2008年 01月 07日
落葉焚き |
神仏に対する信仰心はまるでないが、ここ何年か初詣だけはしている。家族が集まった段階で近くの神社に行くことにしている。ことしは、三が日には行けなくて少し後になった。ここでの楽しみは、前年のお札を燃やした火にあたりながら、甘酒を飲むことだ。
直に火にあたるのは珍しくなった。最近では初詣のときぐらいだ。家では煮炊きにガスを使っている。日常生活では、この青火を除けば火には縁がない。それも数ヶ月でIHに替える予定である。そうなれば、室内からは火の気が全くなくなる。タバコも吸わないので、火災の原因は電気系を別にすれば一応なくなることになる。
ワガハイは田舎で育ったこともあり、火や煙には懐かしさを覚える。房総半島をバイクで転がしていると、たき火や野焼きにお目にかかることがある。たき火の暖かさと煙の臭いが何とも言えない郷愁をさそる。
昔は、正月が終わると飾りものや供え物を田んぼで焼却する風習があった。田舎では「とんどさん」と呼んでいた。ここで、みかんを食べながらモチを焼いて食べた想い出がある。この行事が終わると春を迎える気分になる。この風習は、所によってはまだ残っているかもしれないが、都会周辺では見られない。
「廃棄物の処理および清掃に関する法律」といったうるさい規制がある。生活環境に与える影響について、焼却場所や焼却物についてさまざまな制限を課している。そのために団地や学校などで焼却炉を設けて、廃棄物を焼くようなことはできなくなった。
かつて田舎では、燃えないもの以外はほとんど自宅で焼却していた。単に燃やすのではなく、風呂や窯の燃料となった。そこら辺のゴミを集めて燃やせば、五右衛門風呂は簡単に沸いた。燃料リサイクルがそれなりにうまく機能していたのだ。
「垣根の垣根の曲がり角、たき火だたき火だ落葉たき・・」という歌がある。巽聖歌が作詞し、渡辺茂が作曲した童謡だ。遠い昔の情景だが、今でも落葉などを庭先で焼くことはできなくはない。消防法や都道府県の条例に従った上での話だ。煙や煤で近隣に影響が出れば、民事の問題になる。やっかいな世の中であることには間違いない。
環境汚染や温暖化、二酸化炭素などと世間は大騒ぎするが、伝統的な生活風習がそれほど大きな原因になっているとは考えにくい。エネルギー消費型の産業構造や、個人生活の変化が環境を大きく悪化させた。江戸時代の消費文化は高水準にあったと言われる。リサイクル率が90%以上で、捨ててしまうものはあまりなかった。原油価格の高騰を機に、もう一度「自給自足」の可能性を見直した方がよい。
直に火にあたるのは珍しくなった。最近では初詣のときぐらいだ。家では煮炊きにガスを使っている。日常生活では、この青火を除けば火には縁がない。それも数ヶ月でIHに替える予定である。そうなれば、室内からは火の気が全くなくなる。タバコも吸わないので、火災の原因は電気系を別にすれば一応なくなることになる。
ワガハイは田舎で育ったこともあり、火や煙には懐かしさを覚える。房総半島をバイクで転がしていると、たき火や野焼きにお目にかかることがある。たき火の暖かさと煙の臭いが何とも言えない郷愁をさそる。
昔は、正月が終わると飾りものや供え物を田んぼで焼却する風習があった。田舎では「とんどさん」と呼んでいた。ここで、みかんを食べながらモチを焼いて食べた想い出がある。この行事が終わると春を迎える気分になる。この風習は、所によってはまだ残っているかもしれないが、都会周辺では見られない。
「廃棄物の処理および清掃に関する法律」といったうるさい規制がある。生活環境に与える影響について、焼却場所や焼却物についてさまざまな制限を課している。そのために団地や学校などで焼却炉を設けて、廃棄物を焼くようなことはできなくなった。
かつて田舎では、燃えないもの以外はほとんど自宅で焼却していた。単に燃やすのではなく、風呂や窯の燃料となった。そこら辺のゴミを集めて燃やせば、五右衛門風呂は簡単に沸いた。燃料リサイクルがそれなりにうまく機能していたのだ。
「垣根の垣根の曲がり角、たき火だたき火だ落葉たき・・」という歌がある。巽聖歌が作詞し、渡辺茂が作曲した童謡だ。遠い昔の情景だが、今でも落葉などを庭先で焼くことはできなくはない。消防法や都道府県の条例に従った上での話だ。煙や煤で近隣に影響が出れば、民事の問題になる。やっかいな世の中であることには間違いない。
環境汚染や温暖化、二酸化炭素などと世間は大騒ぎするが、伝統的な生活風習がそれほど大きな原因になっているとは考えにくい。エネルギー消費型の産業構造や、個人生活の変化が環境を大きく悪化させた。江戸時代の消費文化は高水準にあったと言われる。リサイクル率が90%以上で、捨ててしまうものはあまりなかった。原油価格の高騰を機に、もう一度「自給自足」の可能性を見直した方がよい。
by everyoung
| 2008-01-07 10:12
| 言いたい放題
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