2007年 12月 02日
年末宝くじ |
毎年この時期になると、年末ジャンボ宝くじが話題となる。昔に比べれば随分当たる本数が増えたものだ。それでも当たらない。当たらないから買わない。買わなければ当たるわけがない。
東京・有楽町駅前の売り場はいつも長蛇の列だ。かつて何本も1等が出たとかで有名である。「また出るかもしれない」という期待感がある。縁起をかつぐ人もいるだろう。並ぶ人が多いということは、売れる枚数もかなりなものだ。売れる数が多ければ、その売り場で1等が出る機会も高くなる。好循環を繰り返すことになる。
「また出る」可能性に賭けるのは「順張り」の発想である。博打は「出目」を追うのが鉄則である。ワガハイの経験からもそうだ。宝くじは、当たる確立が最も低いギャンブルともいえる。何度も1等が出ていれば、「もう出ないだろう」と考え、別の売り場で買う人は「逆張り」の発想である。
株式市場では、個人投資家のかなりの部分がネットを利用している。そのほとんどは「逆張り」をしている。下がったら買って、上がったら売るパターンだ。プロは「順張り」が一般的だ。エコノミストやアナリストも「順張り」を主張する人が大多数だ。
宝くじは夢を買うものかもしれない。夢なら「捨て金」と思い、何枚か買っておく方が楽しみが増える。ワガハイの弟は、50万円当てて記念に家具を買った。サラリーマン時代、職場の先輩が1000万円当てた。本人はそれを知った時、びっくりして飛び上がった。着地した途端に冷静さを取り戻し、周りの人に「言わないでくれ」と頼んだ。当然、たちどころにみんなが知るところになった。彼はその後、気まずくなったのか退社した。
職場の仲間で何度か「グループ買い」したこともあった。少しの金で多くの枚数が買えるので、当たる確率が高まる。年末ジャンボではなかったが、ある時、組違いの1等が当たった。前後賞に比べ、組違いは額が少ない。50万円だったように記憶している。グループ20人で分けると大したことはない。次に全額投資して「一攫千金」を狙おうということになった。結果は全てパーになった。
プライベートな面では、ことしはあまりいいことがなかった。宝くじ売り場の前を通る度に、「せめて年末ぐらい運が向いて来ないかな」と買いそうになる。これは「逆張り」の最たるもので、主旨に反する。やっぱり止めておくか。かくして「億万長者」になれるチャンスがことしも逃げていく。
東京・有楽町駅前の売り場はいつも長蛇の列だ。かつて何本も1等が出たとかで有名である。「また出るかもしれない」という期待感がある。縁起をかつぐ人もいるだろう。並ぶ人が多いということは、売れる枚数もかなりなものだ。売れる数が多ければ、その売り場で1等が出る機会も高くなる。好循環を繰り返すことになる。
「また出る」可能性に賭けるのは「順張り」の発想である。博打は「出目」を追うのが鉄則である。ワガハイの経験からもそうだ。宝くじは、当たる確立が最も低いギャンブルともいえる。何度も1等が出ていれば、「もう出ないだろう」と考え、別の売り場で買う人は「逆張り」の発想である。
株式市場では、個人投資家のかなりの部分がネットを利用している。そのほとんどは「逆張り」をしている。下がったら買って、上がったら売るパターンだ。プロは「順張り」が一般的だ。エコノミストやアナリストも「順張り」を主張する人が大多数だ。
宝くじは夢を買うものかもしれない。夢なら「捨て金」と思い、何枚か買っておく方が楽しみが増える。ワガハイの弟は、50万円当てて記念に家具を買った。サラリーマン時代、職場の先輩が1000万円当てた。本人はそれを知った時、びっくりして飛び上がった。着地した途端に冷静さを取り戻し、周りの人に「言わないでくれ」と頼んだ。当然、たちどころにみんなが知るところになった。彼はその後、気まずくなったのか退社した。
職場の仲間で何度か「グループ買い」したこともあった。少しの金で多くの枚数が買えるので、当たる確率が高まる。年末ジャンボではなかったが、ある時、組違いの1等が当たった。前後賞に比べ、組違いは額が少ない。50万円だったように記憶している。グループ20人で分けると大したことはない。次に全額投資して「一攫千金」を狙おうということになった。結果は全てパーになった。
プライベートな面では、ことしはあまりいいことがなかった。宝くじ売り場の前を通る度に、「せめて年末ぐらい運が向いて来ないかな」と買いそうになる。これは「逆張り」の最たるもので、主旨に反する。やっぱり止めておくか。かくして「億万長者」になれるチャンスがことしも逃げていく。
by everyoung
| 2007-12-02 23:19
| 言いたい放題
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