2019年 01月 27日
心の闘い |
テニスの全豪オープンで日本の大坂なおみ選手が優勝。いきなり世界ランキングもトップに躍り出た。まだ21歳。これからどこまで伸びるが楽しみだ。先の全米オープンに続く世界4大マッチ2連覇となる。
ずっと見たわけではなが、楽勝ではなかった。第一セットはタイブレークをものにしたが、第二セットはリードしながらも、途中で失速。第3セットも、すぐに追いつかれる展開で、休憩の後あたりから漸く本来の調子を取り戻した。
テニスに限らず、スポーツはかなりメンタルな面が作用する。大坂もかねて精神面での弱さが指摘されていた。大試合で、日本人だけでなく世界が注目している中、緊張感を維持するのは大変なことだ。
大坂は、3歳で渡米し、ほとんどを米国で過ごした。テニスの技術も米国で培った。日本生まれで、国籍も日本だが、日本語はロクに話せない。見てくれが外国人そのものだ。日本では、最近一見「外国人」らしき見える日本人が増えて来た。国際化が進んだ証拠なのか。
メンタル面について、大坂は「3歳児」並と言っていたが、最近、何とか4歳になったと冗談を飛ばし、先日は5歳まで成長したと述べていた。相当な強靭な精神がなければ、長時間の試合には耐えられない。
日本語が不自由なこともあって、大坂はメンタル面について「インナーピース」という言葉を屡々使っている。日本語で言えば、内なる「冷静さ」「平常心」「平静さ」などと訳されるが、実際の感覚はどういうものかわからない。
恐らく、自分自身で気持ちを落ち着かせることを言っているであろう。もっとも、気分を鎮めるだけでは試合には勝てない。闘争心も必要だ。今後、この言葉が流行るかもしれない。まだ、ことしが始まったばかりだが、「流行語大賞」の候補になりそうだ。
親父は若い頃、テニスをやっていた。県大会にも出たようなことを言っていた。当時は、テニス人口も少なく、親父程度の実力でも、そこそこ戦えたのだろう。硬式ではなく、軟式だ。ラケットがあったので、子どもの頃、時々振ったことがあるが、なぜかテニスを本気でやる機会がなく、今でも下手だ。大坂に刺激されて、これからテニス人口がさらに増えるかも知れない。
by everyoung
| 2019-01-27 19:48
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