのを受けて、政府が素案をまとめた。
口に入れるものは、見た目や臭いなどで判断できれば、食うのは躊躇う。問題は表面だけでは、内容が分からないものがあることだ。薬漬けで栽培されて、農薬などが残っているケースや、遺伝子組み替えで人工的に作られたものが混じっている。素人には見分けが付かない。
食材はまだしも、加工品となるともっと複雑だ。成分などが表示されているが、どこでどうしてつくられたのかは、一般には見当が付かない。今回の措置では、加工品の中の原材料がどこの国で作られたものなのかを表示するようになる。
これまでは、加工度の低い干物や漬け物など22の食品群・4品目に限って、食品中の重さが50%以上を占める原材料についてのみ原産国表示を義務づけているに過ぎなかった。これが、50%に満たないものでも、重さが1位の原材料について原産国を表示。原産国が複数あれば、重量順に3位までの記載を義務付けることになった。
加工品の原材料原産国に関しては、ほとんど分からない状態であった。少なくとも今回の措置で対象が広がることになり、消費者にとっては判断材料が多くなることは間違いない。それでも、国名が判明するだけだから、その国の生産事情などは、特別に「勉強」でもしない限り、安全性を確認するのは困難だ。
知人が、庭で沈丁花を大事に育てていたが、うっかり踏んで折ってしまった。この沈丁花は特別で、赤い花を咲かせる珍しい種類だとか。「なんとかならないか」と相談されて、ネットで探したら、少し値が張るが手に入れることができた。知人が喜んだのは言うまでもない。
植物に詳しい別の知人に後で聞いたら、珍しくも何でもないそうだ。どんな色の花でも、遺伝子組み替えで作ることが可能だという。本人が有り難がっていれば、他人が余計なことを言う必要はないかも知れない。草花なら別に問題はないが、食べ物となると心配だ。
米国は、輸出する農産物が遺伝子組み替えによるものかどうの表示を拒否している。生理、医学上問題がなければそれで良いのだが、百%人間の健康上に支障はないとは証明されていない。消費者は、遺伝子組み替え食品が嫌なら、「米国産」の表示があれば、全て買わないことだ。
中国産もかなり怪しい。どうやって作っているのかはっきりしないことが多い。はじめから「中国産」とあれば拒否すればよいのだ。消費者は、原産国で判別するしかないので、国名を見て「オール オア ナッシング」で臨むのが一番安心だ。
(08年6月「甘いJAS法」など参照)
口に入れるものは、見た目や臭いなどで判断できれば、食うのは躊躇う。問題は表面だけでは、内容が分からないものがあることだ。薬漬けで栽培されて、農薬などが残っているケースや、遺伝子組み替えで人工的に作られたものが混じっている。素人には見分けが付かない。
食材はまだしも、加工品となるともっと複雑だ。成分などが表示されているが、どこでどうしてつくられたのかは、一般には見当が付かない。今回の措置では、加工品の中の原材料がどこの国で作られたものなのかを表示するようになる。
これまでは、加工度の低い干物や漬け物など22の食品群・4品目に限って、食品中の重さが50%以上を占める原材料についてのみ原産国表示を義務づけているに過ぎなかった。これが、50%に満たないものでも、重さが1位の原材料について原産国を表示。原産国が複数あれば、重量順に3位までの記載を義務付けることになった。
加工品の原材料原産国に関しては、ほとんど分からない状態であった。少なくとも今回の措置で対象が広がることになり、消費者にとっては判断材料が多くなることは間違いない。それでも、国名が判明するだけだから、その国の生産事情などは、特別に「勉強」でもしない限り、安全性を確認するのは困難だ。
知人が、庭で沈丁花を大事に育てていたが、うっかり踏んで折ってしまった。この沈丁花は特別で、赤い花を咲かせる珍しい種類だとか。「なんとかならないか」と相談されて、ネットで探したら、少し値が張るが手に入れることができた。知人が喜んだのは言うまでもない。
植物に詳しい別の知人に後で聞いたら、珍しくも何でもないそうだ。どんな色の花でも、遺伝子組み替えで作ることが可能だという。本人が有り難がっていれば、他人が余計なことを言う必要はないかも知れない。草花なら別に問題はないが、食べ物となると心配だ。
米国は、輸出する農産物が遺伝子組み替えによるものかどうの表示を拒否している。生理、医学上問題がなければそれで良いのだが、百%人間の健康上に支障はないとは証明されていない。消費者は、遺伝子組み替え食品が嫌なら、「米国産」の表示があれば、全て買わないことだ。
中国産もかなり怪しい。どうやって作っているのかはっきりしないことが多い。はじめから「中国産」とあれば拒否すればよいのだ。消費者は、原産国で判別するしかないので、国名を見て「オール オア ナッシング」で臨むのが一番安心だ。
(08年6月「甘いJAS法」など参照)
by everyoung
| 2016-10-12 12:48
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