2006年 10月 02日
裏金意識 |
地方自治体の不祥事は今に始まったことではない。それにしても次から次に、よくもまあ問題が発覚することだ。驚きを禁じ得ない。
岐阜県の事件では、行政職員の6割近くが処分を受けた。かつての北海道に次ぐ規模で、これは尋常ではない。岐阜県の場合、たまたま表沙汰になったが、同じような事例は他にも多いと見ざるを得ない。
第一の問題は、公金を扱うという自覚が全くない点だ。このブログでも何度か指摘したが、そもそも役人は金を儲ける必要がない。使うことだけを考えればよい。どう使うかを政策として決めて配分するのが役割だ。自ら汗を流して稼いだ金でないから、使い方もいい加減になる。公金の元は税金であり、住民の金である。使い方を役人に委託しているにすぎない。公金を「自分の金」だと錯覚する輩がいるから事件になるのだ。
第二は、隠蔽だ。政策は間違うことがある。環境が変わり手直しする必要もある。役人は自ら手掛けた仕事は最後まで正当化する習性がある。絶対に「過ち」を認めようとしない。不都合なことは発覚しない限り隠そうとする。そのためにどれだけ無駄な資金が流出したか分からない。
次に重要な点は、罪を犯したという意識が役人にはないことだ。何も裏金問題に限ったことではないが、不祥事全般についてみても自分の犯した罪の重さを感じていない体質を持っている。組織として「当たり前」のように罪を重ねているケースが目立つ。
ではどうすればよいか。一つは金の流れを監視する態勢を強化することだ。すでにオンブズマンなどのような制度があるが不十分である。もう一つは社会的制裁をこれまで以上に加えることだ。日本は法治国家であり過度な対応には無理があるかも知れないが、諸外国では、致命的な処分を科すところもある。「金利を上乗せして返済すれば済む」といった程度では甘過ぎる。
岐阜県の事件では、行政職員の6割近くが処分を受けた。かつての北海道に次ぐ規模で、これは尋常ではない。岐阜県の場合、たまたま表沙汰になったが、同じような事例は他にも多いと見ざるを得ない。
第一の問題は、公金を扱うという自覚が全くない点だ。このブログでも何度か指摘したが、そもそも役人は金を儲ける必要がない。使うことだけを考えればよい。どう使うかを政策として決めて配分するのが役割だ。自ら汗を流して稼いだ金でないから、使い方もいい加減になる。公金の元は税金であり、住民の金である。使い方を役人に委託しているにすぎない。公金を「自分の金」だと錯覚する輩がいるから事件になるのだ。
第二は、隠蔽だ。政策は間違うことがある。環境が変わり手直しする必要もある。役人は自ら手掛けた仕事は最後まで正当化する習性がある。絶対に「過ち」を認めようとしない。不都合なことは発覚しない限り隠そうとする。そのためにどれだけ無駄な資金が流出したか分からない。
次に重要な点は、罪を犯したという意識が役人にはないことだ。何も裏金問題に限ったことではないが、不祥事全般についてみても自分の犯した罪の重さを感じていない体質を持っている。組織として「当たり前」のように罪を重ねているケースが目立つ。
ではどうすればよいか。一つは金の流れを監視する態勢を強化することだ。すでにオンブズマンなどのような制度があるが不十分である。もう一つは社会的制裁をこれまで以上に加えることだ。日本は法治国家であり過度な対応には無理があるかも知れないが、諸外国では、致命的な処分を科すところもある。「金利を上乗せして返済すれば済む」といった程度では甘過ぎる。
by everyoung
| 2006-10-02 12:09
| ハラ立ち日記
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