2019年 08月 03日
修復困難 |
安倍晋三政権は、予定通り韓国を輸出優遇措置(ホワイト國)のリストから外す手続きを決めた。28日から実施する。国際法を無視、国同士の約束事を守らないようでは、信頼に値する国ではない。他のアジア諸国と同様に「普通の国」の扱いにするのは当然だ。むしろ遅きに失する感だ。
リストから外れても、輸出手続きが少し煩瑣になり、品目のチェックがこれまでより厳しくなることが予想されるが、モノ自体の流れが止まるわけではない。少なくとも、日本の対韓輸出企業にとっては、影響は軽微であろう。
ムンジェイン大統領は、今頃になって慌てふためいている。日本側の決定が伝わると、臨時閣議を開き、日本側を厳しく批判。併せて対抗措置なるものを発表した。その内容は、世界貿易機関(WTO)への提訴準備の加速や、対日輸出への優遇措置取り止めなどだ。
日本の対応にムンさんは、「盗人猛猛しい」「大きな声で騒ぐ状況を座視できない」「今後発生する事態の責任は全て日本政府にある」「無謀だ」「警告する」などと、言葉だけは威勢だけはよい。改めて言うまでもないが、責任転嫁そのものだ。
ドロボーは、逃げながら「ドロボー、ドロボー」と叫ぶと、周辺は、別人がドロボーだと錯覚する。それを利用して、本物のドロボーはまんまとドロンすると言われている。ムンさんは、自らの立場を弁えてからモノを言うべきだ。
一連のムン政権の対日批判の背景には、大統領選を控え、日本を共通の「敵」にすることで支持率を上げたいとの目算があるようだ。それにしても一連のムン発言は穏やかではない。一国のトップとして極めて不適切で、河野太郎外相ではないが「無礼」そのものだ。
こう言う態度を続ける限り、ムン政権と日本との関係は修復はしないであろう。一般的な韓国内の世論は別として、韓国経済界の皮膚感覚の方は少しはマシだ。このままの日韓関係が続けば、着実に韓国経済は疲弊する。それが現実のものになって初めて気付くようでは遅い。誰も助け舟は出さないであろう。
by everyoung
| 2019-08-03 09:11
| 言いたい放題
|
Comments(0)