2008年 07月 18日
野茂の功績 |
大リーグで活躍した野茂英雄投手がついに引退を決意した。日本人としては残念だが、栄光のイメージがつよいだけに醜態を晒してまでやってもらいたくない。年齢的にも、肉体的にも限界だったかもしれない。
日米野球界における野茂の功績は大きい。野茂の影響で、多くの日本人プロ野球選手が大リーグに転出する切っ掛けをつくったと言っても過言ではない。野球界全体で見ると、日米間にはまだ実力の差があるが、お陰でその差は接近しつつある。
野茂は無愛想な選手だが、「プロ」の役割を弁えており、ファンサービスでも評価できる面が多い。一部に、ファンを無視したような態度をとる有名選手がいるが、野茂はそうではない。野茂は引退にあたり、「悔いが残る」旨の発言をした。
野球選手の中には、往生際の悪い選手もたくさんいる。実質「野たれ死に」していながら、「野球人生悔いなし」とか、立派な言葉だけを残して去るものが多い。野茂の発言は、正直であり、本音であろう。かつての「野茂」が、現出できなくなった歯痒さがあるからだ。
ニューヨークヤンキースに松井秀喜がいる。彼はスラッガーで強打者だ。このようなタイプの選手は大リーグには山ほどいる。その中で目立っていくのは大変だ。他の多くの日本人野球選手も同様に、大リーグ並の実力を備え、野球のスタイルも似たようなものだ。
変わり者の一人が野茂だ。あのトルネードスタイルは大リーグを驚かせた。野茂はそれを武器に実績を積み上げ、一時ヒーロー的存在となった。ことしの彼の投げ方は、以前のトルネードではなくなっていた。つまり「普通の投手」になってしまった。これではもう通用しない。
もう一人の変わり種はイチローだ。彼は実にミートがうまい。加えて足がある。あのスタイルでヒットをどんどん稼ぐ選手は、大リーグには珍しい存在だ。大リーグは、野茂やイチローに戸惑い、彼らに翻弄された。
今後も松井のようなオーソドックスタイプや、野茂やイチローのような個性派が入り交じり、米国を目指すことになろう。いずれがいいというわけではないが、プロの世界では「アッ」と驚くようなことをするのも必要だ。野茂は、一つの好例を示したと言えよう。
日米野球界における野茂の功績は大きい。野茂の影響で、多くの日本人プロ野球選手が大リーグに転出する切っ掛けをつくったと言っても過言ではない。野球界全体で見ると、日米間にはまだ実力の差があるが、お陰でその差は接近しつつある。
野茂は無愛想な選手だが、「プロ」の役割を弁えており、ファンサービスでも評価できる面が多い。一部に、ファンを無視したような態度をとる有名選手がいるが、野茂はそうではない。野茂は引退にあたり、「悔いが残る」旨の発言をした。
野球選手の中には、往生際の悪い選手もたくさんいる。実質「野たれ死に」していながら、「野球人生悔いなし」とか、立派な言葉だけを残して去るものが多い。野茂の発言は、正直であり、本音であろう。かつての「野茂」が、現出できなくなった歯痒さがあるからだ。
ニューヨークヤンキースに松井秀喜がいる。彼はスラッガーで強打者だ。このようなタイプの選手は大リーグには山ほどいる。その中で目立っていくのは大変だ。他の多くの日本人野球選手も同様に、大リーグ並の実力を備え、野球のスタイルも似たようなものだ。
変わり者の一人が野茂だ。あのトルネードスタイルは大リーグを驚かせた。野茂はそれを武器に実績を積み上げ、一時ヒーロー的存在となった。ことしの彼の投げ方は、以前のトルネードではなくなっていた。つまり「普通の投手」になってしまった。これではもう通用しない。
もう一人の変わり種はイチローだ。彼は実にミートがうまい。加えて足がある。あのスタイルでヒットをどんどん稼ぐ選手は、大リーグには珍しい存在だ。大リーグは、野茂やイチローに戸惑い、彼らに翻弄された。
今後も松井のようなオーソドックスタイプや、野茂やイチローのような個性派が入り交じり、米国を目指すことになろう。いずれがいいというわけではないが、プロの世界では「アッ」と驚くようなことをするのも必要だ。野茂は、一つの好例を示したと言えよう。
by everyoung
| 2008-07-18 12:05
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