2006年 10月 04日
報道姿勢 |
新聞を見ていると、最近になって飲酒運転がやたらに増えているような印象を持つ。そこら中で飲酒運転による事故が続いている。しかも加害者が、役人や警官など公的立場の人たちが目立つ。
飲酒運転については、ワガハイも先月触れたばかりだ。福岡市での追突事故で3人の幼い子供が亡くなったことが切っ掛けだ。たまたま公務員が飲酒運転して起こした事故だったため大きな話題になった。だからといって交通事故全体に対する飲酒運転による事故件数が増えるのはおかしい。これだけ世間の糾弾を受けているならむしろ減ってもおかしくない。公務員の加害者だけが急に増えるわけでもあるまい。
増えたような印象を持つのは、新聞が狙い撃ちで取り上げるからだ。一般的に報道機関は、話題になったものを中心に追っかける。社会的価値判断より世間が関心を持つかどうかで決める傾向がある。新聞は売れるし、テレビは視聴率が高まるからだ。
新聞社のデスクは、出先や地方支社局に対し「同種の事件を細かく拾って記事にしろ」と指示しているに違いない。福岡での事故があろうがなかろうが、死人がでるほどの大事故なら報道対象となるのは当然だ。加害者が公務員だとか、飲酒運転が原因だとかは直接関係ない。今回は福岡市の悲劇をメシのタネにし、公務員と飲酒運転を結びつけることで「大変だ大変だ」と騒いでいる。本来なら「ボツ」になっていた記事まで掲載されることになる。その結果、新聞を見る方は「公務員による飲酒運転」が随分多いのではないか、と錯覚する。飲酒運転は、加害者の職業とは全く関係のないことだ。
こうした新聞の傾向は、他のケースでもよくあることだ。姉歯、ホリエモン、プール排水口、シンドラー騒ぎなどはそれに当たる。一時は同じテーマを一斉に競って報道するが、いつの間にか忘れられて消えてしまう。これが日本の「ヤジ馬新聞」の報道姿勢である。
飲酒運転については、ワガハイも先月触れたばかりだ。福岡市での追突事故で3人の幼い子供が亡くなったことが切っ掛けだ。たまたま公務員が飲酒運転して起こした事故だったため大きな話題になった。だからといって交通事故全体に対する飲酒運転による事故件数が増えるのはおかしい。これだけ世間の糾弾を受けているならむしろ減ってもおかしくない。公務員の加害者だけが急に増えるわけでもあるまい。
増えたような印象を持つのは、新聞が狙い撃ちで取り上げるからだ。一般的に報道機関は、話題になったものを中心に追っかける。社会的価値判断より世間が関心を持つかどうかで決める傾向がある。新聞は売れるし、テレビは視聴率が高まるからだ。
新聞社のデスクは、出先や地方支社局に対し「同種の事件を細かく拾って記事にしろ」と指示しているに違いない。福岡での事故があろうがなかろうが、死人がでるほどの大事故なら報道対象となるのは当然だ。加害者が公務員だとか、飲酒運転が原因だとかは直接関係ない。今回は福岡市の悲劇をメシのタネにし、公務員と飲酒運転を結びつけることで「大変だ大変だ」と騒いでいる。本来なら「ボツ」になっていた記事まで掲載されることになる。その結果、新聞を見る方は「公務員による飲酒運転」が随分多いのではないか、と錯覚する。飲酒運転は、加害者の職業とは全く関係のないことだ。
こうした新聞の傾向は、他のケースでもよくあることだ。姉歯、ホリエモン、プール排水口、シンドラー騒ぎなどはそれに当たる。一時は同じテーマを一斉に競って報道するが、いつの間にか忘れられて消えてしまう。これが日本の「ヤジ馬新聞」の報道姿勢である。
by everyoung
| 2006-10-04 23:14
| ハラ立ち日記
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