2007年 01月 26日
低レベル |
関西テレビが、番組をねつ造したことが尾を引いている。この番組はフジテレビ系列で放映された「あるある大事典」とかいうものだが、ワガハイは見ていないので内容はあまりよく分からない。
テレビが番組をねつ造したり、「やらせ」をやってもそう驚かない。もともとその程度のものだとの認識があるからだ。視聴者を引きつけるための「おもわせぶり」の番組も多い。霊感や宝物探し的なものもそうだ。比較的真面目な硬派の番組でも、初めから「筋書き」を作ってそれに沿った進行をするので大した議論にならず、参加者が皆「そうだそうだ」で話が終わり、面白くない。
「あるある・・」が問題になった時、爆笑問題の太田光がテレビのあり方について、「三流雑誌並か、そうでないかが問われる」との趣旨の発言をしていた。お笑いが真面目な顔をしてこんなことを言っているのでおかしかった。
滑稽なのは、フジテレビ系列つまりサンケイグループ以外のメディアが、鬼の首でも取ったようにしつこく報道していたことだ。良く解釈すれば「自戒」を込めたものだろうが、過去の事例や経過を見れば、人様のことを批判する立場にはないだろう。
もう一つ気になるのはスポンサーの判断だ。民放テレビの番組は、企業がスポンサーになることで成り立っている。視聴率が高い番組は、特に最終消費材を扱う企業にとってはうま味がある。企業の宣伝部は、巨額の経費をテレビにつぎ込むのはそのためだ。
今回の事件では、スポンサーの「花王」が降りることになり、番組も中止されることになった。「花王」の判断は、企業イメージの低下を恐れたためであろう。一般に、民放テレビ番組には低レベルのものが目立つ。いずれも立派な企業がスポンサーになっている。企業の宣伝部は、視聴率を重視するが番組内容については寛容である。
もともとテレビは、三流雑誌やスポーツ紙並の娯楽媒体である。公共の資源である電波を利用しているので何かあれば世論は騒ぐが、そうでなければ視聴者は「無知なる集団」に過ぎない。今後、メディアが多様化して宣伝媒体の選択肢が増えれば、民放もバカな番組の垂れ流しだけではメシが食えなくなるだろう。
テレビが番組をねつ造したり、「やらせ」をやってもそう驚かない。もともとその程度のものだとの認識があるからだ。視聴者を引きつけるための「おもわせぶり」の番組も多い。霊感や宝物探し的なものもそうだ。比較的真面目な硬派の番組でも、初めから「筋書き」を作ってそれに沿った進行をするので大した議論にならず、参加者が皆「そうだそうだ」で話が終わり、面白くない。
「あるある・・」が問題になった時、爆笑問題の太田光がテレビのあり方について、「三流雑誌並か、そうでないかが問われる」との趣旨の発言をしていた。お笑いが真面目な顔をしてこんなことを言っているのでおかしかった。
滑稽なのは、フジテレビ系列つまりサンケイグループ以外のメディアが、鬼の首でも取ったようにしつこく報道していたことだ。良く解釈すれば「自戒」を込めたものだろうが、過去の事例や経過を見れば、人様のことを批判する立場にはないだろう。
もう一つ気になるのはスポンサーの判断だ。民放テレビの番組は、企業がスポンサーになることで成り立っている。視聴率が高い番組は、特に最終消費材を扱う企業にとってはうま味がある。企業の宣伝部は、巨額の経費をテレビにつぎ込むのはそのためだ。
今回の事件では、スポンサーの「花王」が降りることになり、番組も中止されることになった。「花王」の判断は、企業イメージの低下を恐れたためであろう。一般に、民放テレビ番組には低レベルのものが目立つ。いずれも立派な企業がスポンサーになっている。企業の宣伝部は、視聴率を重視するが番組内容については寛容である。
もともとテレビは、三流雑誌やスポーツ紙並の娯楽媒体である。公共の資源である電波を利用しているので何かあれば世論は騒ぐが、そうでなければ視聴者は「無知なる集団」に過ぎない。今後、メディアが多様化して宣伝媒体の選択肢が増えれば、民放もバカな番組の垂れ流しだけではメシが食えなくなるだろう。
by everyoung
| 2007-01-26 21:48
| 言いたい放題
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