2007年 05月 11日
危険遊具 |
いつものことだが、誰かが犠牲になって初めて実態が判明する。吹田市の「エキスポランド」で発生したジェットコースターの車軸破断事故もそうだ。遊園地の運営業者だけではなく、監督官庁を含め、かなりいい加減な対応をしていたことが分かった。
ワガハイは、幸か不幸かジェットコースターなるものには乗ったことがない。相当のスピードで急勾配を上下するのでスリル満点だろう。子供が小さい時に、付き合って乗る機会があったかもしれないが、未だ眺めるだけに終わっている。
運輸の世界には危ないものが多い。飛行機はもちろんのこと、鉄道、自動車、船舶など一つ間違えば命を失うものばかりだ。いずれも、現代の生活に不可欠なものばかりで、遊び道具のジェットコースターなどとは根本的に設計思想が異なる。
今回の事故では、検査方法やメンテナンスの仕方などが取り沙汰されている。目視や金槌で叩いて見るだけでは、激しい運動を繰り返す可動部品の状況を的確に把握することは困難であろう。定期的な分解チェックが必要で、二重三重の安全確認をしなければならない。
遊具は面白さを追求する。危険と隣り合わせの限界まで挑戦するために、頻度の高い安全確認が求められるのは当然だ。それであっても百パーセントの保障はない。必ず、見落としや想定外の不具合が発生する。
この欄でも何度か「フェールセーフ」の考え方を述べたことがある。事故を未然に防ぐために最大限の努力をするのは当たり前だが、起きた場合にどう対処するかがそれ以上に重要である。「フェイルセーフ」は、設計段階で配慮しておくべき要素である。
機械は、壊れたり、誤作動することを前提に考えておかねばならない。万が一障害が発生したり、誤作動した場合には必ず「安全側」に倒れるように設計しておくことが不可欠だ。セイフティネットや命綱のようなものだ。
今回のジェットコースターの車軸事故を見る限り、「フェイルセーフ」の発想はないようだ。あれば、車軸が折れて突っ込んでしまう前に、異常を感知して急制動が掛かるか、何らかの「安全系」の機能が作動し、大事に至らずに済んだであろう。
産業機械や運輸機関などには、「フェイルセーフ」の機能が盛り込まれているのが普通だ。遊具は危険そうに見えても、その対策はあまり施されていないのが実態だ。検査や補修だけをいくら強化しても、危険は完全には回避できないのだ。
ワガハイは、幸か不幸かジェットコースターなるものには乗ったことがない。相当のスピードで急勾配を上下するのでスリル満点だろう。子供が小さい時に、付き合って乗る機会があったかもしれないが、未だ眺めるだけに終わっている。
運輸の世界には危ないものが多い。飛行機はもちろんのこと、鉄道、自動車、船舶など一つ間違えば命を失うものばかりだ。いずれも、現代の生活に不可欠なものばかりで、遊び道具のジェットコースターなどとは根本的に設計思想が異なる。
今回の事故では、検査方法やメンテナンスの仕方などが取り沙汰されている。目視や金槌で叩いて見るだけでは、激しい運動を繰り返す可動部品の状況を的確に把握することは困難であろう。定期的な分解チェックが必要で、二重三重の安全確認をしなければならない。
遊具は面白さを追求する。危険と隣り合わせの限界まで挑戦するために、頻度の高い安全確認が求められるのは当然だ。それであっても百パーセントの保障はない。必ず、見落としや想定外の不具合が発生する。
この欄でも何度か「フェールセーフ」の考え方を述べたことがある。事故を未然に防ぐために最大限の努力をするのは当たり前だが、起きた場合にどう対処するかがそれ以上に重要である。「フェイルセーフ」は、設計段階で配慮しておくべき要素である。
機械は、壊れたり、誤作動することを前提に考えておかねばならない。万が一障害が発生したり、誤作動した場合には必ず「安全側」に倒れるように設計しておくことが不可欠だ。セイフティネットや命綱のようなものだ。
今回のジェットコースターの車軸事故を見る限り、「フェイルセーフ」の発想はないようだ。あれば、車軸が折れて突っ込んでしまう前に、異常を感知して急制動が掛かるか、何らかの「安全系」の機能が作動し、大事に至らずに済んだであろう。
産業機械や運輸機関などには、「フェイルセーフ」の機能が盛り込まれているのが普通だ。遊具は危険そうに見えても、その対策はあまり施されていないのが実態だ。検査や補修だけをいくら強化しても、危険は完全には回避できないのだ。
by everyoung
| 2007-05-11 15:13
| ハラ立ち日記
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