2016年 11月 03日
面白くなった |
米大統領選が間近に迫ってきたが、勝敗の行方は分からなくなって来た。当初、民主党候補のクリントン氏が有利とされたが、トランプ氏の猛烈な追い込みが奏功しつつある。公開討論会でも、双方が足の引っ張り合いに終始。政策論議にはあまり深入りしなかった。最後まで予断を許さず、僅差の勝負になりそうだ。
女性蔑視問題などが指摘され、トランプ氏は青息吐息でクリントン氏に水を開けられていた。それが土壇場で盛り返してきたのは、クリントン氏のメール問題が再浮上したためだ。選挙戦直前になり、米連邦捜査局(FBI)が動き出したのが切っ掛けだ。
過去の大統領選では、「オクトーバーサプライズ」という言葉があり、選挙直前に予想が覆ったケースがある。ブッシュ氏やオバマ氏の時もそうだったが、今回も「逆転劇」の可能性が出て来た。いずれの大統領候補も似たようなもので、不人気度は大差ないが、トランプ氏の方がより「リスク」高いと見られている。
トランプ氏の可能性が強まったことで、金融、為替市場では動揺が始まった。この数日の動きを見ても、ドルの対円相場が、トランプ氏の優勢を嫌気して急落している。トランプ氏が大統領になれば市場は混乱。これが「ドル売り」に繋がっている模様だ。
クリントン氏が勝利すれば、基本的には現政権の延長であり、多少の政策変化は予想されるものの、激変までは行かないだろうと見られている。トランプ氏だと予測がつかない。もっとも、実際に大統領になれば軌道修正もあろうが、「強い米国」をどう実現するのか、今のところ疑心暗鬼だ。
訳の分からない大統領だが、トランプ氏に期待できるのは、中国、ロシア、イスラム国(IS)、北朝鮮など価値観の異なる国に対し、どの程度強い姿勢で臨むかだ。日本にとって安全保障上差し迫った危機は北朝鮮の存在だ。何をするのか分からない国だ。
IS占拠地域の奪還を目指して、イラクやシリアで掃討作戦を展開しているが、北朝鮮に対しても、キムジョンウンのクビを獲るぐらいのことを考えてもらいたい。核実験やミサイル発射の度に「抗議」や「制裁」を続けているが、抜け穴だらけで効き目がないのが現状だ。
北朝鮮を封じ込めるのは簡単だ。糧道を断てばイチコロだ。そのためには、中国やロシアの本気度を試さなければならない。特に北朝鮮からの石炭輸出は、これまで何の影響も受けておらず、稼いだカネがドンドン核やミサイル開発の回っている。人道支援などもっての他だ。トランプ氏には、一気に北朝鮮を叩き潰すことを望みたい。
女性蔑視問題などが指摘され、トランプ氏は青息吐息でクリントン氏に水を開けられていた。それが土壇場で盛り返してきたのは、クリントン氏のメール問題が再浮上したためだ。選挙戦直前になり、米連邦捜査局(FBI)が動き出したのが切っ掛けだ。
過去の大統領選では、「オクトーバーサプライズ」という言葉があり、選挙直前に予想が覆ったケースがある。ブッシュ氏やオバマ氏の時もそうだったが、今回も「逆転劇」の可能性が出て来た。いずれの大統領候補も似たようなもので、不人気度は大差ないが、トランプ氏の方がより「リスク」高いと見られている。
トランプ氏の可能性が強まったことで、金融、為替市場では動揺が始まった。この数日の動きを見ても、ドルの対円相場が、トランプ氏の優勢を嫌気して急落している。トランプ氏が大統領になれば市場は混乱。これが「ドル売り」に繋がっている模様だ。
クリントン氏が勝利すれば、基本的には現政権の延長であり、多少の政策変化は予想されるものの、激変までは行かないだろうと見られている。トランプ氏だと予測がつかない。もっとも、実際に大統領になれば軌道修正もあろうが、「強い米国」をどう実現するのか、今のところ疑心暗鬼だ。
訳の分からない大統領だが、トランプ氏に期待できるのは、中国、ロシア、イスラム国(IS)、北朝鮮など価値観の異なる国に対し、どの程度強い姿勢で臨むかだ。日本にとって安全保障上差し迫った危機は北朝鮮の存在だ。何をするのか分からない国だ。
IS占拠地域の奪還を目指して、イラクやシリアで掃討作戦を展開しているが、北朝鮮に対しても、キムジョンウンのクビを獲るぐらいのことを考えてもらいたい。核実験やミサイル発射の度に「抗議」や「制裁」を続けているが、抜け穴だらけで効き目がないのが現状だ。
北朝鮮を封じ込めるのは簡単だ。糧道を断てばイチコロだ。そのためには、中国やロシアの本気度を試さなければならない。特に北朝鮮からの石炭輸出は、これまで何の影響も受けておらず、稼いだカネがドンドン核やミサイル開発の回っている。人道支援などもっての他だ。トランプ氏には、一気に北朝鮮を叩き潰すことを望みたい。
by everyoung
| 2016-11-03 18:14
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